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乙女日記 Vol.864 大きなお世話ですね

昨日のテキストで【コミックタイトルしりとり】をしてるというの
を書きましたが、それから関連する話題で今日は漫画家のお話し。

って言っても、専門的な話じゃなく、まぁちょっと下世話な方面な
のかも^^;

今もメジャー中のメジャーですけど、80年代中期から90年代中
期にかけて、尋常じゃない売れ方をしていた【少年ジャンプ】

ピークで、週間680万部でしたっけ?(詳細未調査)

たしか当時世界で2番目に売れてる定期発刊物になったとかの話を
聞いた記憶があります。一位は【ニューヨークタイムズ】だったと
記憶してます。

確かに【ジャンプ黄金期】の頃は凄かったです。
発売日の月曜の朝(居住地域では月曜だった)なんて、本屋さんは戦
争のような光景でした。

学校への道すがら、開店が10時の書店でも、月曜日だけは7時に
開いてたっけ・・・w

そんな状況が1年とかでなく、数年続いたんですから、今考えると
凄いですよね。

そんな雑誌に連載を持つ作家というのは、凄まじい競争だったんで
しょうね。

当時の一部のお抱え作家以外の所謂新規参入枠ともいえる3~5枠
に入るのだって、半端ないことだったと思います。

いわば、そこに入れるのはエリート中のエリートみたいなもんだっ
たんじゃないかな。

その新規枠から中心枠へと出世していく作家も居れば、1クールで
連載打ち切り以降、消息不明の作家などなど・・・

激烈な競争の天と地って感じです。

で、最近は、その【ジャンプ黄金期】を支えた作家があちこちの出
版社に流れているじゃないですか。

ジャンプ編集部の【作家の若返り】政策から専属契約を解かれた人
達なんでしょうけど、なんかちょっとそういうの淋しいです。

もっと悲しくなるのが、ジャンプで連載していた作品の続編や、設
定を流用した作品を他の雑誌で連載してるのあるじゃないですか。

なんか、そういうのって、作家だけじゃなく、作品までもジャンプ
から捨てられたような印象を受けて、自分が夢中になって読んでた
時代の作品が安売りされてるように感じて、上手く表現できないけ
ど、ちょっぴり悲しいです。

まぁ、漫画作家も人気商売ですし、時代の波を寄せ付けない極一部
の巨匠以外は、その波に飲まれて、あの栄光は何処へ・・・みたい
になっていくのも仕方ないのかなって思いますが・・・

なんとも、センチメンタルな気分になってしまいます。

600万部超の雑誌に連載を持ってた作家が、食べていく為に安い
ギャラで部数の少ない雑誌で細々と仕事してる・・・
なんとも・・・悲しいじゃない。

でも、それが何の保証も無い、技術職の常ですから仕方ないんです
けど、栄光時代を知ってるだけに「え!?○○さんって今、そんな
マイナーな雑誌で書いてるの!?」という驚きはどうしても感じて
しまいます。

まぁ、大きなお世話なんですけどね^^;

でも、そんな事を感じてる時に思ったのが、メジャー誌に連載を持
てても、当然自分の描きたい物は描かせてもらえない。メジャー誌
から戦略外通告を受けてフリーの立場になったとしても、よほどメ
ジャー時代に稼いでない限り、今度は食べていく為に描かなきゃい
けないわけだから、描きたい物が描けるわけじゃない。

漫画家って・・・一体ToT

描きたい物を描き込みたいだけ描き込んで描けてる漫画家さんて、
一体どれほどいるのだろう・・・。

そして、描きたい物が描けないストレスとの戦いって、どれほど辛
いんだろう・・・。

描きたいから漫画家に成ったのに、成ったら成ったでいつまでたっ
ても描きたい物を描ける場に辿り着けない・・・。

それはキツ過ぎるよね。

マイナーな雑誌で、元ジャンプ連載作家の経歴が負担になりつつも
細々と頑張ってる作家さん達の近況を知ると、そんなことを考えて
しまうのです。

で、職種は違うけど、成りたいと思った職業に付けて、やりたいと
思っていた仕事をさせてもらい、自分の意思で仕事を取捨させても
らってる自分の状況がどれだけ恵まれていて、どれほど沢山の人に
感謝しなければいけないかを痛感します。

それと同時に、やりたくないと思っていても、堪えてやってる人達
の強さに敬服します。

なんか、最後をどうまとめていいのか判らなくなりましたが、とに
かく自分も、もっとがんばらねば!っと思った次第であります。

そして、自分の仕事を何かしらの形にして残すことも有りかなっと
、昨年から受けようか受けまいか、悩んでた仕事を受けてみようか
なと思った夜なのでした。

なんか、締りの悪い終わりかたですが今日はこれにて。
また次回の更新でお会いしましょう。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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