記事一覧

乙女日記 Vol.565 猿の意地を見せた?w

ちょっと用事があったので実家に寄ってきたんで
すけど、そこでちょっとした珍事件がありました

以前にもチラと書いたことありますが、うちの父
はペットマニアで、いろんなペットが実家に生息
してます。

今はそうでもないのですが、昔はちょっとしたプ
チ動物王国でした。

で、今日の主役はロビン(リスザル)とチッタ(ヨ
ークシャテリア)の御二方。

まずはロビンの紹介を。

リスザルって言うか、猿の飼育は大変難しいそう
です。ここで『そうです』と表現してるのは、ロ
ビンは全然大変じゃいんですよ。

大抵は猿をペットで買う人って挫折するそうなん
です。なぜかって言うと、猿は賢いでしょ。
賢いからなつき難いんだそうです。

基本的にペットの猿は従順じゃないそうです。
つまり飼い主に突然牙を剥いて噛み付いてくるの
なんて、珍しいことじゃないそうですし^^;
(事実、別にマーモセットも居るのですが、そち
らは少々気性に難有りっていうか、猿本来の野生
的激しさが普通に出ています)

まぁ、当然ですね。
猿は群れ社会で生きる生物ですし、犬や猫みたく
人に飼育される事を前提に品種改良や交配調整は
されていませんです。

犬とか猫が人になつき易いのは、人に刃向かう固
体を間引き、従順な固体ばかりで交配させペット
に適した気性のものばかりに種が調整されてきた
歴史があるからです。

例えば血統の良い犬だと、生まれてから一切何も
教えて無い状態で、いきなり「お手!」っと言う
と、シュタっと手を差し出す犬もそう珍しいもの
ではありません。

これが何を意味するのか、専門的な事は判りませ
んが、受け継がれたDNAの中にそういった人間
との関わりあいについての情報があるんでしょう
ね。

で、猿はそういったペット改良はされてませんか
ら、大抵は『暴れ猿』に成長と共に変貌します。

聞く話しだと飼い主ですら触れないというくらい
気性が荒くなるの、珍しくないそうですし、まず
家族全員になつくことは無いって言われています
(猿は自分で順位を付けるため)

だから、父になつくも、他の者には牙を剥くとか
という状況はごく普通にあるそうです。

しかし、うちのロビンは、気性が穏やかで犬の様
に従順な猿です。

家族全員に懐いてますし、来客の方にたいしても
決して威嚇行動を取りません。

例えるなら、柱の後ろからチラっとお客さんを覗
いては姿を隠すwそんなシャイな猿ですw

彼の中では、うちの家族が全て自分より上位だと
思ってるみたいですから、家族の誰1人、彼に噛
まれたり威嚇されたりしたことありません。
(こういう猿ってホント滅多に居ないらしい)

で、このロビンが一番懐いてるのがcocで、cocが
実家に戻ると、ゲージから出してもらってる時な
ら、すかさず肩に上ってきて、あたしの肩を棲家
にしますw

あと、彼は凄く賢く、勘の良い猿です。
特別な調教をしてないのに、まるで介護猿みたい
に色々としてくれます。

ペットボトルを指差して、「ロビン、ボトル」っ
て言うと、シュタ!っと肩から飛び降り取ってき
てくれますし、大抵の物体を識別し器用にこなし
ます。

餌も猿は大抵、食い意地が凄くて抑制が利かない
そうなんですけど、ロビンを肩に乗せた状態のま
ま、何かcocが食べていても一切手は出しません
し、鳴き声もあげません。

こちらが分け与えると、慌ててがっつくわけでも
なく、行儀良く、そしておとなしく食べ始めます

ほんと、おとなしいのよw

で、今度はチッタの紹介。

この娘は新参者で、ちょっと気性にムラがあるん
です。

機嫌の良い時とそうじゃないときの差が激しい。

機嫌が悪いと、人の顔を見るなり吠えまくり、挙
句に履いてるスリッパとかに突っつき噛みしてき
ます。

「チッタ!!」って怒ると、怒られた事が気に食
わないんでしょうね、ダー!っとあちこちを狂っ
たように走り回り、再度テンションを自家発電で
暖めてきて「よくもアタイを怒鳴ったな!」と言
わんばかりの剣幕で吠えかかってきますw

機嫌の良い時は、ヘコヘコ尻尾を振り、遊んでく
れと催促してくるんですけどね。

で、今回実家を訪れた時、丁度チッタの機嫌が最
高潮に悪かった時のようで、吠えるはスカートに
噛み付くは、アキレス腱にタックルしてくるわで
大荒れw

肩に乗ってるロビンもそのチッタの剣幕にタジタ
ジで落ち着かない様子だったんです。

チッタ、向こういってよ!と追い払いソファーに
腰掛けて、母が出してくれたお茶を飲んでた時、
再び暴走チッタがやってきて、あたしに向かって
吠えまくるんです。

で、挙げくにはソファーによじ登ってきたかと思
うと、あたしに対して唸り声を上げて噛み付いて
来たので、応戦ってわけでもないけど、チッタを
振り払っていたんです。

しかし尚もしつこくチッタは絡んでくる。

いい加減イラっときかけた時、突然肩に上でソワ
ソワしていたロビンが、チッタ目掛けてダイビン
グ!w

私の知る限り、初めてのロビンの戦闘モード突入

ビビッたよ。だってあの大人しいロビンが「キー
ー!」って威嚇の声上げながらチッタに飛びかか
っていくんだもんw

さすがのチッタも、ロビンの猛攻には太刀討ちで
きず、ロビンのスリーパー攻撃に「キャン!」と
悲鳴を上げた後、ロビンを振り払い猛ダッシュで
別の部屋に逃げていきましたw

なんか、ちょっと感動したw
ロビン、君も怒る事あるんだねっとw

でも、それからが面白かった。

だって、ロビンたらさ、チッタの姿を見掛ける度
に、甲高く、そして短い威嚇の鳴き声を「キ!」
って出すもんだから、その度にチッタがビク!っ
て身体事反応して逃げるw

暫くすると、またチッタが現れる。
でも、ロビンは有る程度離れていれば無視をして
るんだけど、ロビンの中でのボーダライン的な距
離に入ると「キ!」ってw

その度にチッタはビビッて後退w

その繰り返しを見てて、これが『犬猿の仲』って
ものなのか~っと古典的に妙に納得してましたw

ま、ロビンにすれば、自分はうちら家族よりも下
位に従事ているわけで、だけどチッタがその自分
の上位の者に対して攻撃行動をしてくるもんだか
ら「僕の上目に威嚇するとは何事ぞ!」っという
剣幕なんでしょうねw

賢いというか律儀というかw
猿らしかからぬ猿です。

でも、まぁ喧嘩はよくありません。

ロビンの方は問題ないけど、チッタの方が負けた
のに往生際が悪いというか、機嫌が悪いのでしつ
こいと言うか、懲りずにロビンと火花を散らし続
けるので、取り合えずチッタの気分は今日はもう
治らないだろうから、また喧嘩すると大変なんで
ロビンはあたしが連れて帰ることにしました。

そんなわけで、ロビンを連れて自宅に帰ってきた
わけですが、案の定、同居人のアキラ(4歳)が大
騒ぎw

しかし、ロビンはそんなアキラの好奇心がとても
怖いみたいで、アキラが自分に触れようとすると
悲鳴をあげてあたしにしがみついてくるw

どうやら嫌われたようですね、アキラくんw

とことん嫌われたアキラは途中で拗ねちゃいまし
たw

アキラの無念は仕方ないとして、このロビンには
ホント驚かされるです。

ロビンを自宅に連れてきたのは初めてなんですよ

まったく新しい見慣れない部屋、見慣れない人間
が居るにも関わらず、ロビンは平然としてる。
あんた、もう少し熱い血は流れてないのかね?と
小1時間聞きたいくらい、平然とあたしの肩から
見慣れない部屋を眺めては、キュ!っと甘えた声
を出してるw

大抵の猿は、部屋中を掻き回して、いろんな物を
破壊しちゃうんだけど、彼はそういうの全然しな
いw

なんつーか、温和すぎw

ま、そういったことで、何日かはロビンをこちら
で預かることにしました。おとなしいから凄く助
かるしね。

問題は、あのチッタだw
あの娘は一度キチンと調教しないと駄目ですね。

なんとかロビンとチッタが仲直りしてくれること
を願いつつ、今日はこれにて終わりとします。

それじゃまた次回の更新でお会いしましょう。

トラックバック一覧

コメント一覧