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乙女のゲームのススメ Vol.95 ザ エルダースクロールズIV:オブリビオン


さて、結構久しぶりに"ゲーム"をオススメするテキストです。

今回取り上げるのは、Xbox360版【ザ エルダースクロールズIV:オ
ブリビオン】という作品。

最初に断言します。RPG好きなら買え。和製RPGがRPGなんだと1度
も疑わず遊んできた人は、その騙され続けた日々を強烈な一撃で目
覚めることができるので迷わず買ってよしです。

大きな声で言い切れます。これが本当の本来の真性ロールプレイン
グゲームです。

ロールプレイングゲームとはどういった物か。そしてビデオゲーム
機のグラフィックパワーはどう使うのが正解かというのが全て分か
るとお約束できます。

cocは日頃からムービーゲームやCGゲームを否定してますが、何も
ビデオゲームにグラフィックパワーは必要ないと説いてるわけでは
ないのです。そのグラフィックがそこに必要な理由。それがキチン
とプレイヤーに納得出来る形で活かされてるなら良いのです。

そこに合っても無くてもどっちでも良いってな場面にバカみたいに
ハイクオリティなグラフィックを放り込んで"綺麗でしょ""凄いで
しょ"っという上っ面のインパクトだけで、肝心の部分を煙に巻い
て誤魔化しちゃってるタイトルばかりだから、ふざけんな!っと吠
えるわけです。

ゲームだろ?じゃ、ゲーム作り込めよ。
作り込んだ課程で、グラフィックが必要で、それが無くては表現が
成立しないというのであれば、気合入れてグラフィックを作ればい
い。

そうすれば、プレイした時に、そのグラフィックを含めた要素が"
面白い"という形で示せるのです。グラフィックに対して"面白い"
。これがゲームというカテゴリーの中で特異ではありますが、本来
あるべきスマートな形だとcocは信じています。

例えば、複雑や猥雑な戦闘システムをグラフィック演出で誤魔化し
たりしてたり、描き込むことで"グラフィック"が"グラフィック"の
まま、マイナスにもプラスにもならず放り込まれていたりといった
タイトル多いでしょ。

しかし、【ザ エルダースクロールズIV:オブリビオン】は違いま
す。
ハイエンドなグラフィックパワーが用いられた理由が、プレイする
ことで全て合点がいくのです。この箱庭世界を楽しむ為に必要なグ
ラフィックであり、そのグラフィックがあってこそ形になった世界
観というのが如実に表現されています。

ゲーム自体の内容というかジャンルは先ほど書いたように真性ロー
ルプレイングゲームです。

強烈なグラフィック演出で作り込まれた箱庭の世界では、存在する
オブジェクトの全てと言っても良いほどの数がプレイヤーと直接リ
ンクします。

当たり前の事が当たり前に表現されてる。その世界でプレイヤーは
自由に好きなように行動できるのです。

基本的にメインとなるクエストと、それらを取り巻くサブクエスト
をプレイヤーの意思で引き受け、達成し、箱庭の世界とプレイヤー
の分身である主人公との関係図を変化させていく、王道のフリーク
エスト方式のゲームであり、つまりはダンジョン&ドラゴンに代表
されるファンタジー系のTRPGを基軸として作られた多くのビデオゲ
ーム(ウィザードリーやマイト&マジック、バルダーズゲートなど)
の流れを組む生粋の本格ロールプレイングゲームですね。

近年ではダンジョンシージーなどがそれらの同様題材シリーズのビ
デオゲームで3D化に成功してますが、今回紹介してる作品のグラフ
ィックは、とにかく感嘆するほどゲームの世界観の形勢に驚くほど
恩恵を与えており、見事なまでに箱庭を作りきった傑作です。

その世界で、プレイヤーは好き勝手に行動できるのです。

主人公のパラメーターアップのシステムもスキル制で、行った行動
がそのまま能力に反映する王道なシステムです。

剣で戦えば剣スキルが上がり、剣士に必要なステータスが上昇して
いきます。

面白いのが、ジャンプばかりしてると身軽になったり、走りまくれ
ば脚腰が強くなり、スニーク(忍び足)などの歩行術に長けていっ
たりするので、ステータス配分を気にせずにプレイしても、自分の
プレイスタイルに合ったキャラの能力が伸びていきます。

今回紹介してる作品は【IV】とナンバリングされてるのが示すとお
り、同シリーズの4作目にあたります。ですが、シリーズを通して
プレイしてなくても一切問題ありません。

でも、気になるという方も居るでしょう。

I~IIIはwindowsでリリースされてますが、一作目はかなり古く、
コンセプトに共通する部分はありますが、殆ど別物と考えて良いで
しょう。(ちなみに一作目は本家サイトで無料DLできます)

IIIはXboxでも発売されてますが、北米のみでの発売なので、北米
版か、北米リージョンが再生可能と改造されてる端末でしか遊べま
せんし、日本語にローカライズはされていません。

っというか、【IV】を、しかもXbox360版を薦める理由の背景に、
シリーズ初の日本語ローカライズ化というのがあるんです。

【IV】はwindows版でも出てますが、日本語版は存在せず、有志が
作成した日本語化データを利用してクエストメッセージの内容を読
み取ったりして遊ぶ方法でしか、英語という壁を乗り越える事はで
きませんし、PS3にも移植済みですが(北米)、日本語版の発売は予
定に入ってません。

ですので、この素晴らしい完成度を誇る真性ロールプレイングゲー
ムを日本語環境で遊べるのはXbox360版だけなんです。(BREW対応
(au端末)アプリとしてリリースされてますが、それは論外というこ
とでw)

良かったですね。Xbox360ユーザーさん。羨ましいです。
さすが"ゲーマー"をメインターゲットにしてるハードなだけのこと
はあります。

さて、困ったのが、cocさんはどうするか…ですw

カルドセプトサーガー以来(発売前のバグや不出来さを知らない頃)
のハード購入動機に繋がるソフトの登場なわけですけど、時期がマ
ズすぎ^^;

デスクトップPCの新調でガツンと資金を放出した後ですから(発売
日は7月26日)正直ハードを買うのは無理です^^;

でも、cocにとってストライクゾーンのど真ん中なソフトなわけで
すから、アッサリとスルーも出来ないわけで…。

今、正直言いますと迷ってます。デスクトップPCの新調を見送って
しまおうかどうかと^^;

そんくらい魅力的なんです。

無論、PCを新調すれば、PC版のオブリビオンは快適に動くでしょう
。しかし、日本語にローカライズされてないから、有志の翻訳デー
タと照らし合わせてプレイしていかなければならないのが、御世辞
にも快適とは言い難く…。

今後、真剣に思い悩む日々に突入していくことでしょう…。


さて、最後に【ザ エルダースクロールズIV:オブリビオン】の情
報を見れるサイトのアドレスを数件貼り付け、今回は終わるとしま
す。

RPG好きだ、RPG好物だって方は是非ともプレイすべし!っと言い残
しつつ、次回の更新まで御機嫌よう。

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備考

ザ エルダースクロールズ公式サイト(本家)
http://www.elderscrolls.com/home/home.htm

ザ エルダースクロールズIV:オブリビオン日本語版公式(スパイク)
http://www.spike.co.jp/oblivion/

ファミ通.com紹介記事
http://www.famitsu.com/game/coming/2007/05/29/104,1180442265
,72482,0,0.html


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*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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