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乙女のアニメ独り言 Vol.40 『.hack//SIGN』

ちょっと時間が経過しましたが『.hack//SIGN』
が最終回を終えましたね。

全話見ての感想は『ヤバっ。おもしれ~」です。

どこらへんが面白かったと言いますと、やはりア
ニメの『世界観』ってところに尽きますね。

ゲームを題材にしてこそはいるのだけど、その描
き方の手法が上手いと言うか、独特と言うか。

良く有るゲーム原作のキャラアニメじゃなく、ネ
ットロープレを遊んでるプレイヤーがネットで体
験する仮想の物語とリアルの日常が折り重なって

進行して行くところが好きでした。

それに、極力、登場人物のリアルでの日常を描か
ず、終始『ザ・ワールド』というMMORPGにログ
インしている中での物語に主観をおいたところに
も好感が持てます。

あれが、プレイヤーのログアウトした後の日常と
かを多く挟み込んでたら駄作になっていたと思い
ます。

登場する殆どのメインキャストが、リアルとゲー
ムの仮想世界の線引きをクールに認識した上での
仮想世界ファンタジーストーリーってところが、
良いです。

そして、『ザ・ワールド』にログインしていると
ころを主に描いているので登場人物達のログアウ
ト後の日常をあれこれと想像したりする楽しみも
有りましたね。

ただ、最終回のラスト、ソラが・・・ってところ
は、個人的に見せすぎたような気もしてます。

あそこまで判りやすく描かなくてもよかったので
はないかな?って思うのです。

ずっと、プレイヤーのリアル象は、ぼやかしてき
てたのに、最後にあそこまでハッキリと描いちゃ
うと想像する楽しみが無くなっちゃうじゃん(笑

後姿だけで良かったと思うです。
時●割表までは、余計だよってね…。

っと、ちょっと不満も書きましたが、この作品、
私的にかなり自己ランキング上位に食い込んでき
てます。

もっと続けて欲しかった…ってのが本音^^;

でも、きちっと『SIGN』的な完結を向かえたので
良しとしますか。

で、この『.hack//SIGN』皆さんも周知のとおり
PS2、アニメ、コミック、OVAとメディアミックス
で展開する『.hack』シリーズの一端にしか過ぎ
ないんですよね。

一応、ご存知の無い方に各詳細を。

■テレビアニメ
『.hack//SIGN』

『司』というプレイヤーが『ザ・ワールド』とい
うMMORPGの世界からログアウト出来ず、しかも
サーバーに本来は存在しないモンスターを召喚し
たりし、ゲーム内で好奇目に晒される。その後
『司』と関わった人物たちが『司』と『ザ・ワー
ルド』に起きている変化を関連付け、その謎を解
明していく物語。一連の『.hack』シリーズの
で位置付けするなら、『中編』に位置する作品。

よって、アニメ内では説明されない事柄も多い。
(例:蒼の名を持つ人物の由来)

■ゲームソフト
『.hack//感染拡大』~4連作を予定。

『.hack』シリーズのメインとなるシリーズ。

全ての核となる物語の主軸と考えて良いと思われ
ます。(現時点ではね)

シリーズのリリーススケジュールは以下のとおり

『.hack//悪性変異 vol.2』(2002/9/19)
『.hack//侵食汚染 vol.3』(2002/11月予定)
『.hack//絶対包囲 vol.4』(2003年予定)

尚、『悪性変異』にはTV版のキャラ達がTV版最終
回から半年後という設定で登場します。

■OVA
『.hack//liminality』

PS2のゲームに一作毎同梱されてるオリジナルビデ
オアニメシリーズ。

『ザ・ワールド』をプレイ中に意識を失ったプレイ
ヤーと、その異変を探る仲間達の物語。

このOVAの特徴は、大まかな概要は『SIGN』と似て
るのですが『SIGN』では、物語の90%以上が
『ザ・ワールド』内で進むのが、今作ではゲーム
外の、つまりリアルでの物語に比重を置いてます

このOVAno存在で、TV、GAME、OVA、それぞれの
コンセプトの違いが見て取れ、マルチメディアの
特性を上手く使っていると実感出来ます。

■コミック
『.hack//黄昏の腕輪伝説』

角川書店「コンプティーク」誌に連載されている
『.hack』シリーズのコミック。

物語の舞台はPS2のゲームで描かれた世界から、
数年後を舞台にしたお話しになっています。

シリーズ中、最も外伝的な色合いが強い作品。

作風も、他のシリーズとは違い、キャピキャピ路
線(笑)

尚、『.hack//黄昏の腕輪伝説』はアニメ化が決
定しており、放送開始日等の詳細はまだ不明です
が、テレビ東京系列での放送であることは確定事
項です。

■ノベライズ
『.hack//AI buster』

PS2、OVA、TVで展開される物語の補完的要素も有
るとか無いとか(笑)

舞台は、TVシリーズの前、つまり『ザ・ワールド
』創世記の頃の話しになっています。

『蒼天のバルムンク』とはなんぞや?
『オルカ様』ってTV版で昴が言ってたけど、誰?
『フィアナの末裔!!』『ザワン・シン』
『徳岡純一郎』も!

っと、シリーズのファンには気になるキーワード
が多く盛り込まれてる作品となってます。

*書籍データ

角川スニーカー文庫
著:浜崎 達也
発売日:2002年10月01日
定価:本体533円(税別)
文庫判 ISBN:4-04-422204-5-C0193

以上のように、シリーズはマルチに展開してるの
です。

そして、噂では、映画化&新作OVAシリーズ等が
水面下で準備されてるとか、されてないとかw

そうです。『SIGN』は終わったけど、それは始ま
りにしか過ぎないって感じですね。

今後が凄く楽しみです。

そして、cocはPS2を持ってないので号泣中です
(笑)

では、今日はこのへんで。
また次回の更新でお会いしましょう。

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