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乙女のXbox360ライフ Vol.25


金欠で喘いでいるのに、今回も私的オススメタイトルの紹介です。

今回取り上げるのは【Fable II】です。

日本では知名度が低いですが、ポピュラスやダンジョンキーパー、
そしてブラック&ホワイトといった創造主系作品の開発に携わって
きた有名クリエイター【ピーター・モリニュー】氏が送り出す
Fableシリーズの第二作目です。

残念なことにcocはFableを遊んだことがありません。しかし、知人
が遊んでいてその印象について、【"時オカ"の自由度を更に高くし
た感じ】と聞いてまして、プレイヤーとクエストの関わりを任意に
選択していくことで聖者にも悪党にもなれるといった魅力的な要素
を含んだ作品であることは知識として持っています。

そして"時オカ"に似ているというのもcocの食指を動かします。時
オカとは【ゼルダの伝説 時のオカリナ】です。正常進化系の続編
として【ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス】というのもあり
ます。双方とも個人的にゲーム史に残る大傑作だと思っています。

そしてピーター氏がFableのプロモーションか何かの席で、時オカ
をオマージュして作ったと語っていた記憶があるんです。作り手本
人が言うんですから、これは名作の血筋確定か?っと思っていたの
も記憶にあります。

そんなFableがいよいよ2を出すわけです、発売は2008/12/18。

公式サイトのトレイラー映像を見るかぎり、今作も"時オカ""黄昏
姫"をオマージュする流れはそのままに、いかにもイギリス人が作
りましたって感じの洋ゲーライクなグラフィックと世界観。かなり
…面白そうです。

個人的にGTA4よりも、FableIIの方が気になります。

にしても、なんでこういう聖者にも悪党にもなれるという行動の結
果の自由な幅を持つ作品は海外産が多いのでしょうね。

国産では滅多にそういうのありません。古くはウルティマ4でした
っけ?ハイドライドもそんな要素あったし、バルダーズゲートやD
&Dシリーズの多くはそうした善悪の選択肢があります。国内産で
思いつくのは…女神転生とオウガバトルシリーズくらい?でもどち
らとも属性という扱いだし。ちょっと違いますよね。

今、プレイは中断させたままですが、オブリビオンもそういった善
悪の選択肢があります。

RPGにおいて、この善悪の選択肢って結構重要だと思うんです。RPG
は自由度が高くなければRPGとは言えない、自由度が高いというこ
とは行動の選択結果が多岐に渡る。その行く先を善悪と結びつけて
プレイヤーとゲームの世界との関わり合いのスタイルを調整してい
く。

結構、当たり前な感じの要素なんです。

でも、国内のRPGはプレイヤーにストーリーを作らせてくれないの
で、主人公が何を目指すか、その過程で何をしていくかまで決めら
れちゃってますし、その殆どが善行を行う主人公という設定で固め
られてます。

やっぱ国民性なんでしょうかね。昔から日本の狂言や芝居も勧善懲
悪が主流ですし、今もその表面的な見せ方は変化してるものの、勧
善懲悪な物語が漫画やドラマ、映画で多いですから…

悪意の中から生まれる善行とか、悪意に潜む好意とか、そういう人
間の複雑な内面性を刺激する上で【悪】という要素は観客が感情移
入しやすい場所に置くべきだと思うんですけど、やはり文化の違い
なんでしょうね^^;

古典のお芝居でも日本と欧米では全然色合いが違いますもんね。

欧米では、苦悩とか策略とか悪意、愛憎、破綻、激情といったよう
な人間の暗部を主題として作られてるお芝居が多いですけど、日本
は古典芝居ですらヒーロー物が殆どw

まぁ、それなら仕方ないかっと諦めるしかありませんが、やはり
RPGでは主人公の立位置がハッキリしてないほうが面白いと思うデ
ス。

そういう意味でも、このFableIIは是非とも遊んでみたいタイトル
です。「

それでは今回も最後に公式サイトのアドレスを貼って終わるとしま
す。

それではまた次回

FableII公式サイト
http://www.xbox.com/ja-JP/games/splash/f/fable2/default001.h
tm


FableII紹介記事
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080221/fable2.htm


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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