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乙女日記 Vol.1649 天命って思わなければやりきれない事もあります

中国の大地震発生以降、極力ニュース番組を見ないようにしてます

うっかり目に入ってしまったということもないようにしてます。

やはり、どうしても直下型地震の惨状は直視できないんで^^;

阪神のトラウマなんでしょうね。色んな悲惨な瞬間のシーンが脳裏
に蘇ってきてしまいますし、それは余りにも健康上宜しくないんで
^^;

こうして話す分には平気なんです。正確には平気になったって感じ
です。

話してるときは客観的な立ち位置に徹することができるようになっ
たんです。
だから、見たくもない光景が目の奥に蘇ってくることもないんです
が、映像はダメです。

例えば、突然地震の被災現場の写真なんかを目の前にパっと差し出
されると身体硬直するでしょうね。

映画とかドラマみたいな【作り物】が大前提なのも大丈夫なんです
けどね。どうも現実のだけダメなようです。

つまり軽いPSDってやつですね。

ところで、関東大震災が来るんじゃね?みたいな感じで盛り上がっ
てるようですね。

でもさ、そう思うなら逃げればいいっしょ。まだ来ないと思うなら
気にしなければいい。

逃げたいけど、そう簡単に引越しとか出来ないし…ってな感じの人
も多いのかもしれませんが、厳しい言い方になりますけど、それは
全くもって論外です。

大震災と呼ばれる地震の怖さを軽く見てるか、揺れるだけでしょ?
的な軽い受け止め方がどっかにあるんだと思います。

どんな理由があれど、命が一番大事っしょ。

阪神クラスでさえ、揺れてるときは身動き取れないんです。
まるで自分が巨人の掌に中に握られてる箱に入れられて、それを振
られているかのように、あちこちの方向から慣性が襲ってきて、下
手をすれば天井に叩きつけられるじゃないかって思うほど床からの
振動は想像の範疇を超えてました。

そこで家屋が倒壊すれば押しつぶされて圧死。運良く倒壊による圧
死を免れ、揺れが収まった後は至る所から大きな音がします。ガシ
ャーンだの、ドゴーンだの。倒壊した建物が崩れていったり、ビル
の看板が落ちてきたりといった破壊音ですね。

それと同時に怒号や悲鳴。

わけがわからず外に飛び出すと、そこは見たこともない世界。

「戦争が始まった…」
冗談でなく、本当にそう思いました。

そういった現実風景の激変にもショックは受けますが、大地震は起
きた後も大変です。生き残った人たちは必死です。そういった必死
さのあまり人間の内に眠っていた攻撃性みたいなものが表に表れ、
あちこちで些細な言い争いから殴り合いなどが頻発しますし、略奪
などといった無秩序が続出します。

女性の場合、更に危険です。

あちこちに搬送前の遺体にシートが掛けられていたり、倒壊家屋の
下敷きになったまま埋もれてる人もたくさんいるような状態ですか
ら、無秩序が引き金となって男性が暴走したりすることも珍しくあ
りません。

事実、そういった被害が多かったと聞きます。

cocさんは幸いな事に親切な方々の助けで病院に比較的早く入れた
ので(怪我してましたので)女性としての悲惨な状況に陥ることはあ
りませんでしたが、折角地震で助かったのに、男性の暴走の的にな
ってしまい、結果的に自殺してしまった方も居ます。

阪神の時も、約2日間交通が遮断され隔離状態でしたし、地区によ
っては更に1~2日隔離に近い状態だったところもあるらしいです

こういったように大地震は建物を壊すだけでなく、人を潰し、人の
心まで破壊してしまう可能性を秘めた災害です。

むしろ、揺れる、揺れないは問題じゃない気がします。
揺れてしまえば、もうどうしようもないですしね。

いくらどこに引越しても、4つの地殻のせめぎ合いの中に存在して
る日本列島はどこにいても直下型地震に遭遇する可能性はあるわけ
ですから。

だから、立てない、身動きのとれないような揺れが襲ってきたら諦
めるしかありません。死ぬか生きるかなんて賽の目次第みたいなも
んです。

僅か1メートル先に居た人が圧死し、自分は圧死しない。その差な
んてただの偶然ですもの。

問題は揺れた後ですね。運良く生きてたら、急いで建物から出る。
出たらすぐに上空を見て、何か落ちてきそうなものが周囲にないか
確認。

で、もし女性なら…おばちゃんが多い集団に駆け寄ってそのコミュ
ニティに居座るのが懸命です。おばちゃんの集団は頼りになります
からね。

腕っ節も結構強いし、案外たくましい。頼みもしてないのに世話を
してくれたりするので非常に助かります。

あと、食料を確保しようとして倒壊を免れてるコンビニなどをあて
にして向かってはいけません。トラブルに巻き込まれる可能盛大で
す。

野党まがいの男らが争ってたりしますし。

つーことで、関東大震災は現在の地震学からいえば、かならずいつ
か発生するとされてますから、やはりのがれられないのでしょうね

問題はいつくるかではありません。発生した時に爆心地及び周辺地
域に居た場合で運良く生き延びれたあとです。さっきも書いたけど
生きるか死ぬかなんて地震では紙一重です。天命に委ねるしかあり
ません。

なので今でも地震が起きて揺れる度に初震の時点で「今度は死ぬか
な」って覚悟を決めるような癖がついてます。

この揺れの後に大きいのがドカーンとくるかな?
くれば、今度こそ死ぬかなっと驚くほど冷静な自分がいます。

で、初震で収まると「まだ天命は残っていたか」っと、別に信心深
いわけじゃないけど、そんな風に考えるようにしてます。そうでも
しとかないと精神上宜しくないので。

あ、そうそう。仕事の関係で何度も東京に居住地を変更しようかと
思ったりもしてるんですが、関東大震災というのが意識にあって住
まいをそっちに移すという結論にまでいけないでいます。

京都も、東海地震の被災範囲に入ってはいるんですけど、爆心地で
はないですし、そんなに被害は大きくないと思ってるんです。です
から、わざわざ更に地震の脅威が強くなる東京に移るってのはどう
もね…。

そんなことを気にしてるのかって思われるかもしれませんけど、気
にするようになってしまったのです。阪神を経験した以上、それを
無視できなくなってしまったわけです。

さて、中国は悲惨なことになってるんでしょうね。

オリンピックはどうするんでしょう?

個人的には開催を見送ったほうが良いと思ってます。大規模な余震
の可能性も残ってますし、何万人の人が無くなった直後にスポーツ
の祭典なんてしてる場合じゃないと思う。

スポーツの祭典、平和の祭典を通して被災者を勇気付けるという言
い分もあるんでしょうけど、そんな詭弁を聞かされた被災者達がど
う思うか…。

そんな目に見えないものより、物理的な援助及び復興作業に力を入
れて欲しいと思うんじゃないでしょうか?

オリンピック開催を見送ると共に、災害復興支援という形で各国か
らの金銭的、人的援助の輪を広げて、違う意味でのオリンピック。
それこそ歴史上稀な100カ国以上が参加しての災害復興支援なんて
のができれば、そっちこそ平和へ向けて大きな意味になるのではな
いでしょうか?

少なくとも被災者は金メダル争いよりもそっちを望み、もしそれが
実現すれば心底喜ぶと思うんですけど、果たしてどうなるんでしょ
うね。

チベット、ミャンマー、中国と今年に入ってからアジアでは悲惨な
ことばかりが起きてます。これ以上続いて欲しくないと願うcocさ
んです。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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