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乙女日記 Vol,292 白いワンピース

今日、仕事の帰りに友人に話があったので
その友人の自宅へと出向いたんです。

で、その友人宅の最寄り駅を降りてすぐの所に
コンビニがあるんです。
(まぁ、駅前には大抵ありますけどね)

コンビニの明かりをみたら、ふと思い出したんです
今日は、まだ一回も食事をしてないことに^^;

なんか、食欲なくてね・・・^^;

でも、さすがに空腹を感じてて、しかも駅から
火傷してる足で歩くということを踏まえて考えると
友人宅まで30分以上はかかるのです。

だから、何か胃に入れとこって思い、
そのコンビニでおにぎりを買うことにしたのです。

でも、財政難のcoc、おにぎり買うのも
それなりの決意がいりますw

ちと悩んだけどwおにぎりくらい、いっかって
レジまで持っていくと、レジに居たのがお爺さん
だったのです。

後に友人宅で判明したのですが、そのお爺さんが
そのコンビニのオーナーさんだそうです。

で、そのお爺さん、すご~く、いや、必要以上に
愛想がよいのです。

「こんばんわ~。今日は少し涼しい風が吹いてて夏も夏休みだね~。あ、はい。おにぎりね。袋いる?あ、入らないの。ありがとね~。」と、まったくの初対面なんだけど、
毎日顔を合わせてる、お隣さんみたく話かけてくるんです。

「夏も夏休みだね~」の下とこで、少し嫌な予感はしたんです。

そして、案の定、すごい一撃を食らいました。

「はい、55万円のお釣~」って言うのです・・・。

正直、衝撃でしたね。
だって、これって、死語とかでなく、
どちらかと言うと、禁句に属するじゃないですか。

久しぶりに聞きましたよ・・・・。

で、突然の禁句放出に唖然としたまま、お店を
出ようとした時に、別の人のレジ清算のやりとりが
聞こえてきたんです。

「はい、580円のお返し」

・・・おい!普通に対応してるじゃん!

しかも、愛想の良いってのは変わりないけど
その程度が過剰から、通常に戻ってるやん!

なんで、あたしの時だけ、過剰な笑顔と口調、
そして、「55万円」

なんで?なんでだ・・・
御老体!訳を!訳を~~~と心の中の叫びが
頭の中でぐるぐるまわりつつ、友人宅へ向かい
ました。

友人宅に到着して、まず最初にこの話しをしたんです

なんで、あたしにだけ禁句を投げてきたんだろって

そしたら、その友人
「あんた、それマジで言ってるの?」って言うのです

は?なにがマジなの?って聞いたら、
「ちょっと来なさい」って別の部屋に通されたんです

で、別の部屋に入ると、友人が「そこに立って」と
言うので、立ちました。

すると、友人がアゴで姿見を示して
「あんたさ、なんちゅ~格好してんの・・・」と
言うのです。

聞かれたから答たんです。
「これ、可愛いでしょ。シンプルなワンピだけど、作りが丁寧だし、シルエットもしっかりしてて良い感じでしょ」
って、ありのまま答えたのです。

しばしの沈黙のあと、友人が「いやさ。別に駄目とは言わないけどさ。その服装は止めた方が良いよ」と諭すように
言うので「え?センスおかしい?可愛いと思うんだけどな~」って言うと、今度はやや呆れた感じで「鏡良く見てごらんよ」って言うから、ジーと見たんです。

「なにが見える?」って聞くからさ
「今日も可愛いcちゃん」って言ったらw
素のトーンで「バカ・・・」って言われた。

だって、「何が見える」って振られたから
軽くボケただけなのに・・^^;

「で、結局なに?」と聞き直すと
やれやれって感じで、友人が言いました。
「はい、はい、確かに可愛い。でもね、可愛いの方向が違うでしょ。ほら、鏡に写ってる自分をよ~く見てみ。可愛いじゃなく、かわゆいお嬢さんとしか見えないでしょ。あ、ごめん、今、言葉選んで少し遠慮したわ。正確に言うと
お嬢ちゃんだ。」

そして、なおも彼女は言いました。
「幼く見られたくないなら、もう少し慎重に服選びなさい。今、あんたに麦藁帽子被せたら、夏休みの小学生で確定
だよ。そうだな、小学5年生だ。完璧にな。さっさと家に
帰って、絵日記書いて寝ろって感じ」

さすがに、ムカっときたので
「5年生は言いすぎだ!いくらなんでも5年生には見えない!」と反論した瞬間・・・

「あのコンビニの店長に、55万円って言われたんだろ!
それは、すなわちお前が小学5年生だから、爺さんが子供をあやしたんだよ。駄菓子屋の店主な気分にさせたんだよ!あんたが!」と指を指しながら言い切るのです・・・。

で、また反論しようとしたんですけど、
言い出す前に彼女が指を指したまま
「お前は小学5年生だ!決定だ~!」と
物凄いハイテンションで言い放つので、圧倒されて
ついつい「はい」って言ってしまいましたw

そしたら「はいって、ついに認めたな!やはりお前は小学
5年生だったか!はは~んのきら~んだな!」と意味不明
なこと言いだし、「やい!5年生!コンビニの爺さんをたぶらかしやがって!悪魔め!妖怪め!」と言われ放題・・

それから、ふざけたのも有り、真剣なものも有りで説教を
さんざんされました^^;

ワンピース着て来ただけで、
何で説教されなきゃ・・・TT

一応言っておきますが、5年生じゃないですよw

そして、もひとつ。
彼女、異様なテンションですけど、
これで「しらふ」ですw

お酒飲ませると、更にテンションが上がるので
すごいです^^;

で、とりあえずお願い事を伝えて
これ以上、彼女のハイテンションに
付き合えないので、逃げ帰りましたw

でも、結局、あたしだけに
「55万円」の禁句の謎、とけないままです。

一体、どういう意図で「55万円」という禁句を
投げかけたんだろ・・・。

ちょっとしたミステリーです。

今度、もいちどあのコンビニで買い物してみますか。
それで、ハッキリさせてやりまする。

そいじゃ、今日はこのへんで。
また次回の更新でお合いしましょう。

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