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乙女の格闘白書 Vol.1 2002K-1決勝トーナメント

さて、今日は格闘技の話しです。
って言っても、以前このカテゴリーシリーズが有
ったんだけど、そのタイトルがあまりにもバカっ
ぽいので新しくカテゴライズでし。

では早速本題です。

K-1見ましたでしょうか?
なんか、色んな意味で楽しめましたです。

まずはサップの話題から行きますか…

う~~ん、取り敢えず言えることは彼は凄く頑張
ったです。

しかし、ホーストが今回の試合の前に言っていた
「奴はファイターじゃない」という部分がモロに
露呈してしまいましたね^^;

確かに彼は強い。だけど彼はファイターじゃない
ですね。確かに。

格闘技の基礎が成ってませんです。

今は勢いだけで誤魔化せてるだけw

もともとアメフトの選手ですから、典型的な瞬発
力重視のアスリートですね。

ほら、アメフトってプレイが頻繁に途切れるでし
ょ。

極論で言っちゃえばスタミナのいらないスポーツ
なんですよね、アメフトって。

ポジションによるけど、いわゆる走ってボールも
受ける人wくらいしかスタミナは要求されません
です。

それ以外の選手って、大体プレイのリスタートか
ら5秒が勝負の世界ですから、モロ瞬発力のスポ
ーツ。

で、瞬発力を身につけるのに一番効果的なのが筋
肉増強。

ってことでプロティンとりまくりでああいう肉体
に成るわけですが、いかんせんバネとパワーは有
ってもスタミナが無いですし、その強靭なバネか
ら生み出されるパワーも短時間を想定してトレー
ニングしてますから、いきなりスタミナを要求さ
れる場にさらされても、自分のパワーの制御が出
来ないんですよ。

燃料が無いのに、常にフルスロットルでしか動け
ないって感じですね。

だから、サップみたいな選手を相手にする場合、
持久戦とスタミナを浪費させる箇所への攻撃がセ
オリーなんです。

で、今回の試合でホーストは見事なテクニックで
サップを完全にグロッキーにしてましたね。

しかし、驚くのサップの根性と馬鹿力でしたw

もうボディの連打でヘロヘロのくせして、それで
も倒れこまない根性には正直驚きました。

彼のその根性だけは、唯一ファイターとしての特
性をクリアしてますね。

で、馬鹿力ですが・・・あれはもう笑うしかない
でしょw

ヘロヘロになりながらホーストにもたれかかるよ
うにしていて何とか立ってるって状況の中、やぶ
れかぶれでブン回した腕にホーストが吹っ飛ばさ
れたw

アレにはさすがのホーストも内心「うそ~~ん!
」って感じだったはずw

両手ブン回し作戦だもんwサップ君・・・泣きべ
そかいた少年ですか!あなたはw

まぁ、見ていた皆さんは恐らく全員思っていたっ
でしょうけど、サップは戦いに負けて、試合には
勝てたって感じですねw

あれは、ホーストにしてみれば事故ですw交通事
故ですw

でも思ったのが、サップが本気で格闘技を身につ
ける気になって、トレーニングを本格手に格闘仕
様にシフトしてスタミナをつけたら、かなり強力
な選手になりますよ^^;

今はまだ馬鹿力の陽気なおじさんって感じだけど

今後に期待って感じですね。

さて次はバンナって行きたいところですが、coc
は敢えてここでセフォーを取り上げます。

いや、最近のセフォーって良いよね。
去年、ハントとノーガードの殴り合いを演じた辺
りから彼は化けましたね。

Kのリングに来た当初はパッとしない選手だった
のですが、今の彼は紛れも無くプロのファイター
になりましたね。

この「プロのファイター」という所が重要で、プ
ロとはなんぞや?って所に話しを移してみましょ
う。

格闘技のプロというのは、文字通り戦って生計を
建てる人です。

で、彼らが戦う場所というのは『興行』の場であ
り、チケットを購入し見に来てくれるお客さんが
居て初めて成り立ちます。

そこで重要なのは如何にして観客を魅了するかっ
て点です。

この手段はいくつかあるのですが、もっとも観客
に受け入れて貰い易く判り易いのが、セフォーの
ような観客を喜ばせる試合をするというショーマ
ンシップでのプロ意識です。

よく格闘技を語る上で真剣勝負というフレーズを
用いたり、それを至上とする風潮もありますが、
観客の前で試合する以上、本当の真剣勝負など有
り得ないのです。

どんなに当人同士が真剣勝負を公言したとしても
観衆の目に晒されてる場で戦ってる以上、必ず観
客を意識しますし、その試合に出ることで収入を
得てる以上、プロ選手生命全て賭けるような真剣
勝負は成立しないのです。

勝負に徹した試合展開を売りにしてショーマンシ
ップを排除した大会と言っても、それがプロの選
手で興行されてる以上、それはショーなんです。

言ってみればショーの内容が違うだけで結局やっ
てることに変わりはないわけです。

極端に言えばUWF全盛時、リングス、パンクラ
スなどらがリアルバトルと称され、新日や全日を
ショープロレスと称した時代もありましたが、や
ってることは同じなのです。違うのは試合で使わ
れる主要な技と決め技が違うだけ、すべてプロレ
スリングショーなわけです。

「リアルバトル」は単に他社と差別化を図り商業
的に成功させるための歌い文句にか過ぎません。

ってな事を書くと、U信者や前田信者、舟木教の
方々に怒られそうですけどね^^;

結局ね、商業的に差別化を図るために出した独自
思想にマスコミが尾鰭背鰭付けて、それを聞きか
じったファンが屁理屈で各団体の固有存在感を作
ってただけなんですよね・・・。

つまり、そういう屁理屈云々は要らないのよ。

Uを見て面白いって感じたら、それで良いし。親
日見ても面白いって思える試合は有るだろうし。
それだけの問題なんだよね。(個人的にはUのテ
ーマは物凄く好きw聴くと血がたぎってきまする
w)

どっちが正しいとか無いですって。

極真だって、あんなの見世物だし・・・
禁じて手がある以上、それはスポーツで「リアル
バトル」じゃないです^^;

で、話しをセフォーに戻しますねw

彼のショーマンシップを意識した試合というのは
非常に素晴らしいと感じてます。

特に化けてからの彼の素晴らしいところは相手を
選らばず、誰とでも観衆を沸かせる試合が出来る
って点ですね。

今後のKのリングはもしかしたら彼が鍵を握って
るかもしれませんよ。

ま、言ってみればプライドの桜庭、Kのセフォー
って感じですかねw

って、今何気なく書いたけど、桜庭対セフォーっ
て、なんか見たくない?

すっごく楽しくて燃える試合になると思うんだけ
どな~。

グレイシーはもう良いよって感じだし・・・

さて、最後に今日の主題から大きく外れます。

えっと・・・高田さん。衰えすぎです・・・TT
引退するのが遅すぎです。
個人的にはUの後光が眩しく感じられたころが頃
合だったと思いまする・・・。

最初の予定通り、プライド1で引退してたほうが
良かったのでは?と言ってしまうのは意地悪かな
?^^;

そいじゃ今日はこのへんで。
また次回の更新でお会いしましょう。

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