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乙女日記 Vol.1376 ユニコーンという物語

現在【ガンダムA】というダムヲタの必須コミック月刊誌において
【ガンダムユニコーン】という小説が連載されています。

著者はなんと【福井晴敏】です。

【戦場のローレライ】や【亡国のイージス】で広く知られてる若き
巨匠でする。

まぁ、この人選は成るべくして成った感はあるんですけどね。

氏の作品は良い意味でも、悪い意味でもアニメチックな表現や演出
を盛り込む作家さんで、逆にそれが斬新(溶け込んでるという意味
で)でもあった中、その作風に惹かれた"永遠の中二病疾患"の富野
氏が【∀ガンダム】のノベル化に際して福井氏に打診した所、江戸
川乱歩賞作家は二つ返事で快諾してスンナリと事が進んだという経
緯があったので、今回の"新しいガンダム"の書き手に彼が成ったの
は必然とも言えるわけです。

個人的にも福井さんになって良かったと思ってます。万が一、何か
が掛け違いになって、あの富野が書くとなってしまってたりしたら
、最悪だったでしょう…。

だって、富野さん、小説書くのスンゴイ下手なんだもん^^;

世界観は常に独り善がりで、哲学の方向性もページが飛ぶ度にコロ
コロ変わるし、結局何を伝えたいのか、何を表現したいのかの要点
を纏め上げられないまま最後まで比喩の暴走で突き進んじゃう人で
すから…。

シンプルな言葉で伝わる事を、わざわざ言葉をこねくり回して、さ
も自分が哲学者だと誇示したいが為の屁理屈大百科みたいな富野さ
んに、今更ガンダムを書いて貰っても、読む気は全く湧かないわけ
で…

所詮は素人ですからね、小説に関しては。

ま、アニメ作家としても、どうなんだっって部分もありますが、そ
れは今回は置いておくことにしましょうw

さて、本題の【ガンダムユニコーン】正式タイトルは【機動戦士ガ
ンダムユニコーン】ですが、まだ連載が始まって2回なので、作品
を総括できません。しかし、その二回でハッキリしたことは、"や
はりこの人で良かった"という核心ですね。

世界観の描写が非常に素直であるにも関わらず奥行きが広い。そし
て、その構築される世界その物の物質的な広さも感じさせ、物語に
グイグイと引っ張り込まれます。富野さんみたく、置いてけぼりに
される感は今のところありませんw

作品の内容は、物語の導入部分はユニバーサルセンチュリー(UC)元
年に始まり、そこで起こったとある事件を起因にして、舞台はシャ
アの反乱の三年後のUC0096で展開されています。"ガンダム"という
作品の始祖でもある大元の作品の裏側の総括的な作品になるのでは
ないかとcocは予測してます。

更に、まだその正体はハッキリと書かれていませんが、ヒロインの
少女がグリプス戦役(機動戦士Zガンダム)にて行方不明となったザ
ビ家の正統後継者ミネバ・ザビ、その人のような感じなんです。
外見容姿、年齢、垣間見える出自背景から、恐らくミネバで確定だ
と思ってます。

それに加えて挿絵とキャラデザインに安彦さん、メカデザインにカ
トキさんという強力な布陣で挑むこの長編ノベルが今後どういった
展開になるのか非常に興味深いです。

あと、メカも楽しみです。私的に連邦MSで一番好きなRG-Zの系譜っ
ぽいのが出てくるんですよ。一人、ワー!キャー!っと身悶えして
たりするらしいですw(キモくてスマンw)

そして、気は早いですが、是非ともアニメ化してほしいものです。
なにせダムヲタ悲願の【機動戦士ガンダム THE ORIGIN】を原作と
したファーストガンダムのリメイクが、重要キャストであるボイス
アクターの度重なる他界で実現が難しくなった今、期待するのはこ
の"ユニコーン"のアニメ化でしょう。

折角原作に富野氏を噛ませてないんだから、アニメ化に際しても富
野氏以外に監督してもらえれば、良い感じに仕上がるでしょう。

って、さっきから富野氏にエラく冷たい表現が続きますが、あまり
気にしないで下さい。

そもそもダムヲタが富野信者という公式を勝手に作らないでくださ
い。

才能で生み出された作品か、たまたまの偶然で生み出しかの違いく
らいは判るし、それにしがみ付くしか食べていく手段がなかった彼
は随分前からダムにとって不必要な存在だったわけですから。

唯一貢献したなって思えるのは、富野節の確立ですかね。しかし、
既にそれはガンダム節として他の監督にも浸透してるので、やはり
彼は不必要…。

え?冷た過ぎるって?
だって、あの人がダムに関わると必ず厄介な事しでかすじゃないで
すか。

Zの劇場版を作ったら、ZZをなかった事にしたり…
ラストを変えるのは結構。しかし前後の繋がりを意識して、その制
約の中で"前向き"なラストにするべきなところ、ZZに全く繋がらな
くするなんて勝手過ぎ。

OVAの監督さんとかは、ダムの制約の中で苦しんで、もがき尽くし
て尚、それを堅守して傑作を世に出してるというのに、自分がこう
したいから、こうしちゃいましたって…。素人か!

同人やってんじゃないんだぞ!ハゲ!
ハゲてる人にハゲって言ってはいけません!とか思ったりしないで
くださいね。良いんです。彼にはそれくらい。だって、普通にドM
変態なんですから(中傷じゃなく実話ですのでw)

ま、つまり邪魔なのよ。富野って人がw
偶然のタイミングと作家としてのピークが上手い具合にリンクして
、ファーストが作れた。それだけの人なんです。じゃなかったらと
っくにガンダムなんて捨ててるでしょ。なんだかんだと屁理屈並べ
て距離感を演出したとしても、結局ダムにべったりで来た人で、フ
ァースト以上の物は結局作れない事実が全てを物語ってます。

個人的に"ガンダム"の"シリーズ"として世に出された"∀"で、有り
得ない程に無茶苦茶にして、"1アニメとしては名作"などという、
全く論点も本質も的を外した擁護にご満悦だった彼の最後のチャン
スだったのがZの劇場版だったと思ってるんです。

"1アニメとしては名作"って、これ苦肉のヨイショなんですけどね
・・・。

だって、ガンダムで世に出してるのに、1アニメとしてって…。つ
まりガンダムとして評価出来ない時点で、それは存在意義が無いと
いう事なんですけどね。

まだ"G"の方がガンダムとして評価出来ますよ。ただし、逆ですけ
どね。つまり賛否でいえば"否"としてね。でも"∀"はガンダムとし
て評価したくとも、ガンダムとして考えると論外な点が多すぎるん
です。

時代考証からSF考証。更に劇中の無茶な展開に過去作品との無理や
りなリンク。牧歌的な作風が良いという人も居るが、そこだけを切
り取ればそこそこ楽しめる。しかし、物語の中ではモビルスーツが
現れ、戦争が始まり、核が爆発して、複葉機しか持たなかった地球
人が数ヶ月で宇宙戦争に割り込んでいくという展開に"ガンダム"と
いう冠が乗っかってるんです。何もかもひっくるめて論外っしょ。

そんで、ちゅうーーーと半端な反戦メッセージを織り込んだりする
から、余計に滑稽で無様。50話規模のアニメを作る中で、キチンと
テーマを絞って、そのテーマをシンプル且つ大胆に描いてこそ作品
でしょうに。つまり、ここでも独り善がりなという点に繋がったり
するわけです。

さて、気が付けば、話しが随分逸れましたね。こんな事書くつもり
じゃなかったのに…。結局あたしも富野さんと同じってことか…w

っと!綺麗にまとめたところで(綺麗か?w)今回は脱線したまま終
わるとします。

とにかく、ガンダムユニコーンのアニメ化、是非ともよろしくっと
いった立場のcocさんなのでした。

それではまた次回です。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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