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乙女日記 Vol.308 そんな柄じゃないのです(^^;

今日、昔から仕事でお世話になったり、お世話し
たり(笑)してる方から「合って話しがしたい」
と、なんか改まった感じで連絡が入ったんです。

暫く、その方とは連絡が取れてなくて、久し振り
に再開するので楽しみな気分で待ち合わせの場所
まで行って「久し振り~~♪」な再開をしたので
すが、ちと困った頼み事をされてしまいました。

まず、その人、暫く連絡が取れてなかったから、
「今、何してるんです?」って聞いたら「専門学
校の講師をしてる」って言うのです。

まず、それにビックリ(笑)

だって、その人は商業畑とは真逆の作品主義の人
だったんですよ。

故に、cocと同調する部分が多く、cocの良き理
解者で有り、求導者でも有り、師でも有り、友人
でもあったのです。

そんな人が、講師って…真逆な場所に(^^;

まぁ、色々と有ったようですし、各々の道順に関
して、とやかく言う仲でも無いので、敢えて素直
に「講師って、また一番有り得ない所に腰を落ち
着けたのね」って言うと「自分の才能ってのに自
信が持てなくなってね。そんな時知人から講師の
話しを貰って、試しに始めたら意外にも自分に合
ってる事に気付いたって感じ」とのこと。

更に「そうそう居ないけど、凄い才能を秘めた生
徒と出会うと興奮するんだよね。その生徒の原石
をどう磨いて上げれるかってことに夢中になる」
とも言うのです。

・・・その昔、あたしたちの仕事の専門学校の存
在自体に疑問を投げかけてた人の言葉とは思えま
せんでした(笑)

で、その人がcocに言うのです。
「一度、講師をしてくれないか?」と(^^;

さすがに、それには困りました(^^;

cocは、人に教えるのが苦手です(^^;

いや、教えれないと言った方が良いかもしれませ
ん。

cocは有る意味で異端者なんですよ(笑)

勿論、資格を取ってますから、資格を取るという
事だけを念頭に置いた基礎指導くらいなら出来ま
すが、正直言うと、そんなの事に苦戦してる位な
ら、この世界に入らないほうが身の為だと思うん
です。

あたしらの業界は、資格云々でどうにかなる世界
では無いんですよ。

もっと、極端に言えば、資格なんて取る気さえ有
れば誰でも取れます(^^;

問題は取った後と言うか、どれだけ自分の世界を
主張していけるかにかかってるんです。

で、cocはそういった独自色と言うか、独創性と
でも言いましょうか…

そういったcoc独特の世界観が強いんです。

ですから、cocの有してるスキルを教える事は、
不可能に近いのです。

何故なら、自分の世界を創造する段階の手法を、
人に説明する気なんて無いですし、無いからこそ
自分の世界でしか通用しない手法とか解釈を多用
するので人に教えるとかは難しいんです。

もう少し、具体例を出すと、まずデザインを考案
する際、殆どの方はデッサンでイメージを描画し
てから作業に取り掛かり、デッサンとの差異を埋
めたり、敢えて広げたりしていったりするんです
けど、cocは基本的にデッサンしません(笑)

何故なら、それは簡単『絵が殺人的に下手』だか
らです(笑)

絵に自分のイメージを投影出来ないのです(笑)

もっと正確に言うならば、イメージを投影させる
描画技法の知識が全くありません(笑)

過去に習った事も有りますが、やはり興味が持て
ず、すぐ投げちゃうのです(笑)

では、デッサン無しでどうしてるのか?
それは簡単、瞑想です(笑う所じゃないですw)

目を閉じて、イメージの中で造形を仕上げていっ
て、これだ!って思った時に、そのイメージをそ
のままサンプルに写し込むって感じです。

でも、たまに油断してる時に、いきなりイメージ
が沸いてきて、そのイメージを忘れない内にどこ
かに記録しておかなければならない時も有ります

そういう場合は、仕方ないので紙に書きますが、
それは『絵』ではありません。

いや、正確に言うと『絵』として認識してもらえ
ないものです(笑)

ま、当然です、だって、紙に直線と曲線だけが、
不規則に書かれてるだけですから(笑)

それを見て、デザインの原案だと気付く人は、ま
ず居ないでしょう(笑)

書いた本人にか理解出来ないわけです。

でも、それで良いんです。
だって、cocがcocに伝えるのですから、それで伝
わるわけですし問題無いのです(笑)

それに、そんなデタラメな物でも役に立つんです
よ。

なんてったって『デザインを盗まれない』という
利点があるのです。

いや、冗談で無く、真剣にそれがメリットなんで
す。

無造作にデザイン案を放り出しておいて、人に見
られても、それから案を盗むことはほぼ不可能な
んです。

だって、coc本人にしか解読できないものですか
ら(笑)

こういった手法は、言うなれば基本からの逸脱で
もあります(^^;

そして、それ以外にもcocは基本と違う、又は全
く真逆の手法を取ったりしてるので、人に自分の
スキルを伝えるのは困難なんです。

そんなcocに「講師をして欲しい」とは・・・
無茶な頼みです(^^;

それに、cocは日々、商業畑とどんどん距離を広
げていくような仕事の取捨をしてきてますから、
商業畑の象徴とも言えるような専門学校の授業な
どを行える人では無いのです。

仮にcocが授業を行ったとしても、生徒は混乱を
起すでしょう・・・。

だって、生徒の皆さんが学んできた全てを否定し
かねないですから・・・(笑)

言いそうだもん・・・
「こんなカリキュラムを必死にやっても、作品性
を求めるスタイルで仕事していくなら何の役にも
たたないよ」って・・・(笑)

だってね、専門上がりで良く居るんですよ・・・
『専門のカリキュラムでは無敵の優等生』がね。

でも、それしか出来ないのよ・・・(^^;

「自分のしたいように自由にやってみて」って言
うと、手が硬直しちゃうんです(^^;

で、サンプルの写真を見せて、これは出来る?っ
て言うと、まぁ、それはそれは完璧に模写しちゃ
うんです。

その技術と言えば、もう1級品と言っても良い位
なんです。

だけど、『お題』や『注文』が無いと何にも出来
ないんです(^^;

そういう人を見る度に、溜息が出るんです。
勿体無いな~ってね。

技術は凄いものを持ってるのに、その技術を使っ
て、自分を表現出来ないなんて・・・。

で、そういう場合、cocは迷うんです。
この人をどうするか?って事に。

独創性というものを築かせる手助けをするべきか
、完全に商業畑でのみ通用するタイプにするのか
って。

自らの作品性を築きたいなら、一度、基本を全て
捨ててから、やらないと無理なんですよ。
基本のみでガチガチに固まってるから。

でも、人によっては、基本を剥いじゃうと全てを
喪失してしまうケースも有って、もう、この仕事
で食べて行けなくなってしまうんです(^^;

だから、怖いんですよ(^^;

下手に弄れないですし。

ただ、言わして貰うと、基本に忠実で、手法が新
しく発表れる度に完璧に模写し、その技術力で食
べて行こうとしても、すぐ限界が来るんですよ。

だって、模写職人は、吐いて捨てるほど居ますか
ら、需要が無いのです(^^;

一つでも良いんです。
自分はコレ!っていう、いわばウイニングショッ
トと言えるものを持ってるなら、そこから独自性
が生まれていきますし。

と、こんなことを、専門の教室で言ったら、それ
こそ営業妨害ですから、cocには無理なのです。
(笑)

だけど、『講師に』と誘ってくれてる方は、敢え
てcocにそういうcocらしい主旨での授業を今の
生徒達にしてやって欲しいと言うのです。

なんでも、あまりにもカリキュラム重視で右習え
的な生徒達が多くて困ってるらしいのです。

「お前ら、国試にパスした後、どうすんだ?」
って、心配で仕方ないそうで・・・(^^;

●●●●●●の考案者でも有るcocが現実を突付け
てくれたら、少しは焦ってくれるんじゃないかな
って、その人は熱く口説くんです(^^;
(cocを特定出来る固有名詞なので伏字にしてます
)

なんか、暫く会わない内に、キャラ変わったな~
って感じ(笑)

なんか、金ぱっつぁんみたいだよ(笑)

まぁ、あまりにも熱く迫るので、無下に断れなく
、取り敢えず「考えさせて」とだけ伝えましたが
、どうしたもんでしょうね~(^^;

講師なんて柄じゃないし・・・。

それに、今職場で抱えてる新人さんの育成ですら
困ってるのに・・・

正直、全くどうするか決めてません。

本当の意味での「考えさせて」なのです(^^;

それに、こんなチンチクリンなcocが(自分で言っ
てたら終わりだな…w)講師ですって行っても、
なんか、恰好付かないし(笑)

どうしたもんですかね(^^;

ま、暫く考えまする。

そゆことで、今日は一つ、悩みが増えた日でした

なんか、cocの職業を知らない方には理解し辛い
テキストでしたね。ごめんなさい。

あまり、不特定多数の方の目が有る場所で、
「cocは何々なのだ~」って宣言するのが、ちと
苦手で(^^;

故にこういう書き方になってます。

ま、職業が何で有るかを知る、知らないが今回の
テキストに込めてるテーマの理解度の差を作るよ
うな書き方はしてませんので御容赦を(^^;

それでは、今日はこのへんで。
また次回の更新でお会いしましょう。

追記

最近、足が痛いです。ちと外反母趾気味?TT

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