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乙女のらぶらぶサッカー Vol.106 南アフリカW杯 アジア最終予選 対バーレーン戦

今朝のバーレーン戦。どうしたもんでしょうか…。

勿論、勝ち点3を得たという結果は非常に評価すべきだし、最終予
選の初戦としては、一番欲しい勝ち星スタートを切れたわけなので
喜ぶべきなんですけど、あの2失点がねぇ…。

確かにあの時間帯で疲れがピークに達していて、集中力も切れてい
たという言い訳が通ってしまう状態だったけど、だからって2失点
はダメ。

1失点で3-0の有利さで生じた気の緩みを即座に締めなおさないと
ダメですよ。

立て続けに失点なんて…。しかも同点にされそうな雰囲気すらあっ
たし。

3-2になった時点で、もう殆どの選手が我を失ってましたね。同点
にされるという最悪の結果が脳裏にちらついてしまい、その恐怖心
で冷静さを完全に失ってた。

見ていて、これで同点にされたら日本の最終予選は終わるだろうな
って思ったりもしましたよ。

あそこで、もし同点にされていたら、選手の自信はおろか、選手間
の信頼関係もチームとしての連帯感もん何もかもが吹っ飛んで、チ
ームとして崩壊してしまって、以後の戦いなんてまともに戦えない
状態になったと思います。

なので、スコア的にみれば3-2で辛うじて逃げ切って、勝ち点3獲
得って感じですけど、チームが崩壊するか否かのギリギリの崖っぷ
ちだったというのがあの時の実情ではないでしょうか?

にしても…、勿体ない2失点です。1位通過を狙うにしろ、2位通
過を狙うにしろ、最終予選終盤では高確率でどこかのチームとその
通過の椅子を賭けた戦いになり、総勝ち点で並ぶと思うんですよ。

その時に得失点差が重要になるわけで。この二失点が響く事になら
なければいいけど…

さて、そんな後味も悪く、釈然としない試合についてはこれくらい
にして、現代表メンバーを見て改めて実感したことについて書きた
いと思います。

今の代表を見て、まず感じるのは強化不足による危機です。

このままのメンバーで南アフリカW杯まで行ったとしても、時代の
代表のエースとなれる見込みの選手が現状の代表に不在なのはとて
も怖いです。

全体的に25歳以上の選手が大半を締めてる現状というのが、ほん
とに怖いです。

でも、A代表の直下組織であるオリンピック代表が北京で散々な結
果で終わってますし、あのオリンピック代表に次代のエース足る選
手が存在してなかったのも、更に将来を不安にさせます。

水本、安田、本田圭、内田、長友など、それなりの選手は居ました
けど、どの選手も現時点ではエースの才覚は感じられない…

日本サッカー協会の選手強化が大きく失敗してるとしか言いようが
ありません。

まぁ、その一因として、中田英、小野、稲本、高原、そして若干下
の世代の中村と、オリンピック代表よりも下のカテゴリーである
U-20のワールドユースの時から世界の強豪と五分に戦ってきて、そ
れぞれ個人がクラブチームで10代からレギュラーを張り、エースと
して活躍していた面々、俗に言うゴールデンエイジ組みの活躍が長
年続いてましたから、どうしても性急な強化という事態に直面して
こなかったので、ちょっと緩い政策をしてきてしまったのかもしれ
ません。

そのツケが今になって表面化してきたってことなんでしょうね。

まぁ、得てしてどの国の代表もゴールデンエイジの出現の後は数世
代低迷してしまうという流れがありますし、これは避けられない因
果なのかもしれません。

なので、今回の南アフリカW杯は予選グループの振り分けで運が良
く、2位通過狙いならそう困難ではない組に入りましたから、よほ
ど悪い流れにならない限りW杯出場の切符をゲットできる可能性は
高いと思います。

しかし、その次、そしてそのまた次は厳しいでしょうね。

恐らく2大会分くらいは低迷期に入ると思います。

で、その低迷期を抜け出すキッカケは、中田英を筆頭に活躍したゴ
ールデンエイジの面々の活躍のプレーに目を奪われ、そして憧れ、
彼らのプレーを真似ることに必死になり気が付けば子供離れしたテ
クニックが付いてたっていう選手達が成長してきた頃が日本の再起
のタイミングなのではっと予想してます。

でも、年数計算すれば、内田とか香川とか森本あたりがその世代に
なるとは思うんですけど、どうもピリっとしないので、その更に下
の世代に期待という形になってしまうのです^^;

まぁ、世代云々とかよりも前に、とにかく13~16歳くらいまでの選
手の強化にもっと力をいれていかなければ世界と対等に戦っていく
ことは無理です。

日本サッカーもそういった下の世代の強化を徹底的に行って10年
先のA代表候補育成というのを真剣にやっていかなければならない
段階になってきたということです。

今までの日本は現有戦力で勝った負けたと騒いでれば良かったかも
しれませんが、W杯に3度出場し、今後も常連国として、さらにア
ジアの覇権を握り続けるにはそういった現有勢力の出来の良し悪し
だけでどうこうというレベルでサッカーをやってちゃいけないので
す。

世界の強豪に近づくには、その強豪と同じくらいに組織化し、その
組織無いの関係を密接にして、現状よりも更なぬクラブ下部組織と
の連携を強くしていかないといけないでしょうね。

っとまぁ、今回の試合よりもその先の方が気掛かりなcocさんでし
た。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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