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Elder ScrollsIV:オブリビオン プレイレポート #13

実は忙しくて、手記の進行が止まってます。随分書き進めてはある
のですが、結末までは書けてません。

つーことで、プレイも中断したままです…。

まぁ、じっくりゆっくり遊ぶつもりのタイトルですからプレイ出来
ないというのは残念ではあるけど、まぁそれも仕方ないかなっと受
け入れてはいます。

なのに、ドラクエ4だけは進んでると言う…。
まぁ、向うは携帯機ですから、ちょこちょこ空き時間に遊べるんで
、進んでしまうのは必然^^;

360も携帯してみましょうか?w

あ、そうそう。盗賊キャラ設定で遊んでるのですが、未だに鍵開け
のコツが掴めません…。手動ではベリーイージーの鍵しか開けられ
ませんTT

なのですぐにロックピックが折れて無くなって途方に暮れてしまう
。手記の中身のキャラの実態はそんな情けない日々をゲーム世界で
送っていたりします…

それって、ただの"自称"盗賊じゃんって感じですよね…
実際問題、反論できません^^;

そんな実態とは少し(?)違うロールプレイ手記の第13回目。
展開開始です。時間の有る人は読んでやって下さいな。

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【第一章 出自と運命 #13】

「アンナ!このまま街道を進まないのか?」突如、街道の脇から山
林に分け入った私にジョフリーが慌てて声を掛ける。

当初は街道を進むつもりだった。しかし【ウェノン修道院】を発っ
てからこっち、僅か一日の間に五回も山賊達の手厚い出迎えを受け
ればウンザリもする。

しかも、この北に向かう街道、やたらと起伏が激しく、うねっても
いる。襲う側からすれば格好の狩場だ。馬に乗ってきてたとしても
駆け抜けれるほど見渡しが良いわけではない。そんな街道を進むに
つれ、馬を断って正解だったと痛感した。

それを裏付けるように、街道のうねった細道を進むのに、マーティ
ンは手綱捌きが覚束かず立ち往生する場面も度々あった。

「こんなんじゃ、全員自前の足で進んだ方が早いんじゃない?」っ
と皮肉れば、当の本人のマーティンはヘラヘラ笑い、ジョフリーに
は睨みつけられる始末だ。

そうもなれば、山賊の相手にも飽き飽きしてた頃合に、先を急ぐ旅
という名目もあれば、街道を外れ最短距離を進みたくなるという勝
手も道理を得る。

「この街道は護衛には都合が悪すぎる。そして随分ノンビリともし
過ぎてるしね。最短距離を通って山野を進む方が懸命だよ」っと振
り向きもせずに、恐らく睨みつけてるだろうジョフリーに背中越し
に返答すれば、後ろからの蹄の音が小石を含む土を踏む音から、草
花を踏む音に変わって付いてきた。

案外すんなり応じたものだっと見えないことを良い事に頬を緩める
と「方角は判っているんだろうな」っと怒鳴られ、肩を泳がせてし
まった。

「あたしは盗賊だよ。方角も読めないような奴が盗人なんか出来る
か!」っと悪態で応じ、ノシノシと大袈裟に足場を踏み倒して進め
ば、クスクスと例の神父の笑い声が漏れ聞こえてくる。

あんたがノロマだから街道を外れることにしたんだぞ!っと言いか
けたが、またジョフリーに小言を貰うのが目に見えたので、飲み込
みたくなかったが、精一杯の努力でソレを飲み込んだ。

街道を外れて暫くすると、視界に巨大な峰が飛び込んできた。あの
峰の向うがブルーマのはず、そう思えば足取りも軽くはなったが、
その峰の麓まで辿りつくにも、まだ相当な距離がある。

後ろでは相変わらずといった感じでマーティンが朽木の前で立ち往
生したり、突然の段差に馬から振り落とされそうになったりしてい
る。深い溜息をついて足を止め彼を待つ私だが、馬に乗ってる者を
乗ってないものが先で待つという滑稽な状況を改めて考えれば、吐
いた溜息が反復するのを抑えることはできない。

しかし、それでも街道を外れて正解だった。あれから山賊達との遭
遇は一度もなく、昨夜も暖かい毛布こそは無かったものの、ゆっく
りと一夜を眠りに使うことができた。

クヴァッチでの戦いの直後、意識を失い三日間眠っていたとはいえ
、身体はまだ重い。成り行きであんな戦いに遭遇してしまった経験
上、無意味な場面で無駄に体力を消費したくないというのが正直な
ところだった私にとって、マーティンのその"遅さ"は一概に勘に触
るものではなかった。

彼のペースに合わせて進めば、気楽という快適さも時折覗ける。彼
は草花の群生の仕方で果実の在り処を探るのが得意のようで、この
数日、野生の物では見つけ難い葡萄や苺などから、林檎、蜜柑など
に至るまで、市場顔負けの品揃えで夕食を彩ってくれるのには関心
させられた。

さすがのジョフリーもそのあまりの呑気さに「まるでピクニックだ
な」っと1人ボソっと呟いていたのを偶然にも聞き取れた私に気付
いたジョフリーが、しまった!っと盗み聞きした私を見て狼狽した
りするのだから、その愉快さはジョフリーの言うとおり、ピクニッ
クのようでもあった。

しかし、そんな呑気な旅は唐突に終わりを告げることになる。

ブルーマの手前に並び立つ峰に向かい足を進めていた時だった。決
して二度と見たくない光が遠くの空に浮かんでいた。

「な、なんだ!あれは!」っと声を荒くするジョフリーの横で、私
の手は震え、馬から降りたマーティンの足は自然と後ずさりする。

「ど、どういうことだ。あれが何か知ってるのか!!」っと私たち
の動揺を感じ取ったジョフリーが、事の正体を一刻も早く聞かせて
くれと言わんばかりの勢いで詰め寄る。

「まさか…またこの目で見るとはね…。」と私が呟けば、「そ、そ
んな…」っと怯えるマーティン。そんなマーティンの様子を見て、
ジョフリーがあの"光"の方にもう一度顔を向け、震える声で「まさ
か…、門とでも言うのか?」っと呟いた。

「そうだよ。門だ。あの光は確かに、クヴァッチに現れ地獄をもた
らした最悪を運び入れる門。あんたが言ってたオブリビオンの門っ
てやつさ。」っと手の震えが止まらない焦りも隠さず私が応えれば
、後ろでマーティンが神に祈り出す。

「知識として存在を認知していても、実際に見るのは初めてなんで
しょうね。でもあれはまだその姿の本質じゃないよ。本当の最悪は
あの門の中なんだ…」続ければ続けるほど、クヴァッチの最悪がフ
ラッシュバックしてくる。

「既に2つ目の門が開いたということなのか…」とまで言ったジョ
フリーはそれから呆けてしまったかのように呆然とあの禍禍しい光
を眺めていた。

「やっぱり…こうなるのか!」っと吐き捨てた私は表現しきれない
ほどに膨れ上がった自身の怒りが原動力となり走り出した。

「待て!待つんだ!」っとジョフリーの声が背中に打った時には既
に私の手は腰の鞘から剣を抜き去り、光を漂わせる一帯に向けて一
直線に走り出した。

「キィィィ!」っと、既に聞きなれてしまった、あのおぞましい鳴
き声が耳に飛び込んできた時「案の定ってことか!」っと叫んだ私
の剣は、飛び掛ってきた異形の魔物を突き刺していた。

3体の魔物を葬り、門を眼前に捕らえた時、視界の端に小さな家屋
が見えた。即座に足を止め門の周りの様子を伺う。変だ。確かにこ
れはあの門だ。しかし魔物がいない。先ほど斬り捨てた3体の魔物
だけしか居なかったということか?そんな疑問の中、私は門に背を
向け、その見えてる家屋のほうに足を向けた。

>>続く

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◆あとがき(解説や注釈等など)

はい、そうです。そうなんです。またもや門と偶然に遭遇…。
この突拍子も無い遭遇は手記を書く上では有難いのですが、先を急
いでる時にそういうのが現れるのは困りものです。

しかし、現実という観点に変換して考えれば、確かに出来事なんて
、そうそう都合の良いタイミングで発生するもんでもないし、こう
やって翻弄されるのが常みたいな性質も含んでます。

そんなわけで、突如として遭遇した2つ目の門、彼女は果敢にその
門に飛ぶ込むのです。

その模様は次回。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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