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乙女の『うるちま』見聞録 其の九十七

昨夜初めて【ファイヤービートル】の捕獲に成功しました^^

って、今更何言ってんだって感じですが、今まで一度も捕獲したこ
となかったですよね。

この【ファイヤービートル】が導入された頃は、丁度UO倦怠期で
、主に自宅に篭って生産作業をしてたりという地味な時期だったの
で、当時の【武刀の天地】クライアント実装導入に関しては横目で
見ていただけって感じだったのです。

ですので【武刀の天地】で実装された【ファイヤービートル】とい
う摩訶不思議生物の捕獲にトライしたことはなかったわけです。

【ファイヤービートル(通称:火ゴキ)】というのは、鉱石を溶かす
ことができる生物で、採掘の際に掘り出した重い鉱石を、その場で
インゴットに精製することが出来る便利なペットなんです。

でも、生息してる場所が厄介でして・・・

アリの巣のようなダンジョンの最深部に巣があり、そこにしか居な
いんです。

でも、周りはモンスが徘徊・・・
しかも結構強めです。

UOにはペットコントロール値というものが数年前から導入されて
いまして、1つのキャラが連れ歩けるペットの最大スロットは5と
なっていて、ペットに出来る生物には固有に消費スロット値が定め
られています。

普通の馬ならスロットは1。
ナイトメアという凶暴な馬は2。
ドラゴンは3。飛龍は4。

といったように基本的に強かったり便利だったりする生物ほど消費
スロットが高くなっているのです。

で、今回捕獲に成功した【火ゴキ】はスロット3を消費する生物で
す。ですので捕獲しにいくにあって、1キャラの最大スロット数は
5ですから、スロット2までの生物しか連れていけないわけです。

主な攻撃手段がペットというテイマーにとっては過酷な条件です。

何故なら、【火ゴキ】の巣の周りを徘徊してるモンスターはスロッ
ト2程度のペットで太刀打ちできるレベルの相手じゃないんです。

しかも、基本的に邪魔なモンスターは倒しても意味無いんです。

巣の近くで沸いたモンスを倒したとしても、倒したらすぐに、また
巣の近くでスポーンするんです。

ですから、邪魔なモンスターは自身を囮にして、巣の周りから引き
離し、透明になれる魔法のインビジなどを駆使して、受けたターゲ
ットを切り、素早く巣に戻り、火ゴキを飼い慣らすっていう手順が
セオリーのようです。

でもね、理屈で判ってるのと、いざ現場に赴いたときの行動っては
、そんな簡単に正比例するわけもなく…w

何度も殺されました…

一応、一度だけ捕獲にトライしにきたことがあって、その現場の危
険レベルは体験済でしたから、死んでもOKな装備と持ち物にして
きたので、何度ころされても構わなかったんですが、殺され幽霊と
なり野良ヒーラーの所に戻っていく間、自分でテイムすることは無
理なんじゃないかなった思ってたりしてました。

なにせ、アンチテイマーの人から【低マー】とそしりを受けること
もある職業で、確かにcocは自分の事を低マーと思っていますので
、低マーには無理な現場臭いな…っと半ば諦めモードに入ってたん
ですが、焦らずじっくりと巣の近くでインビジ(姿を透明にする魔
法)で待機し、場の動きを監察していました。

そうしてる時に偶然に画面の中にモンス1体と火ゴキ1体しか居な
い状態になった時があったんです。

一瞬迷いました。でもこれを好機と言わずして何時を好機とする!
っと自分を叱咤し、ブレードスピリッツという意思を持ったソード
の魔法生命体を召還し、そのモンスにぶつけ、モンスに沈静化を掛
け、すぐさま火ゴキを攻撃。

火ゴキを飼い慣らすには弱らせないといけないのです。

しかし、このビートル系の生物はHPが高いときに攻撃すると、物
凄い速度で動きまわり迫ってくるのです。

こちらは死に装備。2回攻撃貰ったら確実に昇天。

しかし、上手い具合に沈静化が長時間効果を維持してくれて、一回
攻撃を受けて瀕死に追い込まれてましたが、回復することなく、ひ
たすら火ゴキを攻撃。

ここで運良く、壁際で火ゴキのHPを俗に言う1mmパワーにするこ
とに成功したんです。

ビートル系の特徴として、瀕死になれば逃げることを最優先にして
、攻撃は一切しなくなるという性質があるんです。でも、火ゴキの
周りは壁。逃げ様にも逃げれない。

つまりハマリ状態ですw

あとは近づいてテイム連発で捕獲完了♪

しかし、まだ後ろには先ほど召還魔法を当てたモンスが居て、辛う
じて沈静化の効果が残っていてくれたのが救いでした。すぐさま火
ゴキに騎乗し、リコール(ドラクエでいうところのルーラ)で現場か
ら退避しました。

こうして、初めての火ゴキのテイムに成功したのです。

慣れてる人にはどうってことないことかもしれませんが、低マーな
cocにとってはかなりハイレベルなトライでしたし、テイム成功し
たときは純粋に感動しましたよw

初めてドラゴンをテイムしたときに匹敵する感動でしたw

こうやって自分の意志で行動を選択して、体験して会得していく、
やっぱこういうのがロールプレイングゲームの真骨頂ですよね^^

数字が幾つ上がったから、成長したとかでなく、こういった実際の
経験を積むことで数値には跳ね返ってこない経験値が溜まっていく
んですよ。

勿論、UOにもスキル等で数値の概念はあるけど、その殆どが○○
を使うことの出来る権利を得る為の数値で、問題はその○○をどう
いう風に使って、どういった効果や結果を導き出せるかはプレイヤ
ー次第なのです。

つーことで、テイマーとしての経験値が少し上がったcocさんなの
でした。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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