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乙女のNintendoDS 漫遊記 Vol.37 キラー化の可能性


DSソフトで、少々気になるソフトがあります。
それは、先頃DSへの移植が発表された【メイプルストーリー】です

windowsタイトル【メイプルストーリー】について、詳しく御存知
無い方は、本分からのテキストリンクでお調べくださいませ。

さて、何が気になるかと言いますと、もしかすると化けるかもしれ
ないと感じてるのです。

現在、TVCMも積極的に流してる本作の会員登録は100万人を超えて
います。まぁ、これは"登録数"であり、アクティブユーザーの数で
はないのですが、それでもかなりの数のユーザーが遊んでいます。

見た目のキャラクターの可愛さ(一言で言うなら萌え系)、そのキャ
ラをアバター化し、着せ替えて公表できる事で自己顕示欲に訴える
システム、簡単な操作で楽しめる2Dアクションというゲームシステ
ム、基本はレベル上げゲームという偏差値志向と、与えられた単調
な課題を繰り返すことで得られる環境の安定化による充足感という
コンサバティタイプの人に受けやすいシステムに加え、肥沃な知性
を求められることのないシステムも相まって、低年齢層のユーザー
に大きな支持を受けてます。

ファンサイトや、コミニュティサイトを徘徊すれば、その低年齢層
の支持率というのが異常に高いことを如実に感じることが出来ます
。そして、女の子のユーザーも同様なオンラインゲームの中では突
出して多い傾向も感じ取れます。

具体的な年齢で言うと、10歳~17歳くらいのユーザーが多いと感じ
ますね。

新規登録、基本プレイが無料という、いわゆる"アイテム課金"方式
と、見た目の可愛らしさが低年齢への間口を広げ、更にアバターと
いう着せ替えシステムは、自己確立が未発達な児童層に現実の世界
でのリスクを必要とせず、仮想空間で個性を主張できるという点で
低年齢の支持が高くなってます。

現実社会、特に日本では突出したパーソナリティを誇示することは
、集団から浮くことに繋がり、個で有る前に、属集団で有ることで
自身の安定を保つことが出来ると考える風潮が根強い一方、精神面
で未発達な年代の子らは、そういった現実に溶け込むことで安心す
るのと同時に、強い自己顕示欲の衝動にも駆られます。

まぁ、俗にいう"中二病"ですね。

それが間違ってる、本来そんなものでどうのこうのっというのが今
回の主旨ではありません。

大人から見れば、それがくだらないと思えることでも、子供には子
供の理屈もあれば、世界もある。

事実、cocさんも幼い時は、くだらない事に自己主張を埋め込んだ
りしてましたし。

で、今回、冒頭に化けるかもしれないっと書いたのは、メイプルス
トーリーのユーザー層をコンシューマに引っ張り込む場合、DSは最
も適したハードであると感じた故に、そう表現したのです。

発売から2年が経過し、当初は低年齢層のユーザーの獲得に苦戦し
ていた(GBAからの移行が緩やかに進んだ為)DSも、どうぶつの森や
ポケモン、おしゃれ魔女などの登場で、一気に低年齢層のユーザー
は増えましたし、大人向けの実用系ソフトが多く登場したことで、
GBAからDSに買い換えたいとねだる子供の要求を親が突っぱねる率
は随分と軽減されたことも手伝って、児童ユーザーの枠は一気に拡
大しました。

そんな中、PCゲーム且つ、クライアントフリーのオンラインゲーム
故に、市場でのセールパワー潜在値が未知数なメイプルストーリー
がDS市場に入ってくる。

それは、状況の噛み合わせが一致すれば、とんでもない程売れてし
まうんじゃないかっと思うのです。

事実、レベル上げゲームでダンジョン探索のマルチプレイというシ
ンプルな要素はDS向きだとも感じますしね。

っということで、あまり大きな注目を集めてはいないけど、今秋最
大のキラーソフトになるかもしれませんよっという、結構乱暴な結
論に至りたかったのが今回のテキストの真相。

それでは、今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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