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乙女日記 Vol.1581 男の世界を女性が描くことに無理があるんじゃないかと思うわけです

何度かここで【信長の野望】シリーズが好きだという趣旨のテキス
トをアップしてました。

基本的に、群雄割拠の乱世の時代。つまり戦国時代の物語が好きな
んです。

なので、NHKの大河ドラマも好きです。

女性でそういった日本史物が好きな人って珍しいと思うんですが、
偉人や武将の伝記って、その殆どが江戸時代とかまでに講談等で武
将達の武勇伝を聞き手にウケるように味付けが加えられていった物
が広まり、それに明治以降の史実研究で認定された一先ずの【事実
】が合わさって、今日の戦国武将達の生き様が出来上がってるわけ
ですが、それが真実か否かといえば、大部分が作り話の延長線上で
あると思うんです。

歴史学なんて、一つの物的証拠と時代考証(当時の文化、風習)を加
味して、こういうことが起き、この人物がこういった行動をしたの
なら、こういったことを考えていた可能性は極めて高いであろうと
いう推察の集合体だと思うんです。

でも、事実か否かという点に強い興味があるのではなく、講談師が
味付けしてきた逸話というのは、日本人の民族文化、風習の範疇の
中で味付けされてきたわけですから、そこに信憑性が無かろうとも
、日本人という民族がどういった物語を好むかという民族の血の方
向性がハッキリ見えるわけですから、あながちその味付けが無茶苦
茶だとも言えないと思うのです。

武士の生き様で誇り、面目、忠節に準じて果てる事こそ本懐という
のは、現代女性から見れば理解し難く、極論でいえばバカげた人種
に見えてしまうことが多いようですが、cocさんはそういう生き方
で生を真っ当した男達の姿がとても美しく思えるのです。

戦国時代に武家の子息として生まれた場合、早ければ11歳位、遅け
れば16歳くらいまでに元服をし、大人として扱われました。そして
そんな幼い歳頃で戦に出陣し、殺し合いの中に身を投じるわけです

そして、20~30歳の若さで、討ち死にしたり、首を跳ねられたり、
切腹で果てたりと、壮絶な死を迎えた者も非常に多い。

言うなれば、それは【死】というものがとても身近であり、その【
死】に対して達観していた頃の男達から、とてつもないバイタリテ
ィを感じるわけです。

こういった理由で、戦国時代物、日本史物の物語が好きなんですが
、これはガンダムをこよなく愛する理由にも通じてるかもしれませ
ん。

ガンダムにも男臭く生を真っ当せんが為に戦場を駆ける者達が多く
描かれてるじゃないですか。

そういうのに憧れるんだと思います。

所で、こういった日本史物の物語に最初にハマったキッカケは、判
りやすくて恥ずかしいのですが、週刊少年ジャンプで連載されてい
た【花の慶次】を読んだのがキッカケでした。

それまで、日本史物、時代劇物には一切興味なかったのですが【花
の慶次】で描かれた男達にシビレちゃったんでしょうね。

それから一気に雪崩れ込むように戦国物に興味が沸き、最終的に日
本史全般に興味が及んだのです。

ただ、歴史には疎いんですw
物語として好きなだけで、日本史という史実学な観点での知識は非
常に底が浅いですw

さて、話を冒頭の【大河ドラマも好きです】に戻しますが。cocさ
んがNHKの大河を見出したのは、緒方直人主演の【織田信長】から
です。

別に緒方直人が好きだったとか、出演していた他の役者が好きだっ
たとかの理由ではなく、戦国武将として超メジャーな人物が題材な
らば、日本史に疎くても楽しめるかなっと思って見出したのです。

たぶん、花の慶次の影響もあったんだと思います。

なので、【織田信長】以前の大河は全く見たことがありませんでし
た。

小学生の頃にファミコンゲームで、戦国シミュレーションというジ
ャンルが俄かに脚光を浴びた時代がありました。当時好きだったナ
ムコが【独眼竜政宗】のゲームを発表し、当時のナムコとしては異
質なその作品に興味はあったんですが、日本史なんて全然知らない
オコチャマですし、大河ドラマ、時代劇なんて一切見てなかったの
で、気にはなったけどスルーしてたんです。

その後、またもや大河ドラマのヒットを理由に【武田信玄】を題材
にしたゲームが目に付くようになりました。言うなれば、戦国物や
日本史物を扱ったゲームは古くから味付けされてきた英雄達を扱っ
て遊べるキャラゲーなわけですから、ヒットするのも頷けます。

なので内心は凄く損した気分だったんです。世間ではブームらしい
のに自分は全然わからないわけじゃないですか。武田信玄って誰?
みたいなレベルでしたしw

そういった経緯を経て、花の慶次で一気に開花し、大河ドラマ大好
きになったわけです。

ただ、近年の大河ドラマって、ウザったいくらいに反戦的な内容で
描いたりするのが多くなってるのが凄く不満です。

誤解が生じやすい言い分ですが、それを恐れずに書きますけど、脚
本や演出に女性を抜擢するようになってから大河ドラマの色がガラ
っと変わったと感じます。

安っぽい和平思想、反戦思想、夫婦愛だの、何を甘っちょろいこと
を前面に押し立ててるんだっと…。

群雄割拠の乱世。生きるか死ぬかの熾烈な争いの中、その闘争本能
の全てを解放し、血飛沫の中を這い回って戦っていた男達が主役だ
った時代の物語に、女、子供の甘っちょろい目線での理屈なんて通
用するわけないだろ!っと、同じ女性であるcocが言うのも変です
が、そう思ってしまうんです。

美しい生と死を背負った男達を見たいのに、くだらない現代的な屁
理屈で女性が男性を言いくるめたり、そういった女性に気を使った
りしてる情けない姿の武将なんて見せないでくれと…

【功名が辻】なんて、見ていてどれほど吐きそうになったことか…

幾ら内助の功で有名な山内一豊だからって、あんなひ弱で軟弱な男
が20万石の大名にまで登れるわけないだろ!w

お嫁さんのお尻を追っかけ、機嫌を伺い、頭を垂れつづけてる山内
一豊…

ないない!あるわけないw

やっぱ、大河ドラマは男性の方が脚本を書き、演出してくれないと
様になりませんよ。

最近になって、【武田信玄】の完全版DVDを見たんですが、やはり
昔の大河ドラマは素敵でした。

女にいちいち構ってられるか!的な男の身勝手さ…。やはりあれく
らいじゃないと男として美しくないです。

これも誤解を受けやすい言い分なのですが、日本人って、長い間男
尊女卑だったじゃないですか。それ故の悲劇ってのも勿論あるんで
すが、長い歴史の間そうやって生きてきたという事実が民族として
、血の中に染み付いてると思うんですよ。

だから、女性の権利、立場拡大も良いことではあるんですが、【日
本人女性】としての生き方の美しさで、虐げられた中で寡黙に尽く
し、余計な口出しをせず、かといって無頓着ではなく肝心要の部分
で実は男性を支えてるといった生き方の美しさが似合うと思ったり
もするんです。

文化、時代といった大局観でいえば、長い間女性は辛い時代を過ご
してきた。

しかし、極小単位で考えれば、現代も昔も男性と女性という二つの
性として、2人の人間が差し向かう姿に変わりはないわけです。

その極小単位な中で、男が威張って、女が控える。その有り様が日
本人の血に染み付いていて、それが最も似合ってる姿なのではない
かとcocは思ったりします。

男じゃないので威張る美学ってはわかりませんが、控える美学って
のは確かにあると断言できます。

そして、控える女の怖さってのもあると思うんですよ。

「有る程度は好き勝手やるのも目を瞑ってやるが、一線越えてみろ
。タダじゃすまさねぇーぞ!ボンクラ!」っというねw

欧米文化がどうだとか、女性の権利がどうとか、そんなことを言う
前に女性として、日本の女性としてどうあるべきか。鏡を見れば瞳
は黒く、髪は黒いし、彫り深くない顔を見て自分の血と肉がどうい
う民族の文化、歴史の果てに作られてるかを理解し、その範疇の中
でどう在るべきなのか、日本人の女ですとキッパリ背筋を伸ばして
言えるだけの自己修練は尽くしたのか、そういったことを身上の真
ん中に置くおことが、日本人女性として一番美しく生きれる近道な
んじゃないかと思う次第です。

まぁ、こういった話は、性別の権利問題。文化的人権問題だと、複
雑で大きな問題も絡みますし、どれが正解かなどと決めようとする
と大怪我しますから、ここで自分の考えが正解なんだとは言いませ
ん。あくまでそういった範疇の問題の中の一つの意見であるという
趣旨であることは理解して頂きたいです。

そして、こういったことを書いたからといえ、自分がそういった女
性かというと、大きな疑問は残りますw

まぁ、いつの時代も思い描く理想と現実には開きがあるもので…w

これ以上は言わずもがな…w

要は、どういう心持ちなのかどうかってところなわけですよ。そう
在りたいと思うか思わないか。それだけでも随分違いはあるでしょ

っという言い訳を残しつつ、今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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