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乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.35 信長の野望DS


少し前に、ヘビーローテションタイトル候補として、PS2の【DQ5
とDSの【信長の野望DS】の2タイトルを挙げましたが、実際の所【
DQ5】は全く起動せず【信長の野望DS】オンリーとなっています。

2006/09/25のテキストに書いたように、今までプレイした信長シリ
ーズでは武将風雲録がずっとフェイバリット信長の地位にあったの
ですが、今回プレイしてる【信長の野望DS】が、その長年揺るがな
かったフェイバリット信長の座を揺るがしました。

信長の野望DS】は【烈風伝】がベースとなってるので【烈風伝DS
】と書いたほうが解りやすいかも。

だから、今回は超今更な【烈風伝】の感想ということになりますw

烈風伝をcoc的に解釈するなら、武将風雲録のクラシカルなウォー
シミュレーションの盤面的面白さと、フィールドマップを一枚絵に
して前線の形成位置が流動的に変化する今現在の主流となりつつあ
るウォーシミュレーションの中間的な作風です。

武将風雲録では、領地は単なる所持エリアという記号として表示さ
れ、侵略するにしろ、攻め込まれるにしろ、エリアからエリアへ部
隊が進行することで戦闘が発生しましたが、烈風伝ではフィールド
が一枚になり、他国との境界線も設定上存在はしますが、そこを超
えることが戦闘フラグの起因ではなく、あくまで行軍部隊と相手部
隊が接触することで戦闘が開始されます。(城攻めは攻め込む側の
任意性)

ですから、行軍を邪魔されなければ隣国を素通りして、自領から遠
く離れたところの城から落とすという事も可能です。

これは、攻める側だけに影響するシステムではなく、守る側にも大
きく影響します。

風雲録のように、攻め込むのは自領と接してる隣国のみという制約
があった事は、囲み防御と言い、一つの国を自領で囲んでしまえば
、囲んだ自領は敵国から攻め込むことは出来なくなるので、人員、
兵力、財政、兵糧といった物資全般が不要になるので、よその自領
に輸送して最前線(つまり敵国と隣接してる領地)軍備を集中させる
ことで防御を固くできました。

しかし、烈風伝の用に、フィールドに境目がなく、上述したように
行軍する部隊を足止め(部隊をぶつけて野戦を発生させ勝利する)し
ない限り、敵国の部隊は自由に動き回ります。

ですから、いくら最前線に相当する城に軍備を集中させたところで
、その最前線とした城を素通りされ、軍備の薄くなった自領奥深い
城に部隊を当てられると守りきれません。

よって、支配してる城には有る程度の軍備と人員を残しておかなけ
ればなりません。

まぁ、このシステムの逆手を取って、後方の城をワザと手薄にして
、そこを狙いに敵国が部隊を出撃させたところに最前線の城から精
鋭部隊を出撃させ、その部隊に当てて殲滅し、敵国の兵力をジワジ
ワと減らしていくといった戦法を取ったりも出来るんですけどね。

こういった一枚フィールドのウォーシミュレションは数多くあり、
信長シリーズもハッキリとした時期は忘れましたが、【将星録】か
覇王伝】あたりから、一枚フィールドを採用して現在に至ってる
んですが、あまりcocの好みに合うのが無かったんです。

蒼天録】は取り合えず天下統一するまで進めたんですが、結局ド
ップリ浸かることができなかったんです。なんか全体的に軽くなっ
たというか大雑把になったという印象を受けました。

最新作の【革新】は触った程度で放置になってますので、なんとも
評価しようがないのですが、【信長の野望DS】をプレイした今にな
って思えば、結構システムの雰囲気は似ていたかもしれません。

っと、ちょっと【信長の野望DS】から話しが逸れましたね、元に戻
します。

さて、長年揺るがなかったフェイバリット信長の座を揺るがした【
信長の野望DS】ですが、残念な部分は勿論あります。

一番目立ったのが【内政】の比重が軽薄になった点です。

主城なら周囲3マス。支城なら周囲1マスに内政関連の建築ブロッ
クが配置できるんです。畑とか街と村とかです。

これらの建設を武将に命じ、建設することで国力が豊かになってい
くという仕組みなんですが、一度建設してしまえば、後は自動で毎
月その建設オブジェクトから収入が得られるので、政治力の数値に
抜きん出た武将の存在感がかなり薄くなりました。

建設できる範囲は限られてるし、建築物としてLVアップ出来るも
のは、村、街、水田の3種類のみで、それらを全て配置しきってし
まえば、政治力に長けてる武将の役目は殆どありません。

外交や諜略、朝廷外交などに活躍の場は残りますが、あまりそうい
った方面は行わなくても領地拡大はスムーズに進行できてしまいま
す。

っとなると、残された現実的役目は、在城武将の頭数としての見せ
駒くらいにしか使えなくなる。(CPUは兵数、在城武将の数だけを基
準に攻めてくるので)

これがもし、建築して配置したオブジェクトは比較的早いサイクル
で老朽化していく仕様であったのならば、再開発という内政収入の
安定を握る鍵として政治力の高い武将の存在感が増したと思います
。(建築ブロック上で戦闘が行われた場合、稀にレベルダウンや消
滅したりするんですが、本当に稀なんで意味無し)

まぁ、侵略を主に楽しみたい人には向いてる仕様ではあるので、そ
こらへんはプレイヤーの趣向傾向次第なんでしょうけどね。


さて、cocさんの現在の進行具合ですが、選択家は【織田】で(楽し
たいのでなく、好きなのだから仕方ないのです)近江周辺を境目と
して東日本を平定し終え、西への行軍準備の為に奥羽や信州あたり
に散らばった兵力を近江周辺に大輸送してる真っ最中です。

西日本の勢力は島津と武田の2つのみ(武田は織田が駿府方面を切
り取りに掛かっていた頃に越前経由で山城方面に進出し、姫路、そ
して四国に進出していった)

島津は九州を平定し、出雲、因幡、備前周辺までを支配、武田は四
国を平定し、姫路が島津との激戦区になってる模様。

一時期は本願寺が西日本で猛威を振るい、九州まで進出して、毛利
、島津を苦しめていたが、武田が越前に進出以降、武田に押される
形で徐々に九州方面に追い込められ、国力が弱まった頃に島津に滅
ぼされ、島津はその勢いで毛利を滅ぼして西日本の雄は武田と島津
の2つに落ち着く。

織田は、東海攻めの際に強固な小田原城で苦戦し、何度か北条に辛
酸を舐めさせられるが、間を置かず幾度も攻め続け防壁を削り、兵
力も奪っていくことで何とか勝利し、その勢いで、奥羽を平定して
いた東日本側の武田と全面戦争を開始。小田原を落とした頃から優
秀な人材も揃うようになり、一極集中の精鋭部隊+三段鉄砲部隊(特
殊技能で3段撃ちが可能となってる武将による編成)で武田の反則
気味な猛将立ちを下していき、東日本平定に至る。(前田慶次と柴
田勝家と服部半蔵の3本柱が大活躍)


今後はまず近畿半分の武田を蹴散らして、備中へ進出後、四国平定
部隊と中国地方殲滅部隊に分かれ、武田を根絶やしにしたあと、島
津を食い潰して、武力での完全天下統一にする予定。武田には有効
度100の同盟国であった斉藤家を潰されて、一時期かなり焦らさ
れた恨みがあるので、徹底的に潰す予定。既に勝頼はとっ捕まえて
斬首してやりましたので、今は信康が家督を継いでますが、信康の
代になった途端、武田の勢いが失われたのは狙い通りでした。

つーか、勝頼って今までプレイしたシリーズで、いっつも厄介なん
ですよね。彼に家督が移った途端、やたらと好戦的に侵略してくる
ようになるから…

出る杭は出る前に打つ!いや、この場合は跳ねるかw

勝頼さえ消してしまえば、どうとでもなるなり。

つーことで、仕事の合間でのプレイなので進行速度は遅いですが、
着実に天下統一に近づいてるcocさんなのでした。

それでは今回はこれにて。



*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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