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乙女日記 Vol.1479 モンハンばかりしてるわけじゃないのです

昨日から今日に掛けて、結果的には良かったんだけど、こういう流
れじゃなかったら一体どうなってたんだ?って感じの一日でした。

15日に入ってた仕事のスケジュールが急遽変更となり、お昼頃まで
フリーな感じになってしまう事が判明したのが14日のお昼。

で、14日の夕方にいきなり別の依頼先から緊急連絡。
とにかく大急ぎで17点のラフデザインのサンプルを挙げてくれと
いう無茶な申し出。冗談じゃない!そんな急に「はい、そうですか
」っと引き受けられるわけないでしょ!っと突っぱねるも、切実に
必死に…そして切迫な現状の背景とかを懇々と訴えられては断れる
物も断れなくなる…。

ってなわけで、最初のスケジュール変更で浮いた時間を丸々使って
、緊急依頼の仕事に取り掛かることに…。

でも、時間が足りない予感…。

焦りましたね。いや慌てたね。
クオリティ云々で拘ってる暇なんかないから、メールで送られてき
た資料画像から初見でひらめいたままの物を片っ端から作成。

作業しながら自分で思いましたよ。やっぱあたしって天才だなぁっ
とw

ってのは冗談で、極限まで追い込まれると普段じゃ出てこないパワ
ーって言うのかな。こんなに自分には引き出しが有ったんだ?って
関心しちゃうほど、自分の経験とスキルを総動員。

そして面白いのが、延々と悩んで作ったものよりも、こうして勢い
任せの慌てまくりな状態で作った物の方が後悔がないっていうか、
それ一つで完成。修正の余地無し!って自信をもって言えちゃうよ
うなのが出来ちゃうんですよ。

なんなんでしょうね。こういうのって。
普段からそういうパワー欲しいんですけど?^^;

ま、とにかく17点は時間ギリギリで完成したわけなんですが、大
変だったのは実際にそのラフを基準にして現場で作業する人に細か
いニュアンスを伝える作業。

今回のケースは、例えるなら原案、脚本をcoc、絵コンテ、ディレ
クター、監督が別の人って感じなんです。

で、その監督する人がこの緊急依頼を誰に頼もうかと頭を抱えてる
クライアントにcocが良いんじゃね?っと紹介しちゃった人で、結
構長い付き合いの人ではあるんですが、直接同じ現場に入って仕事
したことは少なく、cocの仕事の癖や特徴を完全に把握してもらっ
てない人なので、電話で17点の細かい指示をやり取りするのが結
構しんどかったです。

"~~な感じ?"
違う!その逆!
"えっと、これさっきのヤツとどう違うの?"
いや、ベースの段階で全く違うんだけど?
"これは、~~の応用だよな?"
だめ!応用じゃなく、そう見せつつも根本の流れからして違う。

などなど…、話が全く噛み合わず、途中で諦め掛けましたw

まぁ、cocさんの説明の仕方も悪いんですけどね^^;
基本的に自分の世界で解釈できる表現方法ばかりを優先してきちゃ
ってるから、いざそれを人に伝えようとすると大変。

cocさんのラフデザインって、そこに至る前の段階で作るラフのラ
フ(要は下書きの前の落書きw)なんて、凄いですから。

cocさん以外が見ても何のこっちゃわかりませんw
ペンの試し書きでもした後か?って感じですw
(提出稿も見栄え良くないので、フェイクサンプルと注釈文を添
えて提出してたりする真相)

でも、そこにはcocの世界でしか変換できないデザインの情報が記
されていて、すんごい重要なんです。

ほんとは最初の時点でも人が見て伝わるように書かなきゃいけない
んですが、どうもcocさんって人は独自色が強く、自分流を頑固に
堅守する難儀な人なんで、未だに自分でしか解読不可能なラフを書
いてしまいます。

掛け出しの頃、先輩や先生に位置する方々にどれほど注意され、咎
められたことか…。

こういう初歩的な段階の事もキチンと出来ない貴女は、何やっても
無駄です!っと全否定されたこともあるしw

我流でやっていけるほど甘い世界ではありません!基本が出来てこ
その自分流です!っとキツく叱られたことも…。

はい…すいません。はい…頑張ってみます。っと口では言っていた
もの、本音は全く気にもしてなかったw

カリュキュラムで良い成績が取りたいから、やってたわけじゃない
し。別に人に評価してもらいたくもなかのね。こう言っちゃマズイ
んだけど、別に是が非でも仕事にしたいって思ってたわけじゃない
んですよねw

あんたは通用しない(商業的な見地で)っと確定出されれば、はい…
そうですか、では趣味で続けていきますって感じの心持ちだったん
です。

ただ、バカが付くほどの負けず嫌いだから、商業的に通用しないと
言われちゃうと、通用させてみせようじゃない!でもあたしのやり
方でねって感じで内心メラメラ燃えるわけですよw

散々劣等生のレッテルを貼られ、異端扱いされてましたけど、商業
見地的な分野で結果を出してみたら、勝てば官軍の言葉どおりで、
異端者を稀な才能と勝手に周りが変換してくれるから面白いもので
すw

でも、先生の方々が言ってたことは正しいのです。
実際、我流でやっていけるほど甘い世界じゃないってのは、結果を
出して周りが騒ぎ出して、置かれる立場が逆転した頃に痛感しまし
た。

やべぇ!このままじゃ一発屋で終わるってねw

そっから必死で基礎の勉強をしましたw
でも、それを人に知られると恥ずかしいじゃないですか。
我流のcocみたいな印象が勝手に周りで固定しちゃったし、まぁそ
のほうが立ち回り易いってのもありましたし、今更基本の勉強をや
り直してますなんて口が裂けても言えるか!っていう変な強がりが
邪魔をして、影でコソコソ地味に練習する日々にw

判らないことあっても人に聞けないわけですよ。
専門書みても、我流でやってきたから、意味わかんねーしw

そんな感じで悪戦苦闘した結果、基礎の基礎は分かった。でも基礎
のど真ん中はわかんね!だから自分流のやり方の基礎を作ってしま
おうっという何とも大胆な発想で逃げましたw

結果的にそれは大正解になり、cocにしか作れない物、出てこない
発想という意味で周りに認知されたので、運が良かったなっと…今
思えばつくづく身に染みますw

ま、基本的に自分でデザインして自分で作る。それを基本としてる
ので、分業や丸投げは想定外なので、そのままcoc流でやってきて
るわけです。でもタマに今回のように、人に託すような仕事に関わ
ってしまうと大変です。

託される人のほうがねw

デッサン力…、やっぱ付けたほうが良いかなぁって思ったりもする
んですよ。でもね、いくらラフをきれいにデッサンしたところで、
実物の完成度が高くないとダメじゃないですか。

イメージはcocさんの中にあるわけで、そのイメージを引っ張りだ
す記号的な物さえ書いておけば、いつも同じイメージが頭の中に映
し出されるし、そこに写るイメージこそ完璧なんんで、いちいち紙
に書き起こすのが面倒なのです。

でも、それじゃ関わる人が大変じゃないか!ってのは道理で正論。
しかし、その正論に対して「うっさい!ハゲ!あたしの頭の中を何
で全部見せなきゃいけないんだ!見たければ解読しろ!」っという
、何とも極悪なほどの自分本位を仕事では行使してしまうんですか
ら、cocさんって人は性質が悪いですw

ちょっと、格好つけて言わしてもらうなら、cocさんは既に完成し
てるんですよ。自分の世界がね。その世界こそが全てで、それ以上
に大切なものはないから、それを貫く為に曲げられない姿勢っての
があって、それを堅守してるわけです。

悪く言えば、未だに自分の世界に固執して、それ以外を認めようと
せず、傲慢に職権乱用する頑固なひねくれ者って感じかな?w

光と闇、善と悪、バカと天才。どれも紙一重で表裏一体だったりす
るじゃないですか。

なので…、ま、そういうことさ(どういうことだよw

さて、そろそろ出掛ける準備をしないといけない時間です。
浮いた時間をゆっくり過ごそうと思ったけど、結局貫徹になってし
まいました。

もし、最初のスケジュール変更で時間に余裕がなかったら、この緊
急依頼はどうなったんだろうね。

バカだから引き受けて、今以上にボロボロになって砕け散ってたり
そうですw

うまい具合に時間が浮いていてホント良かったです。

ってなことで、久しぶりにテキストを仕事の話一色に染めてしまい
ました。要点や詳細が読み取れないという人も居るでしょうが、そ
ういうのは緩くボカしてるので、仕様だと思って下さいませ。

それでは、今回はこれにて。
また次回の更新まで御機嫌よう。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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