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乙女日記 Vol.111 やっとですか!?

って言うか、表向きだけの民営化の代償なんだけどね。

おっと、「いきなり、なんじゃらホイ?」ですよね(笑)

えっと、3日遅れの話題なんですが・・(^^;

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日本経済新聞社8月27日一面から

電話加入権料を廃止、基本料も引き下げ。

総務省は固定電話の新規加入の際に利用者が
支払う7万2000円の電話加入権(施設設置負担金)
について、支払い義務の廃止をNTT東西地域会
社に要請する方針だ。

国内電話網の整備が完了し、利用者の負担が過大
なうえ、国内外事業者の新規参入を促すために不
可欠と判断した。

4兆円とも見込まれる既払い分は解約時に一部を
払い戻すよう求める。

欧米に比べ割高な基本料金の引き下げも要請する

今回の方針は片山虎之助総務相の指示によるもの
で、情報通信審議会(同相の諮問機関)で具体案
を詰める。

NTT東西は答申に沿って料金改定案などをまと
める方向。

総務省は2002年度中の実現を目指す。

現在、電話に加入する場合、利用者は宅内工事費
用や契約料とは別に7万2000円の電話加入権を購
入する必要がある。

欧米などの10倍にも及ぶ高負担で、加入権のない
携帯電話に契約が流れ、利用者数は固定電話を上
回っている。

加入権料が不要になれば、新規加入や回線増設も容易になる。

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という事なんです。

はぁ~~。なんかさ・・・
何してるの?今更・・・って思いません?

ほんと、日本っていう国は、どうしてこんなにも
堕眠を貪るのが好きなんですかね・・・。

ま、NTTは企業ですけど・・・
実質、半民営、半国営って感じじゃないですか、
いまもって・・・。

たしかに、各事業で分社したので、
ようやく完全民営化か影が見えてきましたけどね

にしても、もう、どうしようもなくなってから
動き出して・・・・

呆れますよね(^^;

ま、なんでもそういう体質なんですよね・・・
この国は・・・。

今、世間で人気の「聖域無い構造改革」って
あるじゃないですか・・・

あのさ「聖域」作ってた時点で完全にアウトさ。

今、日本がどういう状況かって言いますと・・・

今、この瞬間に生まれた赤ちゃんにも、
500万強の借金があるんですよ・・・。

そう、勿論、このテキストを読んでる貴方にも
同じだけ借金があるんです。

その借金は減るどころか・・・年々上積みされて
いくんですよ、このままだと・・・。

なぜ、借金を背負わせられてるか?

それは、国の収入と支出のバランスがとれていな
いんです。

簡単な例にすると

貴方は1ヶ月に20万の収入があります。

そして、貴方が生活するの必要な生活費、
そうですね、家賃や光熱費、食費など
衣食住に関係する支出が1ヶ月25万必要って
ことになれば、足りませんよね?

じゃ、足りない分はどうするか?

切り詰めるか、借金をするかしかないですよね?

そうです。ここで借金を作りつづけたのが国です

国は1年間で国民から集められる税金が収入なわけです。

で、それ以上の国家予算を組みます。

では、足りない分は、どこから捻出するか?

それは銀行から赤字国債という名の架空の御金を
借り入れるわけです。

つまり手形です。

規模を大きくすると、話しが見えにくくなるので
単位を落としましょう。

100万円足りないから銀行に借りに行きます。

そこで、実際に100万円を借り入れる訳でなく
手形を発行してもらうわけです。

「貴方は●●銀行に100万借りました」という
紙を貰うようなものです(笑)

で、その手形で予算支出を補うわけです。

で、毎年、それを繰り返すわけですから・・・
ドンドン借金は増える一方なわけです。

「足りないなら、御金を刷ればいいじゃな?」
っと思われるかもしれませんが・・・

それを安易にしてしまうと・・・
大変なことになります・・・。

インフレが起きてしまうんです。

インフレを起してしまうと、為替ルートで
円が暴落し、輸入に依存してるこの国にとって
それは致命的な問題です。

インフレ?為替ルート?

インフレとは一定の価値があったものが、
そのバランスを崩しちゃうことです。

為替ルートとは、他国とのお金の交換レートです

A国に100枚のお金が存在したとします。
B国には1000枚のお金が存在したとします。

この両国のお金を等価値で交換するには
幾つと幾つを交換したら良いでしょう?

そうです。
A国のお金1とB国のお金10で等価値の交換が
出来るわけです。

しかし、A国が「お金が足りない」という理由で
お金を追加で400枚作ったとしましょう。

すると、どうでしょう?

そうですね。
今までB国のお金と交換するのにA国のお金は、
B国のお金の10%で交換できていたのが、
合計で500枚お金を所持してる為に50%に
交換率が低下してしまうわけです。

すると、A国の人が貯蓄していたお金は、
そのレート率の低下共に価値が下がってしまいます。

つまり、インフレが起きると、
国民の所得の価値は低下し、
賃金が上がらなければ、実質、給料が減るって
ことになるわけです。

ですから、よくニュースで円高、円安と言われて
いるのは、こういう仕組みなんです。

現実的に言うと、1ドルの商品を買うのに
120円ですむのと、150円必要では
どちらがいいですか?

当然、120円ですよね。

円高=円の価値が高くなり安くドルと交換出来る
円安=円の価値が下がり高くドルと交換しなければいけなくなる。

では、どうやって、円の価値を高くするか?

それは「円」の将来性や価値を上げて、
世界の投資家・企業に沢山、円を買ってもらうと
価値が上がるわけです。

しかし、この国の将来に価値があるでしょうか?

借金まみれ・・・。
その借金を返すのは国民の税金。

しかし、少子化で人口は増加しない・・・
つまり働き口が増えないわけです・・・

よく「自分たちが生きてる間には大丈夫」なんて
思ってる人も居るようですが・・・・

全然、大丈夫じゃないです・・・。

毎年、膨大な国家予算で借金は増え、
年々、人口は減少していって、一人が背負う借金
は増えていくのです。

肝心なのは、歳の順で、御亡くなりになられる
御年配の方が背負ってた借金はどうなるかです。

貴方が、ローン会社で借金をした場合、
契約の内容によりますが無担保で契約してるなら
死亡時にチャラになります。

しかし、国債は個人が背負っていますが、
その個人が死亡してもチャラにはなりません。

チャラになる時、それは日本国が解体され、
世界地図から「JAPAN」の文字が消去された時です

ソビエトがそうでしたね。

それこそ、今、国を動かしている立場の方こそ、
年齢的に「知ったこっちゃない」って感じでしょう・・・。

一番、重くのしかかってくるのは・・・
あたしたち世代なのです。

嫌ですね・・・。

でも、この国に住んでる限り、逃れられません。

これから、ドンドン税金は上がり
賃金上昇幅も目減りして・・・

あ~大変です。

この大変さは、もっと以前から十分に予期できた
ものです。

しかし、バブルという、アメリカ系の投資産業が
仕組んだ、一時的な好景気に浮かれ・・・

落ち込み始めても、バブルの幻影を追いかけ、
バブル時に戻す方法などという馬鹿げた妄想を
目先の小事の為に断行して、敢え無く轟沈し、
大事を早めた・・・。

対策を取らなければいけないのに・・・
老害と言っても差し支えないであろう政治家の
上の人達は見て見ぬ振りの堕眠を貪ってきた。

自分たちの生きてる内には痛みが伴わないからね

そんで、あたし達世代に、事を強大にして
押し付ける・・・。

で、もう、誤魔化しきれなくなって
「聖域ない構造改革」とか言ってる・・・

冗談じゃない!!

もう、手遅れじゃない・・・

今更・・・何をするっていうの?

つまり・・・まやかしなのさ・・・ってこと。

さて、冒頭はNTTの話から始まりましたが・・・
気が付けば、国情日記(笑)

でも、あたし達が背負って行かされる問題だから
いつか、書きたいって思ってたのよね。

で、NNTの加入権ですが、これも最初に話しとおり
遅過ぎる感は否めませんが・・・。

無料になるなら、ネットを使う上で、
通常のアナログ回線を1本余分に確保出来るので
ブロードバンドや、光ファイバーを導入しても
ソフトやハードの設定上、そのような回線では
端末の性能を発揮できないってことになっても
アナログの予備回線があるので、比較的安易に、
いや、実験的にと言った方が適切ですね(^^;

実験的に、新しい回線を導入しやすくなりますね

でも、早くて来年度からの実施を検討ですから、
可決されないかもしれないし、可決されても、
まだ、ちょっと先の話しですよね。

う~~ん。早く実施されて欲しいものです。

それでは、今日はこの辺で。
また、明日お会い致しましょう。

追記

インフレ、為替レート、国債などの記述は
かなり大雑把に書きましたので、細かい解釈は
省いてます。

例えば、インフレの好材料やデフレの仕組み。
レートの変動による、経済成長などなど・・・

そういう点までカバーしはじめると、別にHPを
作らないといけないくらいの勢いになりますので
省いています。

あしからず・・・。

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