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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.40 未来の足音 後編

急遽、2回に分けての掲載になりました『乙女か
ら見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol
.40 未来の足音』

今回はその後編を掲載致します。

では、『前編』を数十行遡っての掲載です。

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だって、そうでしょ、自分は体どころか、首も動
かしていないのに、ヘッドマウントディスプレイ
に映されてる映像では、景色が動いてるわけです

先ほどから書いてますとおり、ヘッドマウントデ
ィスプレイをしてると、モニターに映し出させる
映像のみしか視界に入ってこないわけですから、
その映像のみしか見えないのです。

これが、普通のTVでプレイした場合、TVと自
分の間に存在する生活空間に点在する多用なオブ
ジェが画面に映し出されてる映像から受ける影響
を抑えてくれるのです。

だから、よく3Dゲームで酔う人ってのは、ちゃ
んと対策をすれば酔わなくなるんですよ。


まず、TVと自分の間に何かしら目立つ物体を置
くと良いです。

無論、TV画面を見る上で邪魔にならない場所で
構いません。

とにかくTVを見てる時に必ず何気に視野に入る
位置に置いておけば良いです。

更に、あまり画面に近づかないでプレイします。

そして、酔う人はゲーム画面に集中し過ぎてる傾
向が強いです。

ですから、意図的に数秒毎に、チラっと一瞬でも
良いので、画面から目を逸らす事を心掛けると、
かなり酔いにくくなります。

さて、ようやく本題です(笑)

今回、ソニーが発表したヘッドマウントディスプ
レイ「PUD-J5A」は『仮想空間の中で全方位を認
識出来る』代物なのです。

これは、つまり、バイオハザードのようなゲーム
で、後を振り向く時に、自分で首を動かして後を
見るとゲーム画面もそれに連動して後を振りかえ
ることが可能になるという意味です。

この原理は先ほど述べた三半規管と同じ仕組みを
ヘッドマウントディスプレイ部に仕組んであり、
その平行感覚&方位感覚を電機信号で変換して処
理するこによって、ゲームの中の動きと連動させ
ることが出来るわけです。

これを使えば、コックビットビューのゲームも、
正に本物の臨場感を感じることが可能なのです。


あ、そうそう、一応ここでお断りしておきますが
、このようなヘッドマウントディスプレイが今ま
でリリースされて無いか、どうかは調べていませ
ん(笑)

PC用とかで、出てそうな予感はするのですが、
取り敢えずコンシュマーゲーム機では初であるこ
とは確実なので、そういう主旨で読んで貰えると
幸いです。


で、この「PUD-J5A」を利用すると、どういうゲ
ームが実現できるか考えてみましょう。

まず、筆頭に上げられるのが、更にリアルな臨場
感を得られるフライトシミュレータ。

ドッグファイト系ならば、後部座席に搭乗する、
ナビゲーターパイロットを登場させてたりするの
も面白いでしょう。ネット対応で、見知らぬ人と
チームを組み、一人が操縦士、一人がナビゲータ
とかになって、ナビの人が「10時の方向!いや
!後を取られた!」とかを操縦士にナビゲートし
たりね(笑)

ハンドルコントローラと併用すれば、更に実車感
が増す、レース&カーシミュレーター。

ラリータイプなら、コドライバーでプレイ出来た
りとかね(笑)

これらが一番表現しやすいでしょうね。

ただ、それだと芸が無いです(笑)

まず、『仮想空間の中で全方位を認識出来る』と
いう特性を全面に出すと、それはバーチャルリア
リティーな作品へと昇華するでしょう。

つまり、3Dゲームが更に進化するわけです。

今までの3Dゲームは、キャラの動きと主観が同
一に処理されることが多く、非常に窮屈な感覚を
受けるケースが多かったです。

横を見ながら走りたくとも、キャラの進行方向に
しか主観は対応してくれないので、視野の狭いプ
レイを強制されてました。

中には、作品内のシステムで視野の拡大を図った
作品もありますが、やはりアクティブに反応させ
るのが困難で、キャラの操作+視点操作という複
雑な作業をプレイヤーが要求されてしまい、スト
レスを感じやすかったものです。

ゲーム内で、アクティブな視野の多角化を計った
代表的な作品は、メタルギアソリットシリーズや
リベログランド2などが上げられるでしょう。

しかし、この「PUD-J5A」を使って3Dサッカー
ゲームをプレイしたならば、前方にドリブルしな
がら首を左右に振れば、画面は左右の視野を容易
に映し出してくれます。

スパイ系のゲームならば死角という新たな要素が
ゲームを更に奥深いものにしてくれるでしょう。

格闘ゲームなら、それこそ縦横無尽に戦闘フィー
ルドを立体的に使い、戦うことも可能になるでし
ょう。例えば、主観ですから、前のめりにダウン
してしまった場合、すかさず首を持ち上げ相手の
姿を見つけなければ、どのような位置から、どん
な追い討ち攻撃が来るのかも解らないといった要
素も組み込めます。

RPGにだって応用出来ます。
むしろ、空間を作り上げて遊んでもらうには、一
番、好奇心を刺激出来るジャンルでは無いでしょ
うか?何らかのアイテムを探す場合でも、足元や
上空等、あちこちに首を向けて空間の中を捜さな
ければならないとかだと、今までの3DRPGと
は違った刺激になるでしょう。

これらの変化はつまり、360度、フルアクティ
ブな空間を表現出来るようになるという意味で、
もっと言うならば、TV画面でプレイしていた時
の『一画面』というフレーム感覚とサヨナラでき
るとことなのです。それは正に仮想『空間』の完
成を意味するのです。

こうやって、想像を膨らませていくと、どんどん
新しい刺激に満ちた世界が脳裏に浮かんできます

そんな、これからのゲームに大きな変化を与える
キッカケになるやもしれない(いや、そうなって
欲しい)「PUD-J5A」はプレイステーションドッ
トコムのみで12日から先行予約を受け付け、価
格は5万9800円となる予定だそうです。

尚、『仮想空間の中で全方位を認識可能』という
機能に対応したPS2ソフトは後日発表されるとの
ことです。

まだまだ、値段は高いですが、cocは非常に期待
しています。

勿論、売れる売れないで言えば、売れないです。
ですが、この商品の誕生から新しいゲームが生ま
れれば、予期せぬ速度でゲームが飛躍的に進化し
て行くやもしれません。

やっぱ、ゲームは未来を感じさせてくれないとね

このヘッドマウントディスプレイに音声認識機能
、もしくは通常のマイク機能が付いて、更に微弱
流温度センサーを左右の指に装着すれば、今度は
手を動かしてゲームの中の物を動かしたり、触っ
たり、投げたり出来るし。

それで、ネットで作られた仮想空間に上がれば、
そこは正にサイバーリアリティワールド!(笑)

そういう未来は、すぐそこまで来てるのかも知れ
ませんね。

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さて、急遽、2回に分けて掲載しることになった
今回のテキスト、如何でしたでしょう?

何分、こういうものを書こうと練り上げて書いた
テキストでなく、衝動的に書き始めたものが肥大
した為、無理やり2回に分けてしまったものです
ので、非常に読み難いテキストだったかと思いま
す…。

前半部分は、ゲームと離れた話題に終始してます
し(一応、前振りのつもりですが…)勢いだけで
書き上げたので、なんか無茶苦茶です…。

更に、30分弱で一気に書いたものですので構成
なんて無いに等しいです(笑)

ただ、確実に伝わるなと思ってるのは、cocが興
奮してるってことです(笑)


一応、書き終えた時に、構成をしなおそうかなと
思ったんですけど、何も修正せずにUPすること
にしました(これも臨場感w)

あ、そうそう、ほんと今回は書き殴ったに等しい
ので、珍しく校正チェックはしました(笑)

だけど、見落としは有ると思います(笑)

ですので、誤字、脱字有りましたら、すいません
です。


それでは、今回はこのへんで。
また次回の更新でお会いしましょう。


備考

●プレイステーションドットコム
http://www.jp.playstation.com/

●PUD-J5Aの主な仕様
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200209/02-042/

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