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乙女日記 Vol.996 認めない!絶対認めませんからね!

なんということでしょう・・・。
あの破壊王で知られるプロレスラーの橋本真也さんが脳幹出血の為
に急死なされました。享年40歳でした。

今、ここから何を書こうかと考えたんですけど、色んな事が頭に浮
かんできて、整理が付きません。

世代的に、橋本さんはど真ん中でして・・・。

あたしがプロレスに最初に興味を持ったのは、何歳の頃かはハッキ
リ覚えてないんですけど、TV朝日系列で永井豪先生の作品【獣神ラ
イガー】のアニメが放送を開始した直後で、その当時、土曜日の夕
方にたまたまTVを付けていたら、新日本プロレスの【ワールドプロ
レスリング】が放送されていて、そこで覆面レスラーの獣神ライガ
ー(現:獣神サンダーライガー選手)がアニメのタイアップレスラー
としてデビューした試合だったのです。

世代的に初代タイガーマスクの頃はギリギリでして、その頃ゴール
デンタイムでプロレスが放送されてたのも薄っすら記憶に残ってる
程度で、タイガーマスクの試合も見たよう見なかったようなってく
らい、記憶は薄いので、獣神ライガーの登場と、その戦いぶりは
cocにとって充分センセーショナルな出来事でした。

まともにプロレスを見たというのは、その時が初めてでしたが、獣
神ライガーの軽快な動きとパワフルな技に魅了され、一気にプロレ
スの大ファンとなったのです。

で、その頃は、新日本プロレスでは、武藤、橋本、蝶野の若手三人
が【闘魂三銃士】と称され、売り出し中の頃で、一方全日本プロレ
スでは、三沢、川田を筆頭に、小橋、田上を加えた後の【四天王】
と呼ばれる人達が、やはり若手として台頭していた時代です。

プロレスを見始めたのが、そういうタイミングだったものですから
、上記の7人はcocの中で永遠のヒーローなんですよ。

新日本では、猪木、長州、藤波、木村などのベテランにいつもボコ
ボコにされていた三銃士。全日本では、馬場、鶴田、天龍などにコ
テンパンにやられていた四天王を見てきて、彼らの成長をリアルタ
イムで共に過ごしてきましたから、その世代の1人である橋本さん
が亡くなられたというのは、ショックと言うには余りにも衝撃が大
きく、悲しみというよりも動揺です。そう、激しく動揺していて、
それが治まりません。

上述の7人の内、表面的には袂を分けた形となり、各組織の代表と
して活動してる人は5人で、それぞれが団体の垣根を取り払い、己
の思想、スタイルを表現する場は別として、変に鎖国的な活動にな
るのでなく、積極的に団体の交流が計られるようになった昨今にお
いて、経営は苦しかったでしょうが、ZERO-ONE代表の橋本さんの存
在というのは重要でしたから、怪我で戦線を離脱されていた間は復
帰後にどういった政治的な動きを見せてくれるか楽しみにしていた
のです。

今から思うと、橋本さんの生涯は波乱万丈でしたね。

まず古く思い出すのは、トニーホーム戦。
闘魂三銃士として、プロレス界で脚光を浴び始めていた当時に行っ
た異種格闘技戦。あのトニーホーム戦の惨敗から橋本さんは損な役
周りになってしまいましたね。

長州力との確執や小川直也問題。そして引退から復帰、独立と彼の
周りには常にきな臭さいものが漂い、その中で翻弄されていたよう
な気もします。

そして、彼は急死した。沢山の問題や課題を残したまま…。

仇敵から盟友となった小川。師弟関係での確執の決着は付かないま
ま、取り残された長州。ノア勢との本格的な絡み、そして三銃士の
復活。

やらなければいけないことが山積みだったのに・・・
死んじゃうなんて、無しだよぉ・・・。

40歳って・・・
レスラーとしてこれから完成形に辿り着ける年齢なのに・・・。

ほんと辛い。辛いけど悲しいというのは不思議だけど無い。
なんか、無性に腹が立ちます。

なんでだよ!っという風にね・・・。

だって、やなんだもん!死んじゃうなんて、ズルい!
もっともっと見たかった・・・。見たかったのに・・・。

折角、三銃士と四天王の世代がプロレス業界の旧態依然とした悪い
慣習を取り払い、新しい風を起そうとしてる重要な時期に、そこか
ら離脱するなんて、けしからん・・・!

絶対、長州さんも怒ってるはずだ。結局、長州さんは最後まで橋本
さんに「こらぁぁ!!橋本!!」って怒鳴らないといけないみたい
だね。

闘魂なんでしょ。闘魂伝承だったんでしょ。
なら死ぬな!死ぬとは何事だ!!

向こうで、夢のカード、橋本対鶴田とかやられても困るんだよ!
見に行けないじゃないか・・・

とにかく、あたしは認めないからね!

まだ見せて貰ってないんだから!
武藤、橋本、蝶野、佐々木 対 三沢、川田、小橋、田上の超プラチ
ナドリーム8面タッグマッチを!

だから絶対認めない!認めてたまるか・・・・

冥福なんて祈らないぞ!破壊王に冥福なんて似合わない!

そして、復帰に向けての道はこれからも、いや、永遠に…現在進行
形のままだ!

少なくとも、あたしの中ではそうなんだ・・・。

だから悲しくなんかないぞ!悲しくなんか無い。

そいで、もし本当に向こうの世界ってのがあったとしたら、あたし
がそっちに行った暁には必ず探し出して説教してやる!これ確定!

何年後かわかんないけど、待ってろ!橋本真也!向うなら体格も体
力も関係ないはずだから、精神的にガンガン攻めて、勝ってみせる

こっちの世界では、3回会ったことあって、名前も覚えてくれてた
んだから、向う行って名前覚えてなかったら、絶対にビンタだ!

ここまで好き勝手書いたけど、最後に1つだけお礼を。

上記の通り、彼には3回遭遇したことがあり、1度目の遭遇から2
年後に2回目の遭遇をした時に、名前を覚えてくれてたことには心
底嬉しかったです。3回目の遭遇の時には、彼の方から声をかけて
くれ大変驚かされました。彼のそういった紳士的なファンとの関わ
り合い方が、ともすれば批判を浴び兼ねない彼のレスラーとしての
行動をも支持を得る結果にへと繋がったんでしょう。【プロ】レス
ラーとして、憧れる存在であったと同時に人間として、とても尊敬
出来る人だったと、たった三回の偶発的な面識回数しかない身では
ありますが、一流の人格者であったという印象をcocは感じました
。三度目の遭遇の時に、調子に乗って「持ち上げて下さい」とお願
いした私を軽々と片手で持ち上げてくれた彼のサービス精神に深く
感謝すると共に、その三度目の遭遇の際、名前を一字覚え違いして
たのは、失礼のおあいこ様ってことにしておきましょう。

そんな通りすがりの1プロレスファンに快く対応してくださったこ
と、心より感謝しています。

しかし、くどいですが。私は認めませんからね。
頑固者ですので、こうだと決めたことは曲げません。

たぶん、これでいいのだと、私は私の中で納得してます。

それでは、いつの日か彼との4度目の遭遇を信じ、今日の私なりの
追悼を終えるとします。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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