あのぉ・・・
なんでも【タッチ】を実写映画化するそうですね・・・。
ハッキリ意思表明させてもらうと『やめて！！』です。
なにをどうすればやめてもらえるんですか？
これは大規模な脅迫ですか？
脅迫なら脅迫でいいから、目的を提示してください。
多少の無理をしてもでも、その望みを受けますから・・・ＴＴ
ほんと・・・、呆れるっていうか、半泣きですよ。
だって、あの【タッチ】ですよ！？
８０年代に大ヒットし、優等生かつ美形の人を【南ちゃん】と称す
るほど世に影響を与えた、純愛ラブストーリーのタッチを実写化っ
て・・・、どこぞのバカが暴走して企画立てたんだＴＴ
絶対に！
１００００００００００００％失敗するに決まってるじゃないＴＴ
キャラを役者が演じることにも厳しさはあるけど、なにより一番の
問題は【あだち充】氏の独特の間を実写で表現できるわけがないじ
ゃない。
あの間は、あだち氏の画風と絡んでこそ成立するもので、実写であ
の間合いを再現しようとすれば、役者に掛かる負担は物凄いものに
なりますよ。
若い役者で、セリフ無しで５カットも６カットも堪えられる人居ま
すか？場合によっては、２～３シーンセリフ無い場合もあるんです
よ・・・。
例え、絵があだち氏の物でも、あの間の再現は難しいものです。
具体例を挙げると、Ｈ２のアニメです。あれが悪い例の典型。
【間】を【間】として活かしきれてないから、ただテンポが微塵も
ない作品になってしまってます。
まぁ、あだち氏作品のアニメ化に関してはナイン～タッチ～陽あた
り良好までの約５年間【杉井ギサブロー】氏が監督を務め、見事に
あだち充ワールドを再現しきった功績が大きすぎ、彼以上にあだち
作品の映像化について熟知してる者はいませんから、Ｈ２の失敗は
当然の結果であるとも言えます。
タッチに関しては続編という形で、オリジナル新作がＴＶスペシャ
ルとして２回放送されていますが、やはり一時代に名を刻んだ作品
でもあるし、ファンの印象が強い作品でもありますから、１０年と
いう月日が経過してるにも関わらず監督は杉井氏を起用し「やはり
あだちアニメは杉井さんだね」っという認識を再認識させてもらい
ました。
ちょっと話が逸れ気味になってきたので、戻します。
で、本題はタッチの実写劇場版ですね。
いっそ、実写も【杉井】氏に監督してもらえれば・・・
少しは望みあるのですが、当然今回は杉井氏は関与していません…
浅倉南が【長沢まさみ】だとか、上杉兄弟が誰なのかとか、いわゆ
るキャストに関心が集まっていますが、そんなのは極端に言ってし
まえば誰でもいいんです。
別にキャラ先行の作品じゃないですしね。
言い方は悪いですが、あだち氏の作品の主要キャラは大抵似たよう
な顔してますから＾＾；(髪型が違うだけとも言う)
だから、誰が演じても良いのです。良い意味でアクの無いキャラデ
ザインですから。
肝心なのは繰り返しになりますが、氏の作り上げる間です。
実写映画でいうならば、脚本とカット割ですね。
そういえば、昔、一度【タッチ】の実写化はありました・・・
しかし、それは時代の落とし物と言いますか・・・
つまりはです、浅倉南コンテストみたいなものがありまして、そこ
で選ばれた【浅倉亜季】を宣伝する為の、いわゆるアイドル企画物
の１つとしてＴＶドラマとして製作されたので、出来がどうとかと
いうレベルの物ではありませんでした。タッチを実写化する為のド
ラマでなく【浅倉亜季】を売り出す為のドラマですからね。
その他の【あだち】作品の実写化といえば・・・
みゆき(TVドラマ)、ナイン(TVドラマ)、みゆき(映画版)や、陽あた
り良好(TVドラマ)、じんべぇ(TVドラマ)等が有りますが、どれも散
々なもので・・・
唯一、鑑賞に堪えうるギリギリの域(あだち作品の再現という意味
で)だったのは【じんべぇ】くらいで、その【じんべぇ】も独自色
の立て方が上手かったら、なんとか作品としてまとまりはしました
が、それ以外の作品はもう言葉すらありませんって感じで…
なのに、今になってタッチの実写映画化でしょ。
更に言うと、来年一月から【H2】がドラマで放送されるし・・・。
あだち充ファンにとっては、耐え忍ぶ辛い時期なんでしょうか…？
はぁ・・・。
なんか映画の完成を想像しただけで、気分がドンヨリとしてきます
＾＾；
あだち先生も、製作にＯＫだすんだから困った人です・・・。
もっと自分の描いた作品を大事にして欲しいと思うcocさんです。
それでは、何らかの問題が発生して製作中止なることを強く念じな
がら、今日はこれにて終わりとします。
ではまた次回の更新でお会いしましょう。
＊原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。