記事一覧

乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.60 託しどころは決まった。#4



【レヴォリューション(仮称)】は既に発表されてるとおり、入力デ
バイスをTVリモコン型に変更し、ゲームの中で発生する動きとデバ
イスの動きを連動させることを発表しています。これは結局DSのタ
ッチペンの思想を受け継いで昇華させた機能であり、その機能が素
晴らしいかどうかという以前に、今までの据え置き型ゲーム機とは
異なる遊びがそこに展開されることを一般ユーザーは容易に感じ取
れます。

このコンセプトはcocが以前ここで書きあげた、【感覚に訴えるゲ
ーム】というものに繋がるものですので、個人的にとても支持して
います。(くわしくは【こちら】をクリック)

そして、今までは、目新しい物が発表されても、それが一体何なの
か?という不安から、保守的な層が活発に動いてくれず、新しいも
のは認知されないまま、旧態依然としたものに落ち着いて、安定と
いうものが好まれることが多かったのですが、DSといったハードが
受け入れられたという現状こそが、新しいものを世に送り出す上で
絶好のチャンスだと思うのです。

先に書いたPSPの問題点等も、それらは今だから言える問題点であ
り、もしこのDSとPSPという両機が5年前に発売されていれば、立
場は逆転していたと思います。それだけ以前は安定というものが重
視されていた。代わり映えのしない物には新鮮味こそ無いが、大き
な失敗はないだろうと。

しかし、時代は1つの安定期に充足しきって、そこで得られた安心
感は既に選択肢の重要項目から外されてきてます。ユーザーは新し
い物を求めてる。言い方を変えれば、別の安定期へと移住したがっ
てるとcocは考えます。この機に投じられる、DSとそのコンセプト
をリンクさせた上で、新しいデバイスを搭載した【レヴォリューシ
ョン(仮称)】こそが次代を託されるハードに成り得るのではないか
と感じています。

少なくとも、【レヴォリューション(仮称)】が正式に発表され、そ
のデバイスの特異なスタイルを知ってからは、ゲーム製作に関して
は全く無知のcocですら、こんなゲームどうだろう?とか、プレイ
してるゲームを【レヴォリューション(仮称)】で遊ぶとしたらどう
なるだろう?っといった事を度々想像してワクワクしたりする頻度
が多くなっています。

ゲーム製作のド素人でさせ、そんな風に期待を膨らませているので
すから、作る側のクリエイター達はもっとワクワクしているのでは
ないでしょうか?

ゲームが好きで、ゲームという娯楽で人を楽しませてみたい、面白
いって言わせてみたいってのが、ゲームクリエイターの根本だと思
うのです。CGムービーを全否定はしませんが、グラフィックの描画
パワーだけで押し切る現状に満足してるクリエイターは少ないと思
うのです。

自分ならこういうのを作って驚かせて見たい。そんな発想が続々飛
び出してくる土壌という意味においては、PS3よりも【レヴォリュ
ーション(仮称)】の方が多くの可能性を感じます。

そして、cocはゲームに変わって欲しい、そしてそこに未来があっ
てほしいと願うタイプですので、発売後の様子が容易に想像できて
しまうPS3より【レヴォリューション(仮称)】の活躍に期待してし
ます。

当然、両機ともまだ発売されていませんから、どうなるかはわかり
ませんが転換期とも言えるこの時期に【レヴォリューション(仮称)
】が新しい何かを提供してくれるものと信じ、cocが思い描くゲー
ムの未来を託したいと思います。



トラックバック一覧

コメント一覧