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乙女日記 Vol.1387 久しぶりに踊るを満喫

4月1日は嘘を付いても良い日ですが、今更そういうのでテンショ
ン上げて何かやるのも恥ずかしいので、特別ネタを繰ることもなく
淡々とテキストを書いていきますっという報告を最初に入れてみた
cocさんです。こんばんわ。

先日から、ふと思い立って【踊る大捜査線】のDVDを全部見直して
ます。今のところ、TVシリーズと、特番3作(歳末、初夏、秋)と映
画の1作目まで見ました。

残りは、木島、真下、室井、灰島等(深夜、舞台も含み)のスピンオ
フ系と映画2作目ですね。

すでに全部通して3回くらいは見てるんだけど、見る度に思うのは
、いかりやさんの存在感の大きさですね。劇中の和久さんあってこ
そ成立する場面の重要さってのが踊るの大きな核になってたりする
から、彼が故人となってしまわれたのはつくづく残念でなりません

ただ、いかりやさんが健在でも、既存シリーズを踏襲する形での本
編新作は難しいでしょうね。主演の織田さんも、40歳目前ですか
ら、青臭い理想論を掲げて暴走する歳でもありませんし、だからと
いって青島刑事が貫禄を醸し出して、後輩を諭す役柄に徹する"踊
る"というのは根本的に面白さの質が変わりますから、やはり映画
2作目で終了というのがベターなんでしょうね。

欲を言えば、劇中で幾度か語られてる"潜水艦事件"の映像化を実現
してほしかったですが、劇中の時間軸を遡って物語を展開するとい
う手法は取らない"踊る"の伝統みたいなのを崩し、更に和久さんを
新たな設定で登場させないようにして無理やり作っても、やはり面
白みに掛けるでしょうから、恐らく潜水艦事件の映像化は実現しな
いでしょうね。

だけど、精神的に大人になった青島と室井の関係とか、可能性とし
て残されてる青島と恩田のロマンス路線とかも見てみたいかなっと

でも、欲を言えばキリがないですし、あまりアレコレ言うのも野暮
ったいので、大人しく既存作品を楽しむだけで気分を満足させとき
ます。

ところで、何回も見きて今更感じるんですけど、"踊る"って作品と
してギリギリというかキワキワのラインなんですよね。ほんと僅か
に転がる方向が違ってれば、ただの3流コメディドラマになってた
感じがします。

多くの洋画からのオマージュなり、TVシリーズ放送当時の流行者と
してエヴァンゲリオンの要素を取り入れたり、後のSPでは海外ドラ
マのブームの先駆け【24】を取り入れたりと、悪く言えば節操無く
あれもこれもパクりまくって"闇鍋"状態な作品なんだけど、作品を
構成してる様々な各パートが奇跡的なバランスと融合を果たしたこ
とで、ギリギリでキワキワな線の上から、上手い具合に良い方向に
転がった。そんな印象を強く感じます。

もっとシンプルに言うなら、演者、スタッフ全てが真剣にふざけて
みせたことで、傑作に化けた。そんな感じですね。

そのエネルギーがSP三作、映画二作、スピンオフ四作と持続できた
ことも奇跡に近いです。
まぁ、スピンオフの室井、灰島の2作は"踊る"としてどうなんだ?
っという強い違和感はありましたけど^^;

なんにせよ、よくもこれだけの数こなせたなっと、今尚もって感心
するcocさんなのでした。

それでは今回の通し視聴の残り作品を楽しみ、"踊る"を更に満喫す
るとします。それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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