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乙女日記 Vol.447 ひばりヶ丘に込めた想い

今日は25歳以上の方限定のお話しですw

それぞれの世代で色濃く残る音楽って有るでしょ

cocにとって、やはり80年代後期から90年代中
期に渡って世を席巻していたバンドブームという
のが、青春真っ只中だったんですよ。

cocにとってのバンドブームは、レベッカから始
まり、エコーズで痺れて、バービーの色気に当て
られ、ブルーハーツに衝撃受けて、アンジーには
天井裏から愛を込められまくって、ユニコーンの
見事なパクリっぷりに開き直っちゃえば、それが
オリジナルというのを教えられ、宮田さん(勿論
ジュンスカのね)のシャウトは、無条件で格好良
くて、ジッタリンジンのこだわりに同調し、フリ
ッパーズギターで、努力では得られない天性の素
質というのを見せ付けられた、そんな時代でした


以前に何回か書きましたが、cocもフトしたきっ
かけでバンドに参加することになり、ヴォーカル
として活動していました。

参加当初は、ほんとーに、歌うのが嫌で嫌で仕方
なかったです。

結構、気が小さい人でして、人前で歌うなんて事
平気で出来る柄じゃないんですよ。

でも、性格っていうか、何事も手を出したら、突
き詰めて追求しちゃう性分で、嫌というのと併行
して、バンドのヴォーカルとは?という探求心が
芽生えて、色んなバンドの曲を聴きまくったりも
していたのです。

そして、その頃につくづく痛感したのが、cocの
バンドのヴォーカルとは?という問いに答えをく
れたというか、cocの思い描く理想の姿を堅持し
ていたのが、ジュンスカの宮田さんでした。

宮田さんを見て、そうだよ!これだよ!理屈抜き
で格好良すぎる!って感じたのです。

だけど、彼のスタイルを模写するにはcocは余り
にも正反対のタイプで、自分が見つけた理想像と
現実のギャップにかなり落ち込んだものです。

大袈裟でなく、男性になれないものかと真剣に考
えたりもしてました^^;

つまり、ステージ上で男性としてプレイするとい
う、エンターテイメント的な意味でね。

その為に、声を男っぽい声にするにはどうしたら
良いのかと考えたりもしましたし、その為だけに
知人にボイストレーナーの先生を紹介してもらい
発声方法を変えたりと、必死で頑張ってみたので
すが、やっぱりダメでね^^;

別に女性ボーカリストを否定してるわけじゃない
んです。

ただ、その時にcocが感じた格好良さの定義に男
性と要素は外せなかったんです。

最初は嫌で嫌で、でも断れなくて、渋々バンド活
動に参加してたくせに、気が付けば必死でヴォー
カルの理想を追っかけてたんですよねw

だけど、噛み合わないことっては、往々に有る物
で、cocが宮田さんにインスパイアされて、ヴォ
ーカル術を変化させようともがいてる最中にバン
ドのメンバーから言われた一言が後にバンドから
離脱する要因になったのです。

言われたことは「男ぶらないで、かわいく歌って
くれれば良いんだよ」です。

この一言が、当時のcocにとって、物凄くショッ
クだったのです。

cocは格好良さを追求しようとしてたのに、メン
バーは可愛さを重視したいというわけですから、
言ってしまえば、それは大きな溝になったわけで
す。

その一言が投げかけられた以降は、ライブでも心
底自分を解き放てないし、なんか自分が人形扱い
されてるような錯覚に陥ってしまったんですよね

で、当時、つまりバンドブームの真っ只中という
のは、バンドしてた人には分かると思いますが、
ちょっと目立ってるバンドがあれば、どれもこれ
もメジャーデビューの誘いが舞い込んで来てたん
ですよね。(青田買いって奴ですね)

うちらのバンドにもそういう誘いが2度合ったの
ですが、もし、メンバーのあの一言が無ければ、
もしかしたら今頃はデビューして、地方廻りして
たかもしれませんですw

1度目の誘いは、cocの知らない内に断っていた
そうで(なんか条件が悪かったらしい)事後報告
として断ったと聞かされ、ほっとしていたんです
が、2度目の誘いの時、どうする?って話しあっ
たんですが、その時はcocと他のメンバーの溝が
かなり大きくなってて、バンドを仕事にしていく
なんて、正直全然考えれなくて、cocとしてこれ
が潮時かなって思いまして、脱退したのです。

猛反対っていうか、脱退は勘弁してくれ的な話し
合いはあったのですが、当時、cocとしてはもう
バンド活動に対してっと言うか、自分がヴォーカ
ルとしてやっていく自信は微塵も残っていません
でしたし、それに小さい頃からの夢だった仕事の
(今の本業のことです)勉強を本格的に始めたいと
思っていた時期でもあったので、悪いけど新しい
ヴォーカルを探してという事で、バンドを辞めた
のです。

そして、数年後、ジュンスカが解散した時に、
cocの『バンド』という青春は幕を閉じたように
感じました。


さて、いきなりこんな話しを書いてるのには、
理由が有りまして、そのジュンスカの宮田さんが
新しいバンドを立ち上げてるんですよ。

しかも、そのバンドのドラムは、元ユニコーンの
川西さんなんです。

なんか熱い物が込上げてきちゃったのですよ。

それに、最近、バンドブームと称される時代に、
メジャーで一線を張ってたバンドの楽曲を取り上
げるミュージシャンが多くなってきてるでしょ。

なんかね、バンドブームは終わったようで、まだ
息づいてるんだなぁって感じたのです。

で、ジュンスカのアルバムを引っ張り出してきて
聴いちゃってるんですが、やっぱり宮田さんって
格好良いわ^^

そして、聴いてると10年前の出来事が次々と脳裏
に浮かんでは消えてと・・・
ちょっとノスタルジーな感じになっちゃったので
す。

故にバンド時代の話しはあまりするのが好きじゃ
ないんだけど、ちょっと自制が緩んで書いちゃっ
たわけです。

ま、たまには良いやね。浸るのもw

そいじゃ、今日はこのへんで。
また次回の更新でお会いしましょう。


追記

今回話題に上げた宮田さんの新バンドについての
情報が見れる公式サイトと関連サイトを御紹介し
ておきまする。


公式サイト
http://www.jetki.com/main.html

ユニコーン関連のサイト
http://members.goo.ne.jp/home/uuu_unicorn/main

ジュンスカをリバイバルしてるバンドのサイト。
http://www.ai-band.jp/index.html

特に最後に紹介してるサイトのバンド・・・は、
いや、今更多くは語るまい(謎

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