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乙女の思い出話し Vol.2 ミラクルにゃ

おいっス!
天然爆烈娘の今日の日記は『思い出話し』で
いくっス。

一昨日の『マジ日記Vol.12』からの流れを
そのまま引き継いだ(?)ドジ話しを、、、。

そもそも、あたしはかなりの天然娘らしくて
人が言うには、さらにミラクルを呼ぶ女とも
呼ばれていまふ。

そうです。何故か突然、笑いの神様が降りてきて
信じられないようなミラクルを裂烈させるのにゃ

あれは、小学2年か3年生の秋口のミラクルでし
た。

あたしは子供の時、男の子とばかり遊ぶ
ヤンチャ娘で、その日も近所で走り回って
遊んでいました。

ひとしきり遊びきった夕方の4時頃
あたしは自転車で別の友達の家に向かってました

何をそんなに急いでいたのかは
今では記憶も薄れていて、思い出せません。

ただ、とにかく自転車で激走していました。

たしかに子供用の自転車でしたけれど
それは兄の自転車だった為
そこそこのインチ数はあったと思います。

そんな自分には少々大き過ぎな自転車を
友達の家へと走らせていた時です。

住宅街から商店街へと抜けていく道の入り口と
云った感じの路地にあたしは激走スピードのまま
飛び込んだ瞬間、目の前に『軽トラック』が出現
(向こうからしてみれば、あたしの方がいきなり
出現したのでしょうが、、、)

「おぁ!!」っと思った瞬間、ブレーキなんて物
使う時間もありませんでした。

『ドンッ!』と音がした途端、あたしの視界には
空と地面が、あっちゃこっちゃとグルグル回る
風景が飛び込んで来て、『ヤバイ』と思った
次の瞬間、あたしは『ガコ~ン』と云う
轟音と共に視界が暗くなりました。

??????、、、。人の話し声が聞こえます。
何が起きたのか、良く理解できませんでしたが
良く目を開けて見ると、自分の顔の前に足が
あります。足のスネがすぐ目の前にあるんです。

「Cちゃ~ん」「Cちゃ~ん?」「Cちゃ~ん」
と、おじさんの声がしていました。
(勿論、後で判ったのですが、その軽トラに乗っ
ていたのは、顔馴染みの近所の酒屋のおじさんで
した。)

「Cちゃ~~~ん」と、何度もあたしを呼ぶ声に
応えようと思い声を出そうとしましたが、何故か
とても息苦しくて、胸がつっかえてる感じがして
「ううう~~~」「うっ」「ううぅ~う」と
唸り声の様な声しか出ませんでした。

遠くで「消えたよ、、、」とか
「どこいったんだ!」「どうなされたんですか?」
「いや、今小さな女の子とぶつかって、、」とか
色々と話し声が聞こえるのですが、、、
肝心の返事が思うように出ない為、とても不安に
なってきてました。

すると、突然女の人の声で
「きゃーー!靴、、靴が浮いてる、、、」と
叫んでいるのが聞こえました。

『靴?』あたしは何気に靴と聞こえたので自分の
足で有るであろう、目の前のスネの先を目で
たぐると、「あっ!空!?」
「靴が頭の上に、、、空もある、、、」

そこから急にパニック状態にあたしはなりました

自分の状況が判らない恐さとでも言いましょうか
とにかく混乱状態に陥りました。

あたしが「うぅ~~」と、もがいていたその時

「Cちゃん!」と頭の上から声がしました。

さっきまで『空』が見えていたそこには
いつもジュースを「内緒だよ」と言って
あたしにくれる酒屋のおじさんの顔がありました

あたしは、とにかくこの訳の判らない
状況から抜けだしたくて、必死でおじさんに
「うぅぅ~~~」「うう~!」と言葉にならない
声を発して助けを求めました。

おじさんは「よし!今出してやるからな!」と

うん?、、、「出してやるからな」???

そうなんです、、、、。
あたし、ある物に入り込んでいたのです。

事の次第はこうです。

路地を徐行速度で走る『軽トラ』に
激走速度のまま、私が正面から自転車で突っ込み
偶然にも車の全面部分の底と地面までの間が
私が乗っていた自転車の前輪の直径と同じだった
のです。

そして私の方から突っ込んだ為に後ろに
吹き飛ばされずに、前にふっとんだんです。

そうです。まるで鮮やかな一本背負いを
食らったように、クルっとね、、、。

そして車のフロントガラスに当たって更に
バウンドしたんですが、、、
ここで一つ目のミラクルが、、、、。

フツーそのバウンドで弾かれて
車の前に落ちますが、最初の一本背負い(笑)の
打点が高かったのでしょう、、、。

さらに私は車の後方。つまり『荷台』の方へと
バウンドしたんです。

ここで2つ目のミラクルが、、、、。

酒屋の車の荷台と言えば
大体、ビールケースなどが、積み込まれている
ものですが、その時は運良く(?)
ケース類は少なく、代わりと言っては変ですが
少し大き目の『寸胴鍋』が積み込まれていたので
す。

[寸胴鍋]
よくパスタとかをゆでる時に使う円筒型の鍋。
業務用ではラーメンのスープを作るのに
用いられる程の大きなものもある。
この文中では出てくる『寸胴鍋』は
中位の大きさの物と思われます。

その積み込まれていた『寸胴鍋』に
一寸の狂いもなく、おしりから『スポッ』っと
着地(?)して、体がコの字になったまま
身動きが取れず、もがいてた訳です。(*'-'*)ゞ

ははは、、、ミ、ミラクルなりね、、、(^^;

おじさんに鍋を横にしてもらい
さらに鍋の底を持ち上げてもらうと

『ズズズッズリッズズズッ』といった感じで
鍋から体が抜けていきました。

しかし、本人はまだパニック状態から
完全には抜け出せていなかった為に
体が半分程、鍋から出た途端に一刻でも早く
自由の身になりたかったんでしょうね、、、。

自力で出ようと暴れ出してしまって、、、。
なまじ上半身と膝から下が自由になった為
『自分で抜け出す!』とでも思ったのでしょう。

しかし。そうは旨く事は運ばないものです。
大人しく身体を『コ』の字にして
おじさんに任せておけばいいものを
自分の力で出ようとした為に身体が
『コ』の字から『く』の字になってしまったん
ですよ、、、。

そしたら途中で抜けなくなってしまい
(当たり前やっちゅうねん)
さらにパニック状態に、、、。

『寸胴鍋』から上半身と太股の中間位のまでの
部分を出してバタバタと暴れる始末で、、、

まるで、、、ヤドカリですな(^^;

おじさんが「暴れたらあかん!」
「大人しくしたら、すぐ出したるから」と
言ってるのは聞こえていましたが
混乱してて、、、暴れまくりで、、、

『軽トラ』の荷台でお尻に寸胴鍋を付けて
シャカシャカともがいている様子といったら、、
ホント滑稽ですよね、、、(*'-'*)ゞ

「大人しくしなさい」の声を無視して
ギヤーギャー喚きながら、荷台の上で
お尻に寸胴鍋を付けて暴れるものですから、、、
他に積み込んであるビールケース類に当たるんで
すよね、、、ガンゴンゲンゴンと、、、、。

本人は必死なんですけど、、、
回りで見ていた人達には、面白い光景だったので
しょう。あたしが暴れて、鍋をあっちこっちに
ガンゴンゲンゴンとぶつけていると、次第に
クスクスと笑い声が聞こえてきて、、、(T-T)

その笑い声で余計パニックになってしまいました
(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)

おじさんが見兼ねて、暴れてる私を抑え込み
鍋を両手で抱えように持ち上げてくれると

『スポコンッ』ってな具合にお尻から『鍋』が
抜けて、ようやく自由の身に(*'-'*)ゞ

それから念の為と云う事で病院に連れていって
もらいましたが、幸いお尻に内出血がある位で
大事には至りませんでした。(*'-'*)ゞ

ホント一歩間違えたら、、、
大怪我をしていたでしょうに、、、。

笑いの神様、センキュ~~って感じですね(*^^*)

チャプリンもびっくりカモね(笑)

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