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乙女のゲームのススメ Vol.11 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面

今回は初めての試みです。

なんと発売前のソフトの話題で
この日記を進めていくことにトライ
してみます。

しかし何分実物が、手元にないので
前作を振り返りつつ、今現在で判明
している情報から『ムジュラ』を
分析し、尚かつ『ゼルダ』を通して
『宮本』氏が提唱する『ゲーム』に
ついて、古参ユーザーのこだわりコラムを
展開していきたいと思います。

まず私の『ゲーム』とは?から
入らせてもらいます。

みなさんは『ゲーム』って
なんだとお考えでしょうか?

私にとって『ゲーム』に一番必要な
物は『任意性』です。
残念な事に最近ではこの『任意性』を
まったく考慮しない『ゲームもどき』が
多数目につくようになってきました。
(有名どころではFF7もそうでしたね)

『任意性』をわかりやすく表現すると、
私がモニターの前に座りコントローラー
を握る意義というところでしょうか。

つまり誰がプレイしてもその『過程』と
『結果』が同じであるなら
わざわざ時間を裂いてまでプレイ
することに意義は見えませんし、
それは本来『娯楽』であるはずの
『ゲーム』から滑り落ちた『もどき』
としか、思えません。

そこで、『ゼルダ』です。
『時のオカリナ』です。

この作品は『任意性』の嵐でした。
発売当時はいわゆる
『時間さえあればだれにでもクリアー出来る』親切(笑)設計のRPGに慣らされた人たちから
「難しい」「ヒントが少ない」
「何をしたらいいのか解らない』
などの意見を多数目にして、
すこし心配になりました。

どんな『心配』かというと
『簡単』で『謎を考えることなく』
『何をするかまで決められた世界』が
今のゲームユーザーのニーズなのかと
思い、非常に焦りました

それでは、折角の『遊び』も
楽しめないだろうに、、、

『時のオカリナ』はそういう意味で
プレイヤーに一つの楽しみ満載の世界を
プレゼントしてくれました。

『悩む』楽しさ。
『見つける』楽しさ。
『解る』楽しさ。
『存在する』楽しさ。
『楽しさ』を作り出す、楽しさ。

そこにあるのは一つのフェイクな世界。
それなのに『息遣い』が聞こえてくる『世界』

川の匂いや早朝の凛とした空気。
山の鼓動。湿った風。凍える手足。

完全な作り物の世界なのに
そこにいる 実感。
命を感じる世界。

自分でプレイしてこそ
作られる世界の存在感。

私は別に『任天堂』狂でもなければ
『反大作』派でもありません。

ただあまりにも『ゲーム』として
『ゲーム』が持つ『ゲーム』本来の
本質を『時のオカリナ』が
私達に提示してくれたので
古参のゲームユーザーとして
「そうですね。やっとたどり着けましたね」
「ここに来たかったのですよ』と
素直に感激しているのです。

『時のオカリナ』って人がプレイしてるのを
後ろで見ていると、この作品が
『キング オブ ゲーム』だと良く解ります。

人によって全然『過程』が違うですよね。

そしてこの作品『攻略本』の類を
手にしてしまった途端『面白さ』が
激減するんですよね。

私も当時は苦労しました、、、
ゲーム雑誌で『ゼルダ』の文字を見かける度
「やべ!」って感じで一気にページ
飛ばさないといけなくて、、、

しかし、そういう外からの情報を
一切遮断してプレイしてた為に
ひとつだけ、えらく苦労した事があります。

カカリコ村の風車のニワトリ、、、(笑)
まんまとハメられました。

クリアしてからもずっとそのニワトリの
意味に悩まされ(笑)
あっち飛び(笑)こっち飛び(笑)
お面被ったり(笑)オカリナ吹いたり(笑)
フライングブーツで距離かせいでみたり(笑)

でもこういう所が『ゲーム』なんですよね。
人とは違う自分だけが歩いたと実感
出来る世界。

変な言い方ですが、この『時のオカリナ』で
最後『ガノン』をしとめた時に
「自分だからクリアー出来た」と感じました
誤解を受けやすい表現ですが、
私と同じように攻略本などに一切見ずに
クリアーした人なら、なんとなく判って
もらえるのではないかと思います。

そんな風に思ってしまえる位の
『達成感』が沸き上がってくるんですよ
この作品。

こんな作品の続編『ムジュラ』は
やはり期待大の作品ですね。

今現在で判っている情報から
すると、また『宮本』氏は新しい試みを
私達ユーザに提示してくれるようです。

しかし今回の試みの目玉である
リアルタイムリミットには賛否の
否が多く寄せられそうな予感がします(笑)

先に書きましたように
最近のゲームはユーザーに負担を
与えない形でのシステムを作る傾向が
強くあるので、また戸惑う人が
沢山でるかもしれませんね。

ただ『宮本』氏は常々おっしゃています。

「今までにあった物を豪華にして、世に出すつもりはありません。豪華にするほうが簡単なのですが、それよりもせっかく作るのなら新しい遊びを開発したいんです。苦労性なんですね(笑)」

この言葉に『宮本』作品の深さがすべて表現されていると、私は思います

やっぱり、私は欲張りで
常に「もっと楽しいこと」を求めています。

だから、おのずと『宮本』作品に魅せられます。

今回の『ムジュラ』に興味を
お持ちになられた方は、ぜひとも
『時のオカリナ』をまずプレーしてみて下さい

そして『悩んで』沢山『苦労』して
その度事の『達成感』をぜひとも自力で
感じてください。
それでクリアーされましたら
きっとまだ『ハイラル』から
帰りたくないと感じるでしょう。
でも安心♪『ムジュラ』があります。

今回『ムジュラ』をプレイされるに
あたって以外と大切な事は
プレイヤー自信のマインドスキルアップ
かもしれませんね。

ゲームはどんどん進化していきますから
私達もそれにあわせスキルアップしないとね

もうそろそろ『親切設計』という名の
『与えられるだけの演出』から抜け出して
『自分が作りだす演出』の世界へ
踏み出してみましょう。

きっとそこには、
ホントにうまそうにミルクを飲むリンクが待っていますよ(笑)

今日の最後はPSのヒット後に一気に増えた
ライトユーザー、、、、
私の回りにも結構いるのですが
そういう人達とゲームの話しをする時に
私がよく言う言葉で締めさせて頂きます。

「凄いゲームはもういらない。面白いゲームが欲しい」

追加・・・今後も時折『ゼルダ』を通して見た
『ゲーム』とは? を書いていこうかなと
思ったりしてます。

それと『ムジュラ』関連も何度かはここに
書くと思います。

感想&御意見などありましたら
ぜひ「げすとぶっく」の方に書き込ん下さい。

視野拡大や励みとさして頂きますので。

今日はいつにも増して熱かったかな?(笑)

電脳熱血娘 ですから、、、(笑)

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