エアロi講座(笑) kag 2001/02/20 04:25:22 ├講習ステップ2その1〜旋回概念〜 kag 2001/02/23 00:34:36
Re: エアロi講座(笑) |
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kag 2001/02/23 00:34:36 | |
講習ステップ2 その1〜旋回概念〜 さて、皆さんは普段どういう旋回をしているでしょうか? 今回の講習は理想的な旋回と、その発展系として旋回テクニックの 2つを、2回に分けてレクチャーしたいと思います。 まず、飛行機には「理想旋回速度」というのが存在します。 旋回をする際に「速度を落として、旋回半径を小さくすればいいんでないの?」とお思いの方、それは半分間違っています。 速度を落とした分、旋回半径は小さくなりますが、旋回速度そのものが 下がってしまうからです。 計器上部の「方位計」を見ながら旋回してみて下さい。 速度350ノット付近からの旋回だと、方位計が勢いよく回転してるのが 解ると思います。それに対し、速度200ノット付近での旋回は 方位計の回転が350の時よりも遅いのが解りますね。 つまりこれは、旋回半径だけ見れば200ノットでの旋回の方が 半径は小さくなりますが、旋回に要する時間を考えると 350ノットでの旋回の方が、旋回自体は早いわけです。 200の旋回よりも350の旋回の方が早いわけですから…旋回半径は 大きくなるものの、結果的には350が200を回り込めることが 可能になるわけです。 飛行機という乗り物は、常に前進しないと何も行動が出来なくなる ということを忘れないで下さい。 常に前進し、前進しているからこそ旋回も出来るわけです。 ただし、Gの存在が有るので、600ノット付近での高速旋回は 前に行こうとする力に対し大きなGが発生し、反発するので Gで頭打ちを食らってしまい、旋回が遅くなるわけです。 この「G」と旋回半径、旋回時間を考慮したものが 「理想旋回速度」なわけです。 引き続き旋回テクニックの講習に入ります。 |
└その2〜回避旋回テク「ラダ−で騙せ」 kag 2001/02/23 01:38:01 └次回投稿を熱望(笑)(T/O) リガズィ 2001/03/11 00:56:03