兼ねてより、セガ社が進めてきた、
ドリームキャスト事業『新構造計画』の1つで、一番先頭を切って具体的なプランが発表されていた、他メディアのドリームキャストフォーマットのライセンス提供。
その計画が、早速、表面化してきました。
セガは26日、3月末で生産を中止するか否かを昨年10月に打ち立てた『新構造計画』の青写真と照らし合せつつ、検討している、家庭用ゲーム機『ドリームキャスト』の技術仕様を、イギリスの『ペース・マイクロ・テクノロジー社』にライセンス供与することを明らかにしました。
イギリス『ペース』社は、自社生産しているデジタル放送を見るために必要なセットトップボックス(STB)にドリキャス技術を導入することを事実上決定しました。
これによりセガは今後、内外のパソコンや家電メーカーなどに積極的にライセンスを供与していく方針だという姿勢を一部の先走った報道により、混乱が生じている業界に対して、事実上の『ドリームキャスト』事業の継続を示したことになりました。
今回のようなライセンス供与を受けることで、パソコンメーカーなどはドリキャス用のゲームやインターネットサービスを利用できるパソコン、家電を生産することができるようになります。
[注]
『ペース』社は欧州最大のSTBメーカー。
このような、パソコン、及び家電メーカーが、
ドリームキャストフォーマットのライセンス契約を結ぶメリットは、家庭用ゲーム機である、セガ社の『ドリームキャスト』のソフト資産を容易に扱える商品を製造、販売出来るようになり、さらに、商品コンセプトとしても、より、デジタルエンターティメントに特化した商品として、アピール出来るという点が、新コンセプト商品難出の厳しい状況に直面している、国内外のパソコン、家電メーカーにとって、大きなメリットとなります。
このセガ社の『新構造計画』の将来性に、強く感心を寄せてるソフトメーカーも多数有るようです。
ソフトメーカーにとっても、この『ドリームキャストフォーマット』の波及が大きくなれば、リスキーに新たなマーケットに以降しなくとも、新たなマーケットが、ドリームキャスト経由で広がるということですから、新たな顧客獲得のビックチャンスだと、この『フォーマット』
ライセンス提供を歓迎する動きが有ります。
徐々に見えてきた、ドリームキャストの今後。
老舗の意地がハードメーカーという、枷を取り払ったことで、良い方向に『意地』を向けれ始めてきたって感じです。
今後も、さらに『セガ』の動向から目が離せません