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乙女日記 Vol.1642 ボツテキストからチョイス…

筆者、体調不良の為に帰宅早々に就寝。猛烈な吐き気で目が覚め

たついでに、ボツテキストのストックの中からテキトーに選んで下
記のテキストをアップすることにしました。

何故ボツにしたかの子細は割愛しますが、ボツにした以上、それに
は理由があるわけなので、ちょっと変な表現になってたりする箇所
があるかもしれませんが、そこは目を瞑ってくださいませ。

では、もうひと眠りしますムニ…

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最近、ちらほら増えてきてるのが映像作品のブルーレイ版発売。

しかし、まだまだ動きは消極的ですから構わないんですけど、そろ
そろキチンと状況を認識する必要あると思います。

一部の人、またはメディアは次世代記録メディアの規格戦争で【HD
DVD】が完全敗北を宣言したことで、ブルーレイが今後の主流にな
るなんて言ってるのを目にすることがありますけど、どの現状を見
てそういった答えが出せるのか不思議でなりません。

ブルーレイなんて今後も所詮LD程度のポジションしか得られないと
cocは考えてます。

つまり、VHS隆盛の時代のLDという位置付けです。

ブルーレイがDVDよりも優れているのは当然の事です。しかしです
。大衆がそれを求めていません。

DVDソフトが普及し、各レンタル店の主流もVHSからDVDへ切り替わ
って安定期に入ってます。

各家庭でも、DVDレコーダーが普及し、VHS運用との比較では雲泥の
差と言えるほどの利便性で消費者を満足させています。

そんな中、次世代規格と言っても、一般の人は食いつきません。食
いつく理由がありません。

容量が大幅にアップする、画質がいい。といったところで、果たし
てDVDの容量に不満を持ってる一般ユーザーがどれだけいるでしょ
う。加えて画質にも。

そりゃね。映画のソフトが1作品4枚組みとでしか収録できないっ
てなら、ディスクチェンジの煩わしさに不満も募るでしょうけど、
現状の2層化ディスクで収録しきれない作品は数少なく、大部分の
映像作品は1つのディスクに収録可能です。

そして、そうやって二層化のディスクに落とし込む為に削られてる
のが画質データーですが、二層式ディスクに収録されてる映像作品
の画質に大きな不満を持ってる人が多いのでしょうか?

取り扱いが不便、収録されるデータの劣化も激しい。という状況が
DVDに訪れてるのであれば、ブルーレイは売れるでしょう。

しかし、ブルーレイは売れていません。それが消費者がDVDに大き
な不満を抱いてないという確かな証拠になってます。

ブルーレイがいけないというわけではないのです。仮にHDDVDが規
格戦争に勝利してもいたとしても現状に変化はなかったでしょう。

アナログレコードからCD。
カセットテープからMD。
ビデオテープ(VHS)からDVD

これら3大規格の変革期というのは時代が求めていたからそうなっ
たと思うのです。

そして、その変貌ぶりは激変と言えるほどの変わり様でした。

環境を変えるということはそれだけ投資しなければいけません。投
資するには投資に見合ったリターンが無いと人は中々動いてくれま
せん。

レコードプレイヤーからCDプレイヤーに買い換えた理由はなんです
か?
カセットプレイヤーからMDプレイヤーに買い換えた理由は?
ビデオカセットレコーダーからDVDレコーダーに乗り換えた理由
は?

そして、それらを変更したあとの印象、感想とはどうだったでしょ
う?

更にですが、果たしてそれらの変更後に感じた事と同様のインパク
トがDVDからブルーレイに変更した場合、感じれるでしょうか?

つまりはです。機は熟してないわけです。DVDへのフラストレーシ
ョンがユーザーの大半から零れ出すような時期はまだまだ先だとい
うことなのです。

ですから、先ほど書いたようにブルーレイがダメな規格というわけ
じゃないんです。どんな規格であろうとも今は必要ないんです。

更に突っ込んで書くと、HDDVDは死にましたから、現状では次世代
記録ディスク規格は事実上ブルーレイのみと断定風味になってしま
い、ブルーレイと名指しになってしまいますが、ブルーレイ=次世
代規格と捉えてください。

で、そのブルーレイの性能を引き出すのにどれだけの投資が必要で
しょう?

ブルーレイプレイヤーもここ数ヶ月で随分と価格が下がってきてま
すが、そんな安いプレイヤーでブルーレイを走らせて意味はありま
すか?

そして、自慢の高画質ですが。それって所有されてるTVで存分に発
揮され堪能できますか?

更に更に、そんな高画質に見合った音響システムを既にお持ちです
か?

逆説的に言うなら、ハイエンド大型デジタル液晶TVに5.1cのサラウ
ンドシステムをベースに、ブルーレイの高級機クラスのプレイヤー
でソフトを走らせなければ、ブルーレイがDVDとは違うと謡ってる
上位品質を体感できないわけです。

そんなものが売れるわけない。

なにせ、放送が打ち切られますよって言われ続けていても、一向に
地デジTVの爆発的な普及が起きないくらいなんですから、DVD
で十分満足してる消費者に次世代規格を売り込もうなんて無謀な話
です。

まぁ、PCのデータ記録用メディアとしての生存の可能性はまだ残っ
てますが、DVDの数倍の記録容量だと言われても、HDDがバカみたい
い安くなった時代にですよ。フラッシュメモリもバカほど下落して
いってる時代にですよ…、SDカード、メモリースティツクの大容量
化がどんどん進むなかで…、光ディスクメディアに10GB以上のデー
タを入れたいかと問われると…返答に悩みます。

有ったら有ったで選択肢の一つとして使えるでしょうけど、なかな
か主流にとってかわるのは難しいでしょう。

DVDの二層化書き込み可能のドライブも随分安くなってますしね。

結局、coc的な結論を言わしてもらうと、終わってしまったHDDVDに
しろ、残ってしまったブルーレイにしろ、何をそんなに急ぐ必要が
あるんだって感じですね。

そして、個人的な予想ですが、DVDの時代は少なくともあと5年は
続くと思いますよ。長ければ10年以上かも。

更に大胆なことを言うとですね。映像記録可能な光ディスクの規格
として主流の座に付いたのはDVDが最後になるかもと考えてたりし
ます。

つまり、光ディスクという規格そのものがなくなるかもってね。(
主流という意味で)

フラッシュメモリ、メモリーカード、シリコンディスクの急激な大
容量化と低価格化の流れがこのまま続くのであれば、そっちを記録
メディアの主流にしたほうが取り扱いもDVDより楽だし、小さいで
すしね。

光ディスクの規格を改良していくよりも、そっちのほうが現実的だ
と思えるのはcocだけでしょうか?

事実、音楽プレイヤーはそういう流れになったわけですし。勿論現
状でもマスターパッケージとしてCDが使われてはいるんですが。

CD一枚のコストを小型の記憶メモリーが下回る時代ってそう遠くな
いと思うので、いずれCDも消えると思うです。

まぁ、CDの長寿政権の地盤は、所詮マスターパッケージであるとい
うことが逆に強みだったりするんでしょうけどね。

CDから別の記録媒体に(体感的な劣化を顕著に感じないレベルで)移
して再生するという流れが大前提として心頭してるから、CDが抱え
てる不便さの入れ替えのも面倒臭さは消費者自身で解消出来てるの
で、CDがCDで在り続けてもソコに不満が集まりにくて得をしてるっ
て感じなんでしょうね。

ちょっと話が逸れはじめましたので、軌道修正してして今回のテキ
ストの結論に至ろうと思います。

結局、上述のように規格戦争に勝利したブルーレイが爆発的に売れ
てないという現状が光ディスクの次世代規格を大衆が歓迎してない
、渇望していないという証拠であり、一部のマニアやメディアの扇
動的な情報で踊らされ、DVD環境をそっくりそのままブルーレイ環
境にチェンジしていくのは非常に危険ですぞっと言いたいわけです

そして、日本では2011年に地上デジタル放送への全面切り替えが控
えており、それに伴う録画コンテンツの著作権絡みの問題は今後も
まだまだ二転、三転していくでしょう。コピーワンスが事実上無意
味な物となった今、今後どういった動きが記録メディアの足枷とし
て付け加えられていくか…

そういったユーザーレベルでの取り扱い環境の先行きも不安定な現
状で、DVDと比較して日常レベルで激的な変化と恩恵を安価なコス
トで得ることはない次世代光ディスクというのは今という時期にお
いて最も警戒しなければいけない買い物対象だとcocは考えるわけ
です。

最後に蛇足として付け加えます。

GB自体、もうね…。あと2年もすればTBが大容量の主流になるでし
ょうし。その頃にはPBも珍しくはない状況になってると思いますデ
ス。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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