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乙女日記 Vol.210 漂流教室 最終回について。

はい、コ~ション。

今日の話題は、タイトルどおり「漂流教室」の
最終回についてです。

ですから、まだチェックされてない方は読まない
で下さい。

ネタバレ含みまくりですから。

では、ネタバレ防止の為、数十行先からテキスト
を始めますね。

さてと、最終回が放送されましたが、皆さんはど
う思いましたでしょう?

あたしの感想は「逃げたな・・・」って感じです

もしくは「ズルイ」とも言えます。

番組の中でタイムトラベルを扱って、更にその原
因云々を探っていく描写が多く使われていたのに
最後は結局逃げたな・・ってね

いや、あの終わり方でも、有る意味OKです。

って言うか、ああいう終わり方が一番楽なんです
よね(笑)

あの終わり方を見て「漂流教室」というタイトル
だけでなく「ロングラブレター」という副題を付
けた魂胆が分かりました。

最初から、逃げるつもりだったんだね(笑)

まんまと・・・ハメられたよ(笑)

今回の最終回では「ロングラブレター」としての
最終回は迎えたけど「漂流教室」と言う意味では
タイムトラベルの定義に対しての最終回は無しだ
ったね。

散々、未来に飛ばされた人達を主に描いておいて
ラストシーンだけ、2002年の人達で最終回を飾ら
せるのは。ズルイよ(-_-;)

まあ、最後の最後のシーンで緑が一面に広がった
でしょ。

あれで「未来に飛ばされた人は新しい地表で無事
幸せに過ごしてます」って意味なんだけど、それ
は良いんだけど、肝心なことが、置き忘れられて
ます。

それは、未来に飛ばされる切っ掛けとなった地震

あの地震が起きてしまう時間軸のまま終わってし
まってます。

そう、こういうところが、タイムトラベル物を扱
う時の難点なのよね。

しかも、この作品は、人為的な要因で未来に飛ば
されたわけじゃないから、余計にタイムトラベル
のループに関して決着が付けにくいのよね。

私的に、このドラマのケースだと2002/02/15に
書いた方法でしか、タイムトラベルループに決着
を付ける方法がないのよ。

02/15に書いた方法以外だと、どうしても地震が
起きてしまう時間軸のままになってしまうんです

つまり、それは、タイムトラベルループが完結し
ないことを意味してて、非常に厄介なのです。

しかも、題材的に、大人数が建物毎飛ばされてし
まうという設定だと、基本的に地震が起きない時
間軸の形成は非常に難しいんです。

多人数だと「未来に飛ばされた」という定義では
一体な存在だけど、「未来の世界と過去の世界を
ループした存在」という定義では、各自が独立し
たフラグを持ってしまうことになるんです。

すなわち、あのメンバーが過去に期間しないと、
タイムトラベルのループは止まらなくて、今回の
最終回のような形だと、全く決着をつけてないの
です。

未来からの手紙の切れ端を見つけた浅海さんが、
1度目の2002年の時は、三崎さんに電話しなかっ
たけど、その未来からの手紙を見た浅海さんは電
話した。

これは「ロングラブレター」というラブストーリ
ーだけに的を絞って言えば、結末と言えるでしょ
う。

しかし、彼らの学校が地震に合い、学校ごと未来
に飛ばされるという「漂流教室」においてのタイ
ムトラベルに対しての決着がついてないままです

そう、地震が人為的な物であるなら、未来から過
去に人為的な干渉を行ない、そのコンタクトが成
功した時点で、地震が起きる2002年と地震が起き
ない2002年という2つのパラドックスが誕生しま
す。

ですが、浅海さんが、三崎さんい電話する、しな
いは、地震の発生と関係ないので、あのラストシ
ーンは、電話をせず、その後地震に合う2002年と
電話した後、地震に遭遇する2002年というパラド
ックスが作られてしまってるのです。

すると、さらに実は厄介だったりするんですけど

双方のパラドックスは、別の時間軸として枝分か
れしたことになるわけですが、その双方のパラド
ックスには、未来に飛ばされてしまうというファ
クターが含まれているので、あのラストシーンは
もう1つの「秤量教室」を作ってしまってる事に
なるのです。

読んでて、ややこしくなってきたでしょ(笑)

そうなのよ。タイムトラベルの定義を物語りに入
れると、どうしてもパラドックスラビリンスに陥
りやすくなるので、慎重にシナリオを作っていか
ないい駄目なんです。

で、今回の「秤量教室」は、ハナっからそういう
パラドックスラビリンスに関しては逃げるつもり
だったんでしょうね(笑)

じゃないと、あのラストシーンは有り得ないし。

ま、あくまでも「ロングラブレター」であって、
これは、ラブストーリーなんだっていう大義名分
の元で制作されたドラマってことですね。

やられたって・・・感じですよ
ホント(^^;

いやね、私的に「タイムトラベル」物って好きな
んですよ。

だから、ついつい、そういう視点で追いかけちゃ
ってて・・・(^^;

ラブストーリードラマって事を忘れてました。

ま、このドラマなりにパラドックスラビリンスに
関しての結論は出してはいるんですけどね。

浅海さんが生徒達に話していた「この世界に使わ
された」というセリフね。

で、その彼らの手紙の切れ端を見た2002年に浅海
さん。

そして、その未来が緑に満ちた世界になった。

っていうことは、彼が使わされた役目は成し得た
っていう解釈ね。

これが、このドラマなりの、パラドックスラビリ
ンスへの決着の付け方。

一見、綺麗にまとまってるようにみえるかもしれ
ないけど、実は、致命的なミスが・・・

まあ、それは、このテキストの前半から中盤に書
いたので、重複しますから書きません。

そういったことで、私的に期待し過ぎた分、私的
な好みとは逆をつかれてしまって、ちとガックリ
でした(^^;

ま、ああいう終わり方の方が、より多くの人に対
して、解り易い結末ということなんでしょうね。

それじゃ、今日はこのへんで。

また次回の更新でお会い致しましょう。

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