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乙女の思い出話し Vol.1 境目

始まりました。思い出話しです。

あたしも思い出を語る歳になったか、、、(^^;

な~んてね、暗いトーンで始めてどうする!?
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

さてと、『思い出話し』第一弾と云うことで
やっぱ『つかみ』は重要でしょうから
結構珍しいと思われる出来事から
おっぱじめていきまふ o(^-^)O

皆さん『雨』と『晴』の境目って
見たことありますか?

そうです。こっちから向こうは『雨』で
ここは『晴』って感じのマジな境目。

あっ、、、、、。「嘘付きみっけ」って
言わないで(^^;

この話しすると、いつも『嘘だぁ~』って
言われるけど(T-T)本当の話しなの。

正確に言えば『雨』と『晴』の境目を
見たのでは無く、その境目に居たのです。
そうです。未知との遭遇気味です。

あれは、私が小学3年生の夏休み真っ只中の
よく晴れた日でした。

午前中のプール学習を終えてから
誰も居ない校庭でひとしきりフリーキックの
練習をして程良く疲れてきた体を日影に横たえ
一休みしていた頃、午後からのプール学習に
上級生が集まってきました。

そんな上級生の姿を見て、ようやく13:00を
過ぎた事を知り、自分のお腹が空腹である事に
気付き、サッカーボールを用具室に片付けて
帰ろうと正門に向かって歩いてた時に忘れ物に
気付きました。

図書室に返す為に持ってきた『本』を
そのまま持ち帰る所だったのです。

空腹がいつもより激しく『昼食』を
求めていましたが、気付いてしまった事ですから
仕方なく足を図書室に向けました。

借りてた本を返却したらすぐ帰るつもりでしたが
つい書棚から本を取り出し読み耽ってしまい
フト時計に目をやると15:00近くになって
しまってました。

流石に空腹も限界で、て言うか時計を見た途端に
急激に空腹感が襲ってきて、途中まで読んでた本
の貸出カードに名前を記入して本を鞄にしまい
ヘロヘロ気味で校舎を出て再び正門に
向かいました。

丁度その頃、午後のプール学習を終えた
上級生の人達も着替え終えてゾロゾロと
正門から出ていってる最中でした。

私の通ってた小学校は正門を出て
道が北と南の二手に分かれていて、殆どの生徒は
大通りに繋がる南側の150~200mの
うねった一本道を通って帰宅していきます。

私もその南側の道を大通りに抜けて帰る
コースなので、いつもと変わらぬ路なりを
歩いてました。

その日はとても暑く
アスファルトはフライパンのごとく熱っせられて
照り返しでクラクラするくらいでした。

そんな道をテクテクと半分程まで進んだ頃に
正門がある北側の方で甲高い叫び声が幾つも
あがるのが聞こえて、何気に振り返ると
その悲鳴に近い声がどんどん近づいて来るのです

『?』と思った瞬間。
私の視界に入ってきたのは、今自分が通って来た
アスファルトの路面が物凄い勢いで変色する
光景でした。

正直『恐怖』でした。
あまりの恐ろしさに訳が解らなくなり
とにかく『逃げないと!!』と思い、必死で
走りました。真剣半泣きだったと思います。

何歩くらい走ったでしょうか、、、?
10歩、いや5歩くらいかもしれません。
ただ本人にしてみれば、必死だったので
ハッキリとは思い出せません。

憶えているのは走り出した私の背中越しに
たしかに何かが迫ってくる気配を感じた事です。

心の中の『恐怖』が頂点に達っしかけて
口から何かしら叫び声を発しかけた次の瞬間
いきなり私は頭の先から足の下まで一気に
ズブ濡れになりました。

「ほえ?」
私は何のこっちゃ訳分からんまま
ズブ濡れに、、、。

放心状態の私の視界には
まるで侵食されていくかのように
アスファルトが私から見て、手前から奥
そしてその先へとスケールで計ったかのように
雨に濡れて変色していきました。

私はあまりの恐怖だった為、腰砕けになってしまい
ズブ濡れのまま、その場にヘタリ込んでしまい
「雨に追いかけられるなんて、、、」と
ただ々々、呆然としていました。

その時の雨は少し、しょっぱかったです。

以上が『雨』と『晴』の境目のお話しでした。

どうです?信じられます?

う~~ん。信じられないって言われても
仕方ない話しなのかもしれないのですが、、、。

完全なる実話です。

一度、遠くから『晴』と『雨』の境目を
見たと云う人と話しをした事はありますが
私と同じ様に境目に居たと云う人の話しは
まだ一度も聞いた事がありません。

もしこの『日記』を見て、自分も経験あるよって
云う人がおられましたら、是非『げすとぶっく』に
カキコしてくらはい。

結構貴重な体験だと思うので
同じ経験者同士で、あの独特な『恐怖』感に
ついて語り合いましょう(笑)

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