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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.68 再度、持論を提示


まず今回は画像から。

ファイル cocdiary20061017.jpg

元記事先(http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/new
s/news.html?in_article_id=410642&in_page_id=1770
)


一見、ちょwwwwおまwwwって感じではあるのですが、この謎
の2頭身チェンジャーは360度フルスクリーンで映像を表示できる
ヘルメット型のディスプレイ。重さは何と3kg(ちょww

どうみてもウケ狙いにしか見えない姿ですが、ゲームが次のステー
ジとして選ぶべきなのは本域でのヴァーチャルリアリティであると
唱えるcocさん的には、この滑稽な画像に映し出されてる方法論と
しての方向性は、それほど誤ってはいないと感じます。

ただ、360度のフルスクリーンモニターにするという必要はないで
す。

ゲーム側からの視点とのリンクに同期を取れるプログラム。つまり
眼球や網膜の動きを読み取るセンサーと首や顔の傾きなどを感知す
る荷重センサーを備えたゴーグルタイプのディスプレイならば、そ
れらのセンサーと連動してゲームプログラムが組まれていれば、実
際に振り向けば後ろ見えて、見上げれば上空が見えるといった体感
も含めたヴァーチャルリアリティーが実現できます。

何度か書いていますが、cocはそういったディスプレィデバイスの
開発こそが、ゲームが次のステージ。つまり未来へと進むことが出
来る鍵なのではないかと考えています。

そして、このようなディスプレィデバイスが誕生し、ゲーム側から
巧みに制御プログラムを組めたならば、現在のゲームソフトはコン
テンツと称されてますが、その呼称はアトラクションへと切り替わ
ると思います。

家に居ながら、遊園地に居る以上の体験が楽しめる。

既存の単純なジャンプアクション系のゲームでさえ、このシステム
に乗っかれば、どれほど刺激的になるか。

RPGにいたれば、想像力の無い現代人にロールして遊ぶものだと説
いても通用はしませんが、このシステムと連動させ、ジャングル、
雪山、薄暗いダンジョン、灼熱の砂漠などにプレイヤーを放り込ん
でやれば、嫌でもロールプレイングゲームの本質的な魅力の虜にな
るはず。

そうです。想像出来なければ、体験させてやれば良いのです。
そうすれば、今まで遊んできた、物語をなぞるだけの和製RPGがど
れほど下らないものか理解できるはず。

ゲームを起動させ、自分の分身を作成してゲームにログインすれば
、そこは別世界。行き交うNPC達の談笑や気配を感じ、肩がぶつか
りそうになり思わず避けてしまったりとか。そうこうしてる内に街
をうろついてたら『ドロボー!!』なんて声が響いてきて、貴方に
ナイフを手に持った悪漢が突進してくる。逃げるのか、それとも退
治するのか、その判断は全て体験としてプレイヤーに迫ってくる。

サッカーゲームを起動させれば、広いピッチでボールを蹴る楽しさ
を体験できる。視野角の広さが重要な激しい運動量のサッカーにと
って、眼球や網膜の動きを読み取るセンサーと首や顔の傾きなどを
感知する荷重センサーというのはうってつけのシステム。

正に本物の試合さながらでサッカーが楽しめる。

つまり、究極の一人称を実現できるのが、そういったセンサーを搭
載したゴーグルディスプレイなのです。

テクノロジーが進化し、ゲーム機はどんどんハイスペックになって
はいきますが、ゲーム機、TV、プレイヤーという関係図から脱却
し、新しい展開図を構築する為に、テクノロジーを駆使する時代と
なってきてるのではないでしょうか。

例え、現世代のスーパーコンピューターをゲーム機に仕立てあげて
コンテンツを製作したとしても、20余年続いたTVを覗き込んで遊
ぶという客観スタイルのままでは、大した面白さは作り上げれない
と思います。

これからは、その関係図に焦点を当てるべきです。今回書いたモニ
ターデバイスに然り、入力デバイスに然りです。

そして、現行の携帯ゲーム機はスペックの向上も手伝って、大雑把
に言ってしまえば、据え置き型との差は殆どなくなりました。

そうなってしまった現状、据え置き型がその端末性能のスペックア
ップを計るのではなく、据え置き型ならではのスタイルを新しく模
索、提示していかなければ、それこそDSがバカ売れした現象をネタ
に、安易な据え置き型不必要論などを書き綴った似非コラムニスト
のバカ妄想が現実のものとなってしまいます。

勿論、こういった【眼球や網膜の動きを読み取るセンサーと首や顔
の傾きなどを感知する荷重センサー付きのヘッドマウントディスプ
レイ】がゲームの未来の鍵を握るというのは、あくまで持論ではあ
るのですが、近い将来、それが具現化され、尚且つ主流になってい
くと信じています。


さて、今回は以前書いた物と内容が丸被りしてしまいましたが、冒
頭の画像を巡回中に拾ってしまった事で、どうしても改めて書きた
くなったので、二度書きになりますが書いてしまったいう真相です


それでは今回はこれにて。



*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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