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乙女日記 Vol.980 やはり最初に決断しておくべきだった。

人には様々なタイプがあり、向き不向きは勿論のことで性格から生
じる資質の違いというのもありますが、なるべく向いてないと思わ
れるタイプの人にも、その人に合わせた対処方やアドバイスをして
、向き不向きという資質面でのプラスマイナスを無くそうと心がけ
ているのです。

1度言って理解する人。10回言わなければ理解出来ない人。効率
から考えるなら前者を優遇したくもなりますが、10回言って理解
出来るなら、10回言いましょうっというのがcocの基本的な指導
スタイル。

指導する側が努力を怠るというのは私的に論外だと思ってますから

しかし残念なのが、尽く期待や信用を裏切る人っていうのは居るも
んで・・・

何度注意しても同じミスをする。
だから、何で同じミスをするのを考える。
その人の性格を分析するために、可能な限り多くの時間を一緒に行
動するようにします。

徐々にミスの原因が見えてきます。
こういう性格でこう考えて、こう行動するからミスが起きやすいっ
という所まで判明すると、今度はそれを防止するための予防策を考
えるのです。

仕事なんだからミスはダメ。本人もミスしたくないと言ってる。だ
ったら、今までしていた行動ではダメ。あなたの性格からすると、
こういった予防線を張っておけば絶対にミスは起きないはず。あれ
をこうして、これはそうしておけば、確実にミスを防げるでしょっ
と問うと「なるほど、そうですね」と本人も納得。

しでかしたミスは本来許されるようなものではなかったけど、指導
担当の責任としてはミスの責任を取らせるよりも、今後同じミスを
繰り返さないように徹底した行動改善をするほうが先決だと思った
わけです。

ですが、やってくれたのです・・・
あれほど同じミスはしてはいけないと説き、本人の性格を分析し、
ミスの原因になる行動を解明し、その予防線の張り方まで考え、本
人納得の上で予防線行使を硬く約束したのに、また同じミスを起こ
してくれた・・・

しかも追求すれば、あれほど硬く誓った予防線の行使を目先の煩わ
しさで蔑ろにしていたと・・・

つまり、それは既にミスの範疇を超え、意識的か無意識かは別とし
て意図的な愚行ということになるのです。

報告を受けた時、言葉がでませんでした。
真剣に交わした約束を破り裏切られた事や、期待を込めた信用を欺
かれた事などで、とんでもなく暗く重い気分になりました。

そして、最も失望したのは、その予防線行使の怠慢を嘘で隠そうと
したことです。

信用関係の間柄で自らの愚を隠し、保身の為に嘘を付くなんて…

二重の裏切りにcoc自身が相手を信用できなくなったのです。

あれほど予防線は絶対張っておくようにと強く言ってたのに、その
予防線に対してすら怠惰な取り組みをしてしまう。

そして、言い訳ではなく嘘で偽りの正当性を作ろうとする。

考えました。考えに考えましたが、どうしてももう一度相手を信用
しようという気持ちになれなかったのです。何をもって信用するか
という部分が見つからないのです。

故に下したくない決断でしたが、ミスの責任を本人に取らせ、退職
という結論を突きつけるしかありませんでした。

向いてないと最初に感じた時点で決断出来なかった事がcocの甘さ
なのでしょうね。

言い訳ですが…、なんとかしてあげたかったのです。熱意はあった
から。でも熱意が有れば何でも許されるわけじゃないってことも当
然判っていました。しかし、その熱意に賭けてみたんです。変わっ
てくれるだろうっと。

そういった温情が更に大きな被害を生む結果になった事は事実で、
最初の段階で決断を見合わせたcocの考えは間違っていたわけです

オーナーにも申し訳ないことです…。

ま、ドライに考えて書けば、上記のようになるわけですが、今回起
きたトラブルで一番ショックだったのは、やはり嘘をつかれたこと
ですね。

嘘が嘘だと判明したとき、その現実を直視したくありませんでした

何故、嘘を付く…。正直に非を全て認めてくれてれば、まだやり直
せたかもしれないのに…。

この数年間の対話と努力の全てが全くもって無駄なことだったんだ
と気付かされた日のお酒はとても不味く、幾ら飲んでも気分は高揚
せず、ただただ苦いお酒でした。

このショックは、暫く尾を引きそうです…

そんなわけで、悲しいのか、腹立だしいのか、脱力なのか定まらな
い奇妙で気色の悪い気分のcocさんなのです。

これが、怒りのみなら少しは楽なんですけどね…

ま、そんなわけでドンヨリと沈んでいるのです。

それでは今回はこのへんで…
また次回の更新でお会いしましょう。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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