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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.16 NINTENDO GAMECUBE発売日決定

任天堂は4月18日、同社の経営方針説明会
の場で今期7月に発売を予定していた
次世代コンシュマーゲ―ムハード
「NINTENDO GAMECUBE」の発売日を
延期すると同時に、同ハードの暫定的な
発売日を今期9月14日に決定した事を
公式にアナウンスしました。

尚、販売価格等についての詳細は、
同社が5月24日に開催を予定している
決算発表時に公表することも同時に告知されました。

さてさて、ついに具体的な数字が
出てきましたね。

今回の発売日を暫定的に発表した事による
各マスコミの反応は「延期」という表現を
一様に使っていますが、どうでしょう?

延期ですか?

あたしは、別に延期って思いませんですよ。

だって、任天堂ですよ(笑)

ファーストコールの期日のまま、
ハードを過去発売したことが有ります?(笑)

9月14日なんて、「あら意外に緒早いのね」
って感じです(笑)

それよりも問題は価格でしょう。

一応、5月24日に予定されている決算発表で
発表されるそうですが、ここでの告知が今後、
さらにもっと先の、シェア争いにとっての
重要な日になるでしょうね。

現在の業界での注目の話題と言えば
「xbox」でしょう。

つい先日も、セガ社が本格参入の意向を
発表したことにより、日本市場での
具体的なビジョンもユーザーに伝わり始め、
さらに、非公式ではありますが、本体価格も
300ドルを切る価格帯を提示するのでは?と
噂されています。

HDを搭載したDVDフォーマット搭載の
ハイスペックマシンが300ドル。

しかも、セガ、コナミ、カプコン等
日本ソフトメーカー最大手の参入。

化ける可能性も具体的な様相を見せ始めてます

一方、先陣を切った「PS2」は
その圧倒的な先の32ビット市場の
アドバンテージを受け、一気に不動の
トップシェアに君臨するであろうと
大方は予想をしていたようですが、、、

景気の低迷、目新しいソフトが
リリースされない為に起こっている
ゲーム市場の鈍性化の煽りをモロに受けて
PS2ソフト市場は混迷の度合いを強め
迷走しはじめてます。

実情、PS2陣営は、ハードは売れても
ソフトが売れない・・・といった
コンシュマー市場においての、最悪の経緯を
辿ってるのが現実です。

オーバースペックによる、開発側の経営的な
負担、そして、クリエイト分野への負担。

それらが、折り重なって、飽和状態に
陥っています。

それを一番敏感に感じているのが
PS2のお得意様でもあるライトユーザーです

この、流動票を、どの陣営が抱き込むかに
今後の市場再編の鍵が含まれているでしょう。

PS2のモロイ所は、、、、
不動票を獲得出来て無い所に有ると思います。

先に書きました「xbox」は
マイクロソフトと言う、ブランドユーザーと
セガユーザーの二つの不動票を発売前に
獲得しました。

これにより、市場での戦略も的を絞り易くなり
堅実な数字を叩き出せるようになったでしょう

確かに、セガはマルチプラットフォームを
提唱していますので「xbox」オンリーの
展開に固まるとは言いきれませんが
先のラインナップ発表を見ても、セガ社の
ビジョンの中心に有るのが「xbox」で有ると
いうのは、明白な事実と受け取れます。

ハードの思想から見ても、セガ社において
「xbox」は順当な転居先とし考えるのが妥当な
線でしょう。

そして、任天堂です。

任天堂は、低年齢層という、とても大きな
不動票を持っています。

この不動票の威力は、現行の任天堂の
コンシュマーハード「NINTENDO64」で証明
されています。

PS,SSのスタートから始まった
32ビット機の当時の次世代マシン競争の中で
最後発という、ハンデとソフト開発の難解さが原因での、ソフトタイトル不足による
明らかなアピールの弱さで、出足は大苦戦を
余儀なくされた「64」でしたが、それらの
不安を解消しきれないままであるのも拘わらず
一作品毎の完成度の高さと、低年齢層に強く
アピール出来る*遊べるソフトを提供する事で
乱世を生き抜き、ソフト販売別ランキングでは
以前として任天堂はTOPの座に君臨しています。

=====================
*「遊べるソフト」

任天堂社長 山内氏が提唱している
「ゲームは娯楽である」を頑なに貫き
任天堂は子供に「面白い」と感じてもらえる
ソフト制作を続けてきました。

ここで重要なのは子供が面白いと感じる物こそ
TOYSHOBBYとしての完成度が高く
大人も楽しめる一級品の娯楽だという事です。

「遊び」「遊ぶ」「楽しむ」に一番敏感で
且つ、残酷な程厳しい目を供えてるのが
いつの時代も子供なのです。

子供に受け入れられたゲームは
すべての年代に通じるってことです。
=====================

そのTOPに君臨しつづける任天堂の
さらに巧みなところは、ゲームでユーザーを
育てるっていう点でしょう。

つまり責任も転化させず、ましてや放り出さず
自ら招き入れた新規ユーザーの成長を促す
ソフト展開をしてきたのが任天堂の強みです。

ソニーは、確かにビジネスは上手かった。
しかし、それは目先のビジネスでしかなかった

PSの爆発的な普及に伴い、一般的にも
良く耳にするようになった単語に
「ライトユーザー」というものが有ります。

事実、PSはライトユーザーを沢山、
ゲーム市場に、引きこみました。

これには、拍手です。頭が下がります。

しかし・・・その後がいけなかった・・・

引きこむだけ引きこんで、、、
後の責任を・・・・放り投げてしまった・・・

判り易い例として、PSの爆発的な普及の
きっかけは、スクエア&エニックス参入の告知

それで、既存のゲームユーザーの大半の目を
PSに向けさせるのに成功。

そして、時期を同じくして、
口コミで大ヒットを記録した
「バイオハザード」と新機軸を全面に押し出し
アピールに成功した「パラッパラッパー」

この2作品で、沢山の新規ライトユーザーを
市場に引き込むことに成功。

だが、そこから・・・放りっぱなし・・・

今まで、ゲームを殆どしたことの無いような
新規ユーザーを引きこんだのに・・・・

リリースされる作品は、16ビット時代の
延長線上の続編ものばっかり・・・

取りこんだ新規さんにステップを用意しなかったんです。

後の責任はサードパーティまかせ(^^;

そいで、バイオ2で、なんとか持ち堪えて
FF7で、取り敢えず引き止めに成功。

音ゲーでの市場開拓も、類似作品の多発で飽和

そして、FF8を最後に、ゲームに飽きられ
市場は鈍性化・・・。

バイオ3もFF9も落ち込みは隠せず、
ライトユーザーにとって、事実上の最後の
PS作品がDQ7となったわけです。

あたしも。そうですが、ゲーム業界に常に
目を向けているマニアや業界人は、忘れがちに
なるのですが、ライトユーザーのゲーム購買の
速度っていうのは、あたし達マニアからすると
恐ろしいほど、鈍いんです。

そして、その購買のタイミングも非常に僅かな
一瞬の気紛れに近いものがあります。

メーカーは、その気紛れな目を、期待の目に
変えないと、市場は維持出来ません。

つまり、引きこんだお客さんを
その引きこんだ手で、成長を促してあげる
わけです。

それを得意、いや、戦略のど真ん中に
置いてるのが任天堂なのです。

だから、任天堂は「64」で生き抜けてこれたのです。

「64」のソフトタイトル数とミリオンや
ヒット作品の割合と云うものが、恐ろしい程
高いのも、このユーザーの意識を耕す戦略に
長けている為だからです。

その任天堂が満を持して、世に送り出す
同社初のディスク供給媒体メインマシンが
「NINTENDO GAMECUBE」です。
(DSは周辺機器という位置付けで処理させてもらいます)

さて、長々と話しに付き合って貰い感謝です。

肝心の価格ですが、敢えて断言しちゃいましょう。

24800円!!これで決定でしょう!

いっちゃった(笑)し~らない(笑)

一応、根拠はあります。

それは、任天堂社長 山内氏の
常々の発言の中に「ハードで損をする商売はしない。ハードで利益が見込める商売をする」

この発言を元に予想したのが、
24800円です。

まず、山内氏の発言を額面どおりに受け取ると
到底、24800円で販売出来る代物では有りません。

コスト面に利益を被せるなら・・・
5万円近くになってしまいます(^^;

そんな、価格設定でリリースされるはずは無く
氏の発言の中の「利益」をどう解釈するのが
妥当かと考えると、総合利益と取るのが
懸命な判断だと思い、この価格を予想しました

先に各方面に衝撃を与えた、セガ社の
DC生産中止の報道に伴い、DC生産による
赤字がクローズアップされましたが・・・

ハード売って赤字になるなんて、
そんなの、この業界では当然のことです。

FCもSFCもPSもDCもPS2も
み~~んな、ハードだけの収益決済をすれば
赤字です。真っ赤っかです。

当たり前です。

まるで、DCを赤字で生産したのがセガの
大ポカのように一部マスコミで扱われて
いますが・・・。

それは、嘘です(笑)大ボケです。
東●ポ並です(笑)

PS2が39800円で利益取れてるとでも
思ってるのでしょうか?(笑)

もし、そうなら・・・・ご愁傷様としか・・・
言えませんね・・・。

もっと、勉強してください>偽経済アナリスト

そもそも、家庭用ハード事業というのは
ソフトで利益を弾くのが、ビジネススタイルです。

ですから、本体が裁けないと、ソフトの売上が
見込めない。だから、流通しやすい価格設定で
本体を市場に送り出す。そうして、普及をみれば。ソフトの売上が跳ねる。イコール利益になる。

これが、基本の大前提です。

じゃ、なぜ、セガは崩壊したか・・ですが。

売れると見越してたんですよ。ハードが(-_-;)

だから、簡単に言うと、売れると思ってた
ハードの為の先行投資(ネット事業等)や
ソフト開発への莫大な費用転化・・・・

さらに、莫大な在庫を作ってしまい・・・
さばけなくなってしまったわけです。

いわば・・・手形が割れちゃったわけです。

俗っぽく言うなら・・・
「取らぬ狸の皮算用」ってやつです(-_-;)

ですから、セガの赤字は本体販売で生じる
赤字から生まれたものではないのです。

そういったことで、
ハードのみで利益というのは、非現実的ですし

後ろに控えてる「xbox」が、噂といえ、
300ドルを切る価格で出してくると言われてますから。

トータル的に、利益が望める(普及しソフトのペイが利益に跳ねる)価格帯という点から、
そして、まだ噂ですがPS2の値下げにも
先行対応出来うる価格帯として24800円を
あたしは、予想します。

どうでしょう?

確かに、29800円という価格も
可能性として、高いのですが・・・

アドバンスの好調な出足をそのまま
「NINTENDO GAMECUBE」に抱き込みたいでしょうし。

そうなると少しでも安い方が・・・ね

あ、でも、ソフト一本買って、30000円
っていう、22800円辺りってのも・・・
有るかも(^^;

う~~ん。でも、あたしは24800円!!

これで、決定!!

とっ、ここまで引っ張って、、、
長々書いておきながら・・・・

大外し・・・したら・・・(笑)

まっ、そんときは、ごめりんこって事で(笑)

では、今日はこの辺で充分でしょう(笑)
久し振り気味だね。こんな長いの(^^;

え?そうでもないって?
長いのはいつものことって?

わ、わ、わり~ね(笑)

今、調べたら、このテキスト
12KBだってさ(笑)

書きすぎやっちゅ~~ねん(笑)

あ、でも、過去最高は、確か22KBなので
まっ、いいじゃん(笑)
↑何が良いのかは謎

では、明日もここでお会いいたしましょう。
(会ってね♪)

そりでゅわ~~また明日~~~♪
(^-^)/

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