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Elder ScrollsIV:オブリビオン プレイレポート #2

時間を忘れて遊んでしまう。ちょっとでも手隙になれば起動させて
しまう…。まさに中毒状態に陥ってます^^;

宿屋や酒場でNPCウォッチングをしてるだけで楽しいんだから、始
末が悪いソフトですw

ところで、Xbox360特有の問題なんでしょうが、かれこれ3回ほど
フリーズしてます^^;

HDD付きなのに、なんでインストールして遊べないのか…。
まぁ、HDD無しのコアシステムが出ちゃってるから仕方なにのかも
しれないけど、それならそれでインストールしてプレイするかディ
スクアクセスでプレイするか任意で選択できるようにすれば良いジ
ャマイカ?

なので、システム的にかなり頻繁にオートセーブが入るのですが、
それでも恐いので頻繁に任意セーブが欠かせない状況です^^;

それではロールプレイ手記の第2回目です。時間の有る人は読んで
やって下さいな。

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【第一章 出自と運命 #2】

簡単な旅支度を整え、私は帝都を西へと抜けた。道中は気が遠くな
るほどの距離だ。ひとまず西に向かう街道を進むことにしたわけだ
が、この選択は今から思えば間違っていた。闘技場のNo.1を目指す
という目的のみを身の前に置いていた私としては…だが。

最初の宿場に付くまでに、3度山賊に遭遇し、剣を交えた。日付が
変わろうかという時間にベットが空いてると聞き、ホッと宿屋の主
人の前で溜息を付いた私なのだから、その山賊達がどうなったかは
言うまでも無い。

道中【フィナカセクル】という遺跡に立ち寄ったが、そこは人成ら
ず者が住み着いており、私の剣では何も解決できなかった。機を見
て再び訪れ"仕事"をせねば…っという思いの中で眠りについた。

しかし、その心地よい眠りは早々に絶たれた。突然、全身黒尽くめ
の男に起こされたのだ。気付かなかった!っという後悔と、これか
ら起るであろう最悪の光景を想像の端に留め置きながら、まだ腰の
剣に手を伸ばす間は残されてるのを確かめ、その男と目を交えた。

腰の剣に手を伸ばそうと隙を伺ってる私に向かって、その男は突然
「同士よ」と口を動かした。

その面妖な佇まいの男は、私の帝都=商業区での倉庫管理人殺害の
件を持ち出し、私を勧誘しにきたと言う。暗殺者ギルドの者だとも
続けた。暗殺者ギルド…、殺害を仕事とし闇に生きる集団。

加入への返答はその場では避けた。確かに悪党である自分にとって
暗殺者という生き方には惹かれる。しかし勘に触ったのだ。勧誘者
と名乗るその男のこちらを値踏みするような饐えた目付きに反吐が
出そうだった。

その気になったらいつでも来いと、連絡場所を教えてきたその男は
、魔術使いの様でその場から溶けるように姿を消した。その姿の消
しかたといい、芝居じみた男の立ち居振舞い…、気に入らない。ギ
ルドへの参加の答えは別として、あの男は…いつか始末しなければ
…っと悪党が悪党を否定する自分に、同族嫌悪か…っと暗がりの部
屋の天井に向けて溢したあと、すぐに私は深い眠りに戻った。

翌朝、昨晩の出来事を反芻しながら出発の支度をし、ひとまず今は
アグロナックの出自の謎が残されてるとされる【クロウヘイブン】
に辿り付くことだけを行動の核とし、その後のことはこの一件が終
えてからだ自分に言い聞かせた。現にこうやってアグロナックから
、その出自の謎に迫る際に必要となるであろうと、謎の鍵も預かっ
てる。この鍵の先に何があるのか、それを知ることが一番の関心事
じゃないかと自分に問いつつ、その鍵を懐に仕舞い直し宿を出た。

幾日か経て、スキングラード城とその城下、ファットランプ野営陣
、ラサヴァ野営陣といった各地が遠く後方に遠退いた日。まだ目的
の【クロウヘイブン】までは半分も来てないと知ると、散策したい
衝動に駆られながらも素通りしたスキングラードに戻りたくもなっ
た。あそこでもう少しゆっくりしても良かったのに…っと何度も現
れる山賊、追い剥ぎの類を始末するのに飽き飽きしてきた頃故に、
そんな後悔が過ぎってしまうのも仕方ない。しかし時既に遅し。戻
るにしても相当な距離だ。ならば進んだ方が良い。

だが、その判断は間違っていた。戻るべきだったのだ。丸二日ほど
歩き、一向に宿場が見えてこないことにウンザリしていた頃、鉱山
らしい一帯に辿り着いた。地図によるとそこは【べレトール鉱山】
、大都市【クヴァッチ】の御膝元にある鉱脈らしい。【クロウヘイ
ブン】まではあと一息。スキングラードを素通りしたことを後悔し
た私は、この都市で一息付くことにした。

鉱山の入り口から山道を登り、一路クヴァッチを目指す。

だが、足を進める毎に嫌な予感が走る。なんだ?何か様子がおかし
い…。

ほどなく野営陣の様相をした集落にたどり着いた私は、クヴァッチ
に謎のゲートが突然出現し、そこから無数の魔物が押し寄せ、クヴ
ァッチは壊滅したという信じられない話を聞かされた。

街と野営陣を繋ぐ街道にはバリケードが築かれ、警備兵がそこで野
営陣に近づこうとする魔物を食い止めてると、そして街にはまだ何
人かの生存者が取り残されてるとも聞かされる。

冗談ではない…。そんな理解の範疇を超えた面倒に関わる義理など
…。しかし、あれはなんだ?禍禍しい炎を纏い、異世界からこの世
を睨みつける"目"のようなゲート…。そこから魔物が這い出てくる
など…。

バリケードを死守する警備兵に声を掛けると、街で起った惨事に気
が狂いそうな自分を必死で繋ぎとめ、生存者救出にその命を掛けよ
うとしてる男の神すら恨み倒すほどの迫力に私は圧倒された。

なぜ、バカ正直に街道を選んで進んできたのだ。山野を分け入って
進む方が最短距離は取れたはずだった。そしてなぜスキングラード
を素通りした。そこで素通りしなければ、このクヴァッチに立ち寄
ることもなかっただろう…

何もかもが間違っていた。そもそもアグロナックの願いなどに耳を
貸さずに、さっさと挑戦して闘技場No.1の地位であるグランドチャ
ンピオンの座を射止めておけばよかった…。未練を抱えた男を相手
にするより、全ての答えを知り、憂いを無くした男のほうが弱いと
考えた自分の悪党根性を呪った。

>>続く

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◆あとがき(解説や注釈等など)

さて、今回はいよいよ帝都を離れることになったわけです。
しかし、その離れる理由になった"アグロナックの出自"に関しての
クエストですが、これは勿論任意で受けたクエストで、受けなくて
も問題はないクエストです。

そんなサブクエストの一つに関わったのをキッカケとし帝都を離れ
ることになったわけですが、その道中に思いも寄らない事件に遭遇
し、一気に物語りは密度を増して行きます。

帝都を離れる理由がアグロナックのクエストでなければ、西には向
わなかった。西に向わなければクヴァッチに立ち寄ることもなかっ
たわけです。

しかし、そういった関わり方を自然と選び、その結果が物語と成っ
ていく様は、正にロール・プレイング・ゲームの真骨頂と言ったと
ころでしょう。

自由度が高いという言葉だけでは、こういった作品の楽しさと可能
性は伝えきれません。自由とは何か?何がどうで自由なのか、そし
てその自由がどういった効果を生み出すのか。そういった点を伝え
て良ければよいなというのが手記のテーマです。

用意された一本道のシナリオでは起こり得ない偶発から形作られて
いく物語は、先が全くよめないという点においても非常に魅力的で
す。

こうなってしまった理由を自分の足跡から理由付けしていき、あそ
この判断や行動が分起点だったなぁ、あそこで別の行動をしていた
ら、全く違った展開になっただろうなぁっと感慨に耽るのも楽しみ
かたの一つして面白みに満ちてます。

さて、次回はいよいよクヴァッチにおいて、大きな世界の流れに巻
き込まれてしまいます。

今後、彼女はあっちの世界でどういう人生を送るのか、そして何か
を成すのか?それはcocさんにも判りません。

そして、効率、攻略といったものとは無縁な世界というのは本当に
居心地が良いものです^^

それでは、今回はこれにて。続きはまた次回。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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