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乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.30 アナザーコード 2つの記憶

発売されて随分時間が経ってしまいましたが、今回【アナザーコー
ド 2つの記憶】というテキストアドヴェンチャーをプレイしまし
た。

DS発売間もない頃に発売されたソフトで、DSのタッチパネル、マイ
ク、二画面などを用いたゲーム性の模索中であった時期のタイトル
ですから、なにかと粗は目に付きましたが、そこそこ楽しめました

ゲーム内容は、よくあるテキストアドヴェンチャーで、シナリオも
超が付くほど単純でありがちな展開をしていくので、そこにあまり
旨みはありません。

一応売りとしては、DSの仕様を駆使して謎説きをしていくようにな
ってる点なんおですが、正確にいうと、謎説きではありませんね。
何せ謎はありません。シナリオが単調で判りやすい展開をしていく
ので、先の展開は手に取るように判ります。

ですから、DSの仕様を使って云々という部分は、フラグを立てる為
に必要になってくるといった感じです。

よって、あまり推理を楽しめる仕上がりにはなってません。

シナリオ分岐も無ければ、延々一本道のストーリーをボタンを押し
てメッセージを進めていくだけといった場面が多々ありますし…

だから、あまり高評価できる作品ではありません。

しかしです。光る部分はあります。
DSの仕様を使ってフラグを立てて行くという動作の中で、無理無理
タッチペンで何かをやらされて、わざわざこんなことさせるなよっ
とシラけてしまう場面も多くあるのですが、中には思わず唸ってし
まうようなフラグ立ての仕掛けがあります。

まだプレイしてない人の為に詳細は書きませんが、【スタンプ】と
【写真立て】のフラグ立てには、ハマリましたw

あれは、テキストアドベンチャーというジャンルの経験値が有れば
有る程ハマる仕掛けですよ。

まさか!?っと思わず解けた時に苦笑いしてしまうほどでした。

特に【写真立て】のフラグ立ては、完全にゲーマーの常識という観
念が邪魔をして、15分以上立ち往生しました。

いやね、判ってるんです、その写真立てに含まれてる謎の意図は。
でも、そのフラグを立てる上でやらなきゃいけない動作ってのが思
い付かなかったんです。つまり、あの仕掛けをゲームの【中】でど
う解決するかという、モニターの中へと意識が行ったきりで、日差
しの向きを変える?何か別の道具拾ってきて、それで写し込む?と
右往左往してしまったのです。

まさか、こんなことさせて、それでフラグを立てる情報が得られる
分けないでしょ…っと殆どヤケクソ気味に試してみたら、あらま!
っとw

スタンプのフラグの時も、一生懸命インク探しましたしw
散々探した挙句にまさか…と行ったことが正解だったんだから驚き

この二つの仕掛けを体験するだけでも、この作品をプレイする価値
はあると思いましたね。

たった二つの仕掛けを体験する為だけに、買って遊んでみてねっと
は言えません。だから借りれる人は借りて遊んでみてください。

ワゴンセールで安くなっていたなら、買うのもありかな。

ただし、上述のようにシナリオ上の謎説きはありません。つーか、
プレイしてすぐに結末は見えてきます。存在するのはフラグ立ての
手順探しのみ。それを楽しむのがこの作品の主旨なんで、間違って
も攻略本など見ないように注意してくださいね。見てしまったら、
全てが台無しです。

まぁ、テキストアドヴェンチャーをプレイする上で攻略本を見るな
んてバカげたことをする人は居ないと思いますけど、念のためにw

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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