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乙女のらぶらぶサッカー Vol.79 なんとも恥ずかしい試合

日本、もう結果はご存知ですよね?
まぁ、予想通りだったわけですが、それにしても内容の無い試合だ
ったなぁ。

中村がゴール前のFWの柳澤、高原両名に合わせ放り込んだセンタリ
ングに相手GKは飛び出してキャッチしようとした、DFは頭の上を越
させまいと下がりながらヘディングでクリアしようとジャンプ。そ
の結果、センタリングの軌道の頂点位置の真下という中途半端な位
置で、相手GKとDFが衝突。その衝突に高原と柳澤も巻き込まれる。

フィールドにもつれながら倒れる日本、オーストラリア両国の選手
併せて6名の頭上をセンタリングはそのまま誰の身体にも触れず通
過していく、ゴールネットを揺らすこととなった。

そう、正にラッキーゴールw

そんな、思いも寄らぬ幸運で先取点を得た日本。しかしながら、そ
の後は全くもって意味不明な試合となっていく・・・。

どうするのか?守るのか、攻めるのか、カウンター狙いなのか、中
盤でじっくり組み立てていくのか、サイド突破なのか、そういった
明確な主旨がないまま、その場、その場の勢いだけでボールを回し
、取られってのを繰り返すだけ・・・。

後半が始まっての20分間くらいは、とりあえずカウンター狙いとい
うコンセプトは感じられたけど、折角カウンターで決定期が訪れて
も得点に至らない。

そういった好機を幾度も逃しつづけ、残り時間6分、それまで少な
くとも5回はスーパーセービングで日本の失点を防いできてた、そ
の試合の中で一番の出来の良さを発揮していた川口がゴール前に放
り込まれた相手のスローインを飛び出して、後半途中から投入され
ていたオーストラリアの巨人ケネディの194cmの頭に合うのを防ご
うとした。

しかし、完全にクリアできず、無常にもボールは相手選手の足元に
転がり、GK不在の日本ゴールにオーストラリアの同点弾が吸い込ま
れていったところで、日本の集中力は完全に途絶。

そこから、立て続けに2失点し、最終的に1-3で日本敗戦という
わけなのですが、とにかく言えることは、このチームは勝ち方も知
らないのか?ってことですね。

決定力不足?フィジカルでキツかった?両サイドが押さえ込まれて
いた?中田へのマークが厳しく完全に押さえられてた?

敗退の責任の所在のやり場はいくらでもありますが、まずここで問
題視するべきは、形はどうあれ先取点を取ったという結果を活かせ
ない。つまり得点を得たあとの勝ち方というのがまるで出来てない
ってこと。

W杯というのは正直言って内容なんて無くてもいい。その代わり勝
たないと意味がない大会。どんなにセコくとも、どれだけ卑怯くさ
くとも、勝たなければ終わり。結果だけが最も重要な大会。特に予
選グループの戦いは、勝ち点1(引き分け)を死守し、願わくば勝ち
点3を得ようとするのが至極当然な目的。

一点を守りきれず負けたという表面的な結果では見えてこない落ち
度というのは、後半にオーストラリアは必死で同点にしようと攻め
込んできた。そこで日本はカウンター戦法に入った、見事に日本に
好機が連続して訪れた。訪れ続けた。なのにスコア動かず。

これは決定力不足と言う人もいるでしょうが、違います。決定力不
足というのは、攻め込み、相手の守備を突破し得点することを指し
、カウンター戦法のような明らかにオフェンス有利な状態で好機を
何度も向える状況では決定力云々でなく、スコアを維持する為に必
要な守備的得点を得るのが目的。

しかし、ゴールを決める、決めないに関わってる以上、それを決定
力と言うのでは?っと言う人もいるでしょう。だけどcocはそれを
決定力などと言いたくないのです。数的有利、相手DFは自陣ゴー
ルを正面にして守備しなければいけない状態でのカウンター戦法で
の得点に一番必要なのは基礎的な行動。つまり正確さ。難しいこと
はしなくていい、当然の事を当然に出来る冷静な判断力と反応力な
のです。

あんなに何度もカウンターで好機をプレゼントしてもらいながら、
キチっと得点に繋げられない高原と柳澤を筆頭に、パスミス連発の
サントス、センタリング精度が中学生並の駒野など、とにかく基礎
中の基礎とも言える、自分の担当してるポジションの基礎行動の制
度が低すぎますね。

こいつら、今1-0というスコアだということ判ってんのか?一番
危ういスコアなのに、なんだこの行き当りばったりなプレイの連発
はっと、ただただ呆れるばかり。

1人気を覇ってた川口が可哀相で仕方なかったです。

同点にされた相手スローイングからの一連のプレイ。そこで飛び出
してしまった川口は、厳しくいうなら判断ミス。でもあそこで飛び
出してしまう気持ち。何としてでも自分が守らなきゃという悪い意
味での焦りを生ませてしまったのも、好機を逃し続けるオフェンス
の不甲斐なさが原因でしょう。

ま、とにかくゲームの内容に語るべき点はなく、ただただ日本の基
礎力の欠如と、意思統一の不一致で勝てる試合をみすみす台無しに
したという恥辱まみれの試合でした。

親善試合でドイツに2-2に引き分け、各国メディアにも注目されて
る中での試合で、あんな無様な試合してしまって、世界中に恥を晒
したようなもんです。

とりあえず、これで一敗。以前から書いてるように、cocの予想は1
分け2敗で予選グループ敗退ですので、順当にその一敗目を刻んだ
っという感じです。

予想通りとは言え、本音はやはり予選を突破してほしいですし、自
分の予想なんて当らないで欲しいと思ってますから、正直言いまし
て非常に残念です。

次の18日に行われる、対クロアチア戦は、まず明日13日に行われる
クロアチア対ブラジルの結果次第でどういった試合になるのか決ま
ります。

順当にブラジルがクロアチアに勝利すれば、クロアチアは日本戦で
是が非でも勝利を取ろうとオフェンス重視の試合運びをしてくるで
しょう。

そうなると、日本はまたしてもカウンター戦法で戦うことになる。
本来はそういった展開は有利なはずなのですが、今回のオーストラ
リア戦を見る限り、カウンターサッカーという古典中の古典すらま
もとに出来ないことを世に晒したので、果たしてどうなるやら…

予想としては。1-2で日本敗退です。

で、ブラジルが順当にクロアチア、オーストラリアを撃破し、勝ち
点6を得ての日本戦となれば、恐らくサブメンバー主体で戦ってく
ると思われます。そして本気では戦わず、日本にボールを持たせて
くれるでしょう。そして日本が点をいれたら、とりあえず数分間は
本気を出して、同点にしておく。そしてまた日本に併せてサッカー
の練習気分でゲームをしてくれる。そんな感じになるでしょうね。

ジーコは日本人には想像出来ないほどブラジル人にとっては偉大で
、ジーコにかかせる必要のない恥をかかせてしまっては、ブラジル
国民から一斉非難を浴びます。そんなバカなって思う人もいるでし
ょうが、本当にそれくらい崇拝されているのです。

熱心なカトリック信者が多くを占めるブラジルで、例え枕言葉にサ
ッカーと付いていようが、彼を神と称することに躊躇いのない国で
す。ジーザス以外を神と称することがどれほどの意味を持つか、キ
リスト教に馴染みの薄い日本人には理解し難い事でしょうけど、そ
れは特別?いや異常?とにかく別格なわけです。

ですから、日本にとって、ブラジルと予選グループは一緒になった
というのは、物凄くラッキーなんです。しかも第三戦目で当るとい
う日程も加味すれば、日本は2チームとの対戦のことしか考えなく
て良いと言っても構わないほど恵まれた立場だったのです。

しかし、その2チームの内の1チームに負けた。
お膳立ては出来てたのに、自分でちゃぶ台ひっくり返したようなも
の。

折角、御馳走作ってくれたのにね。

さて、長々と書いてきましたが、とりあえず試合はやってみないと
わかりません。現状のクロアチアは組織こそ強固ですが、個人の能
力はさほど脅威ではありません。勿論、その脅威ではないという基
準はヨーロッパのトップリーグで活躍してる選手達のレベルを基準
に考えた場合においての戦力分析ですけどねw

アジアレベル、日本国内レベル目線で見れば、十分強烈な戦力を有
してるのですが^^;

とにかく試合はどう転ぶか判らない。運良く勝利を納めることが出
来れば、ブラジル戦で引き分けにさせて貰えるというのを前提に考
えれば、クロアチアに勝利し、ブラジルに引き分けにさせて貰えて
、勝ち点4。まだまだ決勝トーナメント進出の芽は残ってますよ。

言い代えれば、クロアチアに勝てなかった場合、引き分けや負けを
喫した時点で決勝リーグは絶望です。

さすがにブラジルもジーコを目前にした御膳試合とは言え、わざと
負けるなんてことは無理ですしねw

それでは、まずは明日13日の28:00。クロアチア対ブラジル。そし
て18日の22:00の日本対クロアチア。この二試合がどうなるかを見
守っていきましょう。

っということで、今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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