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乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.31 プロジェクトハッカー 覚醒


今回は【プロジェクトハッカー 覚醒】というテキストアドヴェン
チャータイトルを取り上げます。

しかしです。取り上げると宣言しておきながらも、まだ全然進めて
いません。

そして、話はソフトレビューではなく、個人的趣向の傾向で新たな
発見があったぞという話となります。

この【プロジェクトハッカー 覚醒】は製作が【RED】なんです。
で、プレイ開始して感じたんです。ワンパターンなテンポに…

話は遡って数年前、DCでサクラ大戦がリメイクされ、そのリメイク
で初めてサクラ大戦に触れたcocは1作目をプレイした時に、賛
辞とも言える評価を送りました。

サクラ大戦というのは、オリジナル版が世に出た頃に加え、DCでリ
メイクが出た頃までも併せて考えてみても、アニメとゲームを見事
に融合させた傑作だったと思います。

REDが本格的にゲームに関わり始めたのがPCE全盛期の頃、たしか食
玩発信だった【ネクロスの要塞】の製作から始まり、REDの名を世
に知らしめる事となった【天外魔境】へと続き、そしてサクラ大戦
へと行きつく。それがREDの略歴。

で、サクラ大戦で用いた手法、そして具現化したスタイルこそが、
REDがゲームというメディアの中でアニメ屋として本懐を遂げるに
相応しい形であり、望んでいた形体の実現化という結果だったので
はないかとcocは考えてます。

だから、サクラ大戦の1作目には、作品自体から発せられる熱気が
凄かった。作り手の情念とさ言えるほど魂が通っていたし、完成度
は他を圧倒するほどだった。

しかし、REDが目指した最初の夢を実現したサクラ大戦は、その続
編となる【】で【】の輝きを鈍らせてしまった。

所詮は続編。大きな変更点はなく、完成度では【】を大きく下回
った。やはりそれは【】に吹き込まれた物が、幾年の想いであっ
たのに対して、【】では売れる物で無ければならないという重圧
と制約の中で生み出された物でしょうから、そこから発するエネル
ギーというのは到底【】には適わない。

自ら、自らの2番煎じを行い。結果、際立っていた一作目の存在感
を薄めてしまった。

この流れを好意的に解釈すれば、REDスタイルの確立が成ったこと
を証明したのが【サクラ大戦2】であったと言えるかもしれません

しかしながら、サクラ大戦以降、REDは、その確立した手法を武器
にタイトルの量産に着手。

更に【サクラ大戦】に至っては、5作目まで出し、マルチプラット
ホーム化してリメイクタイトルも複数投入。

そういった状況下で、PCE時代から付き合ってる身としては、【
クラ大戦3
】でREDが確立した手法、それをcocは【REDの間】と表
現してるんですけど、台詞回しとビジュアルの展開パターンが毎度
同じなのに嫌気がさしちゃったんですよ。

それがいけないという意味ではないんです。チームの特色が作品が
変わっても反映されるというのは、そのチームの独自性をアピール
する上で重要なことでもありますしね。

アニメで言うなら、やはりジブリのアニメはタイトルが変わっても
、しっかりそこにジブリの色は出ているわけです。

ただ、好みの問題なんでしょう。cocはREDの間に飽きた…。
そして、その間に嫌気がさした…。

そんな中で【プロジェクトハッカー 覚醒】をプレイし始めてしま
ったのです。

実は、知らなかったんですよ。RED製作ってことを。
だから、プレイしてビックリ…

そして、プレイ開始してすぐに、これがREDであることに気付いて
しまい、一気にモチベーションを消失(タイトル画面のクレジット
表示は見逃していた)

だから、プレイ自体は殆ど進んでないのです。小型PCを貰った辺り
でプレイを中断しました。いや正確にいうと、そこでREDのワンパ
ターンな台詞回しと、キャラ絵の展開テンポに関しての我慢が限度
を超えたって感じです^^;

REDスタイルが好きな方なら楽しめると思いますが、cocには無理で
す。ですので、正確なゲームの評価は出来ません…。

ただ、導入部程度しか遊んでない上での感想としては、面倒なゲー
ムだと感じました。

タイトルからも解るように、PCやネットを素材にしてシナリオを組
んでるので、そういった作風の都合上、ゲーム内のPCでいちいちフ
ラグ立てに必要なキーワードを探したしなきゃいけないのですが、
それが結構な頻度で発生してウザく感じました…。

プレイ時間の短さで、語れるのはその程度です。
その後面白くなるのか、そのまま面倒チックに進んでいくのかは解
りません。

ですので、REDを好む人にしてみれば、期待どうりの出来栄えなん
でしょう。


そんなわけで、好みに合いませんでしたっという愚痴めいた報告を
終わるとします。それではまた次回。



*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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