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乙女のゲームのススメ Vol.3 シェンムー第一章

前回の予告どうり、今回は
「シェンムー第一章」がテーマです。

この作品はけっこー賛否両論のようですね。
あたしは正直言ってこの「第一章」だけで
評価云々はむずかしいですね。

しかし「シェンムー第一章」という名のソフトが
一つのパッケージソフトとしてリリースされて
いるので、仕方ないですね。

まずやはりこの作品の裏側に
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」が
ちらちらと、見え隠れするのは、
あたしだけでしょうか?

あの箱庭感覚はまさしく「時のオカリナ」の
中で感じたものと、よくにています。

ただ「シェンムー第一章」は、細かな所の
詰めが甘い為に、えらく底が浅く感じてしまいます

たとえるなら、ガシャポンデータ、
クジの景品データの流用付加。
時間の概念をあまりにもゲームの中心に
据えてあるために、やりこみプレーの
やりずらさ。
特にガシヤポンのデーターが各ファイルで
統一できないために、コレクション意欲が
そがれます。

それに売り文句であった「自由」も
たいした幅を持ち合わせてはいないし
感じるは「不自由」の方が多いのでは?

たしかにグラフィックはかなりのもの
でしたが、肝心のゲームがそこらへんからの
寄せ集めばかりで「シェンムー」独自の
発明が見受けられず、豪華判幕の内弁当の
ように、ここが出さなくても、すぐどこかから
販売するでしょうねって感じです。

それに豪華判も時には大衆を満足させることも
できますが、それは単品で勝負しているところ
以上のクオリティを詰め込むネタ一つ一つに
達成させねばなりません。

単品で勝負しているところ以下のネタを
詰め込んでみても、それは豪華判にあらず
ただの寄せ集めに成り下がります。

はっきり言って「シェンムー第一章」に
限って言えば、集めてきて詰め込んだネタは
それぞれ本家のクオリティには到底およばず
しかも独創性が見受けられないので、
どこにでもよくある「寄せ集めゲーム」です。

たしかに「独創性」と一言で言い放ってしまうのは
無責任かもしれません。
実際、完全なオリジナルなどは中々現れは
しませんしね。
ただどこかに元が有ったとしても
その元となる物のクオリティを越えた場合
その時点で新しい物の誕生と言っても
よい場合もあると思います。

アイデアとクオリティの責めぎ合いの中から
生まれてくるのが現代のもう一つの
オリジナルの形なのではないでしょうか?
あくまで私見ですが。

なにはともあれ「シェンムー」は
「第一章」だけで、結果をだすのは
早すぎると個人適にはおもいます。

「第二章」以降が正念場だと思います。

今回も長くなりましたが、
最後まで読んでくださって
ありがとうごいます。

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もらえると、嬉しいです。

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