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乙女から見る21世紀のコンシュマー産業の行方Vol.70 あくまで予想

そういえば、今日(11日)ってPS3の発売日だったんですね。

このテキストとは全然内容の違うテキストを書き上げてから、WEB
巡回したら、PS3の発売の見出しを発見して気が付いた次第です

どうやら、初回出荷の10万台は掃けたようですね。
まぁ、お金に糸目の付けないコアユーザー層はまだ20万人ほど残っ
てますから、初回10万台は掃けて当然でしょう。

それでも、掃けた事に少々驚きもありますがw

問題は年末商戦。Wiiが登場してからのPS3の店頭での動きがどうな
るかってのが重要ですね。

実際問題、PS3ってのは既にマニア層のハードになってるんですよ

PSからPS2へと引き継がれた、いわゆるライトユーザーと称される
一般層はDS市場に根こそぎ持っていかれてますので、店頭でWiiと
PS3が並んだ場合、DSとPSPのような動きに成る可能性は極めて高い
でしょうね。

そこで、気が早いのですが、来年度(2008/03)までの約一年半で両
ハードの国内普及台数をいきなり予想しちゃいます。

【PS3】
2006年末、年末商戦でWiiの勢いに押されるが、新製品の求心力で
そこそこの健闘を見せ、初回出荷の10万台に加えて、2007/01末ま
でに30万台をさばき、3月決算時に45万台。その後夏場までに2~
3タイトルの起爆要因があった為8月末に100万台を突破。しかし、
Wiiのタイトルの充実に押され、勢いに加速は付かず、2007年年末
商戦後には180万台に留まり、2008/03の決算期間近に200万台へと
到達する。

【Wii】
2006/12月、発売と同時に好調路線に乗り、2007/01末までに55万台
を記録。しかし、その後ソフトラインアップにハードのポテンシャ
ルとコンセプトを明確にセールス出来るソフトの出現に恵まれず、
夏場までやや低迷するが、夏休み商戦に合わせて任天堂の自社レー
ベルからヒット作が続々と登場し2007/08末に200万台を突破。その
後もソフトのロングセラー化も手伝い、2007/12初頭までに300万台
に到達し、そのままの勢いで年末商戦に突入。一般層向けソフトの
充実も加速要因になり、2008/01末の時点で400万台。2008/03の決
算期には500万台目前となる470万台を売り上げる。

とりあえず、予想としてはこんな感じかな。キチンとした過去の実
績データとの照らし合わせなどは行わず、主観のみで書いた予想な
ので、当然のことながら堅持する根拠はありません^^;

問題はWiiですね。なにせ、機体のコンセプトはDSとモロ被り、そ
して発売される主だったソフトもDSで発売されたものの続編関係が
多くなりますから、そこらへんのぶつかり具合によっては、かなり
足を取られる可能性ありますしね。つまりWiiの最大の敵はPS3でな
く、DS。

逆に言えば、PS3はDSと全く異なるターゲット路線なので、DSの勢
いというのは、さほど影響しないでしょう。でもやはり問題は本体
価格。そしてPS2時代と根本的に変わらないコンセプトの元で送り
出される、綺麗になっただけのソフト群。この2点がPS3の問題点。

更に言うと、今は生りを潜めてますが、その本質が"コンピュータ
ー"である為に、夏ごろを目安に、ちょこちょこと"コンピュータ"
路線の"余計な"付随事業関連が顔を出してくるでしょう。そう、
PSPが"PDA"路線を押し出していったようにです。そしてそれが一番
余計な事で、一般層をドン引きさせることをPSPの大失敗で学んで
ないSCEは同じ過ちを繰り返すことでしょう。

さて、どうなることやら。(などと書いてはいるが、結果は既に見
えてると確信してる人)

そんなわけで、知らぬ間に発売されてたPS3に急遽話題を変更して
書き上げた即席テキストを終わるとします。

それではまた次回。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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