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乙女(信長)の野望 革新 史書 第参項

前回、最初からプレイをしなおし、駿府城を落としたところまで書
きましたが、それから順調に天下布武は進行して、昨日には天下統
一を果たしました。

つーことで【革新】の総評をしたいと思います。

尚、ここでの【革新】はwindows版であり、更にPK未導入のクライ
アントです。

よってPK要素が最初から盛り込まれてるPS2版やWii版とは内容が若
干異なります。

では、まずは残念だったと感じた点から。

▲フィールドを一枚絵にしてしまったことのデメリット

全国を一枚の3D絵で描き、リアルタイムストラテジーとした試みは
評価できするのですが、野戦と攻城戦の明確な違いという面白みが
無くなってしまったのが痛かったです。

敵軍と野戦状態で接触すれば画面が切り替わって、野戦専用のフィ
ールドになったり、同様に城に取り付いたら攻城戦専用のフィール
ドに切り替わったりしたほうが、その土地々々や城固有の地の利な
ども楽しめて更に面白く遊べたんじゃないかと思います。

▲天候が無くなったこと。

雨が降りません。冬場に豪雪イベントが発生して行軍速度が落ちる
ということはあるのですが、雨が全く降らないので鉄砲がいつでも
使えてしまいます。

やはり降雨によって鉄砲が使えず、行軍も積雪時ほどでないしろ、
ぬかるんだ地面によってやや進行が鈍るといった要素を入れてくれ
たほうが、合戦時においての時の運というのを楽しめたでしょうね

▲鉄砲が極悪に強い。

先項の"雨が降らない"という点も影響して、いつでも鉄砲隊がその
攻撃力を発揮できる上に、戦法で【2段撃】【3段撃】などを取得
した武将がそれらの戦法を発動した時の威力がかなり強いです。

しかも技術開発で鉄砲技術の開発を進めていけば、鉄砲隊の弱点と
もいえる攻撃感覚も短く出来てしまうので、足軽隊などの壁役を出
陣させた後方からの鉄砲部隊の攻撃はエグすぎます。

雨だと攻撃できないという不確定要素もなくなってるのにあの強さ
ってのは…。

織田家で始めた場合、勝家と一門武将を組み込んだ1万人以上の前
衛部隊と、信長を組み込んだ1万以上の鉄砲隊の二部隊だけで序盤
は城を奪っていけてしまいます^^;

▲外交から生まれる選択肢の減少

革新では外交がとんでもなくつまらなくなりました。

内応や謀反を促すことも出来なくなりました。引き抜きはあるので
すが、COM軍の武将はチート現象な感じで殆どの武将の忠誠数値が
100になってしまうので、引き抜こうとしても滅多に出来ません。

他国との同盟も原則的に申し込んだ側から人質を差し出さないと成
立できませんし、縁組を用いて姫を嫁がせて結んだ同盟ですら、そ
の同盟に期間が設けられてしまいます。それならば姫は配下武将に
嫁がせて一門武将を増やしたほうが断然有利です。

内応、謀反、暗殺、そして民忠を低下させるような外交及び計略が
出来なくなったのことで、合戦に次ぐ合戦の連続となってしまいや
や単調な内容になってしまいました。

▲知力が最重要になってしまってる。

知力の高い武将を部隊に組み込まず出陣させると、偽報や流言とい
った計略で混乱や動揺状態にさせられてしまい、部隊そのものが持
つ戦闘力を全く発揮できない状態に陥れられてしまいます。

戦いにも賢さは必要であることには同意できますが、知力の必要性
があまりに重要になりすぎてるので、武力のみに秀でた武将の肩身
が狭くなって可哀相です。

主だったマイナス点はこんな感じです。

次に評価出来る点についてです。

●箱庭型の内政の熟成。

シムシティーのように建築ユニットを作成し、その建造物から収入
や特別な効果を得ていくという箱庭型内政の完成度が【革新】に至
っていよいよ熟成期に入ってきたなって印象を受けました。

更に【技術】を得るための各学舎建設という目的がゲーム終盤まで
必要になってくるので、建設の際に有用な人材、つまり政治力が高
い武将の出番が終盤でも存在するので、序盤の富国時のみに重宝さ
れ、その後は役立たずといった可哀相な立場に追いやられる武将が
減ったのは評価できます。

●RTS

リアルタイムストラテジー化によって、先方、後詰や撤退時の殿な
ど、部隊の動きを流動的に操作できるので、行軍、合戦はそれに至
る過程まで面白くなった点については歓迎できます。

●多軍入り乱れる。

リアルタイムで進行してるという点で面白いのが、COM同士の合戦
の渦中に割って入っていけるようになりました。

同盟を結んではいないが自領国の最前線の都合上滅んでもらっては
困る国が強国に攻め滅ぼされそうな時は、計略で強国部隊を混乱さ
せたり、実働部隊で背後を迂回行軍させて背後付き、滅んでもらっ
ては困る国へ突然の無言の援軍行為も出来たりします。

さらに両者の潰し合いの流れを見守りつつ、好機が到来すれば漁夫
の利といった感じで、横から割って入り隣国の城を別の勢力が攻め
弱らせた頃合に掠め取りにいくなんてこともできるので非常に面白
いです。

●他国の大名を配下に出来る。

シリーズの中にはそういうのもあった気がします。そして特定の手
段を経てなら可能であったりもしたんですが、普通に攻め滅ぼすだ
けでも、配下に加えることが出来るので、容易に戦国スター軍団が
築けます。

ちなみにcocさんの場合、上杉謙信、武田信玄、前田利益の3人か
らなる騎馬隊が最強の先陣部隊でした。

そして後詰めに鈴木重秀、伊達政宗、織田信長の3人で編成した鉄
砲部隊。両隊15000でだけで80000万の軍勢までなら楽勝で勝てまし
たw

●進軍されても勝利すれば自国の軍が富む

敵部隊を鉄砲櫓や通常の櫓以外でトドメを指した場合(勿論出陣さ
せた部隊で倒してもOK)敵部隊の総数のおよそ20%程度が傷兵とな
っていて、それらの兵がこちらに投降するという形で自国の兵数
を増やすことができます。

鉄砲櫓などを設置した防衛区間に敵部隊をおびき寄せ、防衛攻撃で
部隊をズタズタにしたあとに撤退する敵軍を騎馬隊で追い討ちを掛
けてトドメをさすことで兵を掠め取ることができるのです。

既存のシリーズでは攻め込まれると、守りきっても兵数が減り、軍
備が弱体化するだけなので、すぐさま再度攻め込まれればかなり厳
しかったのですが、例え防戦とはいえ、合戦に勝利するわけですか
らそれで軍備が富むという流れになった点は評価出来ると感じまし
た。

ざっとですが、主だった評価できる点は以上です。

とにかくリアルタイムストラテジー化したことで、既存のシリーズ
と比べて随分と取っ掛かりの部分で感触が違うので戸惑ってしまう
のですが、合戦の流れのパターンを掴めばかなり小気味良くゲーム
を進めていけるようになりますし、箱庭型の内政も取って付けたよ
うな安っぽさも消えて熟成期に入ってる印象も受けましたので、じ
っくり構えてのプレイにも、イケイケドンドンなプレイになったと
しても結構良い感じで楽しめる作品に仕上がってると感じました。

最後にゲームを進めていく上での一番重要なキーポイントを。
それはリアルタイム化したことをキチンと捕食して、好機を逃さず
行動することですね。

動かざる事山の如し…では、どんどん隣国が成長していってしまい
ますので…

ってなことで次回の【史書】では序盤から終盤にかけて活用できる
天下布武へ繋がる内政、軍政のcoc的テクニックを書いてみたいと
思います。

リアルタイムストラテジーが苦手なcocでも天下統一できたんです
から、その手段の実行すれば誰にでも国取り物語を楽しめること保
障致しまする。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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