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乙女の『うるちま』見聞録 其の三十九

11月30日の未明にウルチマには大規模なシステム
の追加が行なわれました。

今回、導入されたシステムは既に半年前から、告
知されていたもの等も含まれ、新たに用意された
新システムや以前からのバグの修正など、その変
更はかなり大規模なものとなってます。

そんな「大規模な」変更故に、導入後も様々な、
バグが多発してます(笑)

ま、バグを当然のことなんで、近日中に修正パッ
チが出るでしょう。

で、今回のパブリッシュ14の感想ですが、
更に初心者に優しい設計になったな~って感じです。

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*パブリッシュ14

UOのシステムデータの事をバブリッシュと言います。

そして「14」とは、14回目のシステムデータ
の追加&修正になると言う事です。

簡単に言えばVersion14ってことですね。
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新規アカウント取得者の初心者には、
新人プレイヤークエストというのが導入され、
かなり、ゲームの導入部の敷居を低くしました。

あたしが、デビューした時は、簡単な操作法と、
大まかなシステムを説明してくれるチュートリア
ルは有りましたが、そのチュートリアルを抜けた
ら、見知らぬ町の道端にポツンとと転送され(笑
それ以降は、ゲーム側から何も提示してくるもの
はありませんでした。

簡単に言うと、和製RPGに必ず存在する
「あれをやって」「これをやって」という
システム側からのプレイヤーへの干渉が一切無い
のです。

私的に、その非干渉が好きなので問題は無かった
んですけど、やっぱ、知らず知らずの内に日本制
の偽RPGに毒されちゃってる人多いと思うんです。

ロールプレイグとは、自分を仮想世界の人物に、
置き換えて、冒険するのがロールプレイングです

主人公が居て、関連人物が勝手に頼みもしてない
のに、イベント発生を促すきっかけを自働で開始
して、主人公はそのイベントに必要とされる行動
を強制的に行なわされる。

それは、ロールプレイングでなく
インタラクティブノベライズなんですよね。

ですが、残念ながら日本の市場では、
RPGと明記されたインタラクティノベライズが
大半ですので、どうしても本来のロールプレイン
グに触れる機会が少ないので、UOのような本格
的なロールプレイングに触れると、戸惑ってしま
い、毒された故の悪い癖「次、なにしたらいいの
?」という疑問で一杯になってしまいがちなんです。

そして、今までのUOは、そういった疑問や
戸惑いが生じたとしても、プレイヤーの任意性に
まかせる形でした。

UOの目的や、それこそ、次に何をするか等は、
すべて、自分で計画を立てて、それを地道に実行
していくしかないんです。

この本質的な部分は変わっていません。

ですが、システム側から干渉してくるゲームに
慣らされてしまってるプレイヤーに対して、
UOの導入部分で、UOの世界のルールや、
ロールプレイングとは何か?といった感じの
レクチャーモードが追加されたのです。

以前のチュートリアルなら、攻撃の仕方や
アイテムの使い方など、主に操作法をレクチャー
するだけに止まっていましたが、今回、導入され
た新人クエストは自分がゲーム開始時に選択した
取り敢えずの職業ごとに、独自のクエスト用意さ
れてるんです。

例えば「戦士」を選択した場合、戦士としての、
基本的な操作法は勿論、戦士として生きていくの
に必要な行動の説明や生計の立て方、強い戦士に
なるまでの道のりを実際にクエストを与えて貰い
それをこなす事で、自然とゲームの流れが理解で
きるような形になりました。

クエストでは、実際に戦闘を行なうものや、
指定された場所から、何かを持ってくるとか、
いわゆる、和製RPGチックなものです(笑)

「●●さんが、●●の集団に襲われ、●●を奪わ
れました。まずは●●を10体倒して来てくださ
い。」といった感じの「いかにも」的なクエスト
で、新人さんを自然とUOのシステムに慣れさせ
ゲームの基本的な概要を学べるようになってます

この新システムには賛否両論があるのですが・・
あたしは、賛成ですね。

あたしは、ゲーム開始直後の、あの放り出された
感じが、「この世界で住むことになったんだ」と
逆にワクワクしましたけど・・・

それは、あたしに本当の「RPG」の経験が多く
あったからで、和製の偽RPGしか経験してない
人には、結構、酷な状況だと思うんです。

そういう新人さんに、始めから、UOの厳しい面
をドカンって見せなくてもよいと思うのです。

幾ら、新人クエストが丁寧で親切過ぎたとしても
その恩恵を受けられるのは、アカウント作成後、
40時間までです。

40時間を過ぎたら、ヤングプレイヤーの名称は
自働で外され、ヤングプレイヤーだけがアクセス
できる「ヘイブン」という区域から追い出されます。

そうなってしまえば、例え新人クエストが
行き過ぎるくらいに、新説丁寧にヤングを保護し
ていたとしても、所詮、それはヤングプレイヤー
の世界だけの話しです。

外界に出てしまえば、条件はみんなと同じです。

外界に出てから、迷わないように、
ゲームの中での目的作りのヒントや自分が目指す
道の道標がみえてるので、安心して、外界で生活
できるでしょうしね。

こういう、新人さん限定のシステム変更は
もっとやるべきだと思います。

つまり、ヘイブンの町は新人さんを外界に出すま
での間、外界で生きる術を教える教習所なわけで

なら、もっともっとカリキュラムを細分化して、
徹底的に親切になってもいいでしょうね。

と、まあ。今回は数々導入された新システムの中
から「新人クエスト」に絞って書いてみました。

それ以外にも、英語が苦手な人の強い見方!
「コマンドメニュー」なんてのも導入されてます

「コマンドメニュー」に関しては、
また機会が有れば書いてみようと思います。

それでは、今日はこのへんで。
また明日お会い致しましょう。

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