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乙女のらぶらぶサッカー Vol.76 強化試合としては十分な成果が得られた思います。

現地時間20:30から行われたW杯前の強化試合、ドイツVS日本。
双方とも、W杯開幕直前の最終調整を目的とした試合で、共にコン
ディションのよさとモチベーションの高さを強く印象付けられる試
合内容でした。

日本代表としては、中盤が良く機能し、特に中田(英)と中村、そし
て福西の融和が上手く図られ、再三チャンスを作ることが出来てい
たのが一番の収穫じゃないでしょうか。

特に先制点となった日本の1点目は鮮やかなパスワークで完全にド
イツ守備陣を崩しての得点だったことが本大会への好感触に繋がっ
たプレイだと思います。

ただし、やはり問題として露呈した守備面。特に高さに対するチェ
イシング、ポジショニングといった点がやはりアジア予選とはレベ
ルが違いすぎ、本大会予選での失点を強く予感させる結果になりま
したが、まだ修正していくだけの時間はありますし、当然チームと
してそれが課題であると認識はしてるでしょうから、本番までどの
程度修正できるかが鍵になりそうです。

あと気になるのは、ジーコ体制で最も成長し、いまやジーコジャパ
ンの代名詞とも言える右サイドの加地が故障退場した点ですね。

ジーコ体制発足当初は、加地のプレイに首を傾げ、プレイに質にイ
ラ立ちを覚えていましたが、今では福西と並ぶほどの安定感をみせ
るほどになった彼がここにきて怪我となると、チームにとって非常
に痛いです。軽い打撲程度であることを祈るばかりです。

攻撃陣については、後半にこの試合2ゴールを挙げた高原に代わり
投入された大黒の2度の決定期ロストは憤慨に値しますね。

"たられば"という意味においてグダグダ言うつもりはありません。
ただ本大会では早々決定期などやってこないわけですから、あぁい
った決めなければいけない場面で確実に仕事してくれないと困りま
す。今回の2回のチャンスは、共に"惜しい"という次元のチャンス
ではなく、決めなければならないチャンスでしたしね。

とりあえず総括しますと、思ったより日本代表のコンデションは良
かった。そしてモチベーションも高く保っていた。本大会に向けて
上々の仕上がりではないかなっという印象を受けました。

ただ、現ドイツ代表というのは、あまり強くないというのが実際の
ところで、そのドイツに対し、2点の優位を保てなかったっという
のは、十分不安材料と成り得ます。

しかし、良い意味での弾みは得られたでしょうから、現地時間で
6/4の15:00(日本時間22:00)に控える最後の強化試合、対マルタ戦
で今回確認できた課題がどういった風に修正されてくるか注目した
いと思います。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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