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乙女のらぶらぶサッカー Vol.40 6月4日という日の快挙

ついに、この日を迎えたのですね。

長かった・・・。

前大会のフランスW杯から四年、非常に長く感じ
ました。

で、日本戦の結果ですが、それはもう皆さんご存
知ですよね。

古豪ベルギーに2-2の引き分けで勝ち点1を獲
得。

正直言って、大健闘でしょう。

「勝てた試合だった」という意見も多いようです
が、あたしはそうは思いません。

なんて言うか、経験の差がハッキリでたな~って
感じます。

確かに、ベルギーに先制されてから、同点、逆転
としたところは日本の成長を感じさせました。

しかし、稲本の逆転ゴール後が御粗末でした。

15分弱の間で両チーム併せて3得点入った時間
帯というのは、ゲームが大きく動いてる時間とい
えます。

それと同時に、プレーがやや雑になり、集中力が
散漫になりやすい状況でもあるのです。

本来なら、稲本の逆転ゴールが決まった後はガラ
っとゲームのペースを変えて、堅い試合(つまら
ない試合とも言う)にシフトさせなければいけま
せん。

ベルギーの勢いに併せて、更に観衆の熱気に押さ
れ、一点リードしたにも関わらずリスキーに攻撃
モードでベルギー陣内に攻めこむのは駄目です。

いくら観衆を満足させたからといって「勝利」と
いう結果を死守しなければ何の意味も有りません

W杯に求められるものは「勝利」のみです。

どんなに退屈な試合をしようとも、勝てば良いの
です。

勝つこと、それが大前提で、W杯なのです。

なのに、稲本の逆転ゴールが決まった後も、勢い
任せで、攻めろや攻めろや!って・・・

あれだと、どうぞ足元を空くって下さいって言っ
てるようなもんです(笑)

ベルギーは、同点に追いついた後はキチンと結果
重視の試合にシフトしましたよね。

無理に攻めこまず、「負けない」試合をする事に
全選手が集中してました。

やっぱ、そこに日本とベルギーの経験の差ってい
うものが、如実に表れてました。

日本が、逆転した際に守備的な試合にシフトしな
かった時点で、それはベルギーのペースとも言え
るのです。

ですから「勝てた試合」だとは到底思えません。

ま、それでも「引き分け」で終われたのが不幸中
の幸いですね。

フランス大会では3戦全敗の勝ち点0でしたから
順当なステップアップと言えるでしょう。

この試合で、あたしが一番印象に残るのが稲本の
逆転ゴールの素晴らしさですね。

あれは、DFを抜き去った瞬間に決まってると感
じる方も多いでしょうが、あれはDFを抜いた後
に勝負所があるのです。

まず、あたしが関心したのは、逆転のチャンスと
いう場面で、尚且つ押せ押せムードの最中である
のに、稲本はDFを抜いた後のファーストタッチ
でシュートを放たなかった点です。

これは非常に関心しました。

以前の日本の選手なら、DFを抜いた後、即座に
シュートを放って、キーパーの真正面か、大きく
吹かかしてしまってましたね。

そこを稲本は。僅か1.5秒程ですがシュートにい
くまえに溜めを取ったでしょ。

あれが、素晴らしいです。

あのシーンで、即シュートに行けば、キーパーに
8割は有利な形の勝負なんです。

DFを抜いた後、キーパーはボールしか見てませ
ん。

その時点で、シュートを放つと、あの角度ならキ
ーパーはタイミング勝負のみで仕事が出来るので
有る意味で楽なんです。

ただ、稲本が1.5秒程、溜めを取ったことによっ
て、キーパーには「考えてしまう」時間を与える
ことになるのです。

キーパーというポジションで、絶対的な窮地とい
える場面に一番厄介なのが「考えて」しまう事な
んです。

キーパーは、瞬間的な反射神経の反復練習を行う
ポジションですから、瞬間的なプレーには強いの
です。

ですが、そこに「考える」という要素が入った時
にキーパーは一気に不利になります。

瞬間的な反射神経の能力を「思考」という素材が
邪魔してしまうわけです。

稲本が1.5秒の間を取ったことにより、キーパー
はボールへの集中力が一気に落ちて、逆に「右に
蹴るか?、左に蹴るか?」という思考が発生して
しまいます。

無論、その「思考」が一概に全部駄目という訳で
はありません。

経験と知識に裏付けされた判断力で、相手FWの
シュートコースを読みきってセービングする事も
勿論可能です。

ですが、それは圧倒的にキーパー不利の状況であ
ることには変わりません。

PKが圧倒的にシューター有利であるのと理屈は
同じです。

考えてセービングの精度が上がるなら、キーパー
のポジションのところに椅子でも用意しますよw

で、稲本の溜めによって、ベルギーのキーパーは
反射神経でなく、思考を使う守備に切り替わって
しまったのです。

そうなると、圧倒的にシューター有利です。

稲本は落ちついてキーパーの動きを見てましたね

キーパーが稲本よりも先に、ほんと僅かに先に、
身体を動かしましたね。

キーパーが稲本から見て、左側に一瞬、体重を移
動させたのです。

それを確認して落ちついて、右側にシュート。

時間にすれば、ほんと短い一瞬の出来事ですけど
あの場面では凄まじい駆け引きが行われていたの
です。

ですから、あの場面での稲本の落ちついたプレー
は、素晴らしいと賞賛できるシュートでした。

あのようなプレーを見れるとは、日本の選手も成
長したものです(^-^)

ま、結果は引き分けだったのですが、ベルギー相
手にと考えれば、ほんと大健闘ですよ。

十分過ぎる出来です。

で、日本戦よりも驚いたのが韓国対ポーランドで
す。

ついに、ついに・・・
W杯出場、6度目にして悲願の初勝利を韓国が記
録したのです。

これには、アジアンサッカーを応援してきた身と
しては、非常に嬉しいです。

ほんと、素直に「おめでとう」です。

長かったよ・・・。アジア勢のW杯での勝利。

これで、世界にアジアの力を示すことが出来て、
ほんと良かったです。

これで、韓国は、決勝リーグ進出の確率がグッと
上がりましたね(^-^)

やっぱ、開催国が決勝リーグに進めないとなると
かなり恥かしいですしね(^^;

恐らく、日本の決勝リーグ進出は無理でしょうか
ら、日本の分も頑張って欲しいです。

って言うか、今更ながら「共催」で良かったよ。

どちらか一方でも決勝リーグに進出できれば、面
目は保てるしね。

あ!そろそろ締めようかと思ったけど、急に思い
だしたことが!

日本戦を観戦した観衆!!

一体、どこで試合してると思ってるのよ・・・

日本よ!日本!

なのに、なんですか!あの軟弱な応援は!!

いいですか!地元で地元の選手やチームを応援す
る場合、どんなに不利な場面でも応援で盛り上げ
るものです!

例えば、ボクシングとかの格闘技の試合だと、敵
地で試合する選手にとって相手の国の応援は脅威
なんです。

自分はキチッとガードしてパンチ貰ってないのに
ガードの上から当ったパンチ程度で観客が「うお
~~!」って騒いで、それがずっと続くと、一瞬
自分が劣勢のような気がしてくるもんなのです。

すると、そういう思いがした時に隙が出来てしま
うのです。

日本がベルギーを攻めあぐねてる場面になった途
端、大人しくなってどないするねん!

日本がチャンス迎えた時に、「わーー!」って沸
いてて・・・・何しに行ってるのら!

そんな応援してたら、ベルギーにとってすれば、
すごく有利じゃないですか!

だって、日本が攻めあぐねてる場面になって大人
しくなってたら、ベルギーの選手達は、自分達の
プレーがキチっと有効的に作用してると自覚出来
て、更に集中力が高まるじゃないの!

つーかさ、競技場行って、サッカー見てる人!!
「見るなら」家でTV観戦してなさい(T-T)

いいですか、サッカーの試合を競技場で向かえる
というのは「見る」じゃなく「戦う」ものなのです
・・・。

見てる場合じゃないです(T-T)

90分間、どれだけ、日本が攻めあぐねていよう
が、ピンチに陥っていようが、終始、日本が優勢
だと思わせるくらいの声援(怒号でも結構)を
送りつづけて下さい(T-T)

そうじゃないと・・・日本で試合してる意味が無
いじゃないですか・・・(T-T)

サッカーというのは、レフリーは第3国の人が担
当するので、ジャッジに地元、敵地での顕著な有
利、不利は出にくいのです。
(でも、やはり敵地でのジャッジは不利率高いけ
どね・・・)

だから、レフリーに期待できない分、観衆が選手
達に有利な環境を作らないとなりません。

それが、ホームとアウェイの違いなのです。

拍手や手拍子なんか、要らないです(T-T)

叫んでください。叫んで戦ってください・・・。

サッカー見てる場合じゃないのです。

何の為に競技場に行ってるんだか・・(T-T)

レフリーのジャッジを自国有利にさせてしまう位
の雰囲気を・・・作って下さいよ(T-T)

6万人も集って、何やってんだか・・・・

スタメン紹介の時に盛り上がりのピーク迎えて、
どないするねん(T-T)

その元気を90分持続させてよ(T-T)

始まって20分、日本が攻めあぐねてたら、競技
場全体が静かになりはじめてたし(T-T)

逆です・・・そういうときこそ最高潮に盛り上げ
て、自国に勢いを与えてよ(T-T)

サポーターは12番目の選手と言われる意味の本
質を理解して欲しいなりよ(T-T)

今回、そういう点が、かなり気になりました…。

やっぱ、まだまだ日本はサッカーが根付いて無い
証拠ね(T-T)

競技場でサッカー見てちゃ・・・駄目です。

次のロシア戦では、もう少しマシな観衆が集る事
を願ってまする・・・。

無理だろうけど(-_-;)

そいじゃ、今日はこのへんで。

また次回の更新でお会いしましょう。

追記

更新再開です。

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