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乙女のらぶらぶサッカー Vol.109 南アフリカW杯 アジア最終予選 対オーストラリア戦

これで南アフリカW杯、アジア最終予選の4試合を終えたというこ
とで、ようやく折り返し地点に立ったわけです。

オーストラリア戦ですが、終わってみて思うことは記録面では上出
来。内容では完敗って感じですね。

記録面で上出来という意味は、ハナっからオーストラリアは別格で
すし、日本が2敗するという前提で星取り勘定するというのが現実
的なわけです。その相手に引き分けれたというのは上出来だと思う
のです。

しかし、欲を言うなら、0-0ではなく、1-1もしくは2-2といった具
合に得点を入れた上での引き分けの方が良かったんですけどね。

グループの2位通過を狙うべき日本としてはどうしても3位の国と
数字的にもつれるのは必定ですから、例え引き分けでも得点の数を
増やしておくことが大事なのです。

何故なら、大会レギュレーションにおいて、同率順位のチームの優
劣は、まず得失点差、次にそのグループでの総得点数で上回ってる
チームが上位となるんです。

ですから、日本が3位の国と勝ち点で並んでしまった場合、最初の
基準は得失点差。仮にそこも同率だった場合、総得点でどちらが上
かきまるわけです。

保険は幾ら掛けておいても損はありませんし、やはり少しでも総得
点数を増やして引き分けという形にしてほしかったなっと思うわけ
です。

ちなみに同日行われたバーレーン対ウズベキスタンは1-0でバーレ
ーンが勝利しました。

これでグループ1の各国が全て4試合を消化したことになり、この
時点の勝敗表は以下のようになります。

┌──┬───────┬─┬─┬─┬──┬──┬──┬──┐
│順位│  国名   │勝│分│負│勝点│得点│失点│得失│
├──┼───────┼─┼─┼─┼──┼──┼──┼──┤
│1 │オーストラリア│3│1│0│10│ 6│ 0│ +6│
├──┼───────┼─┼─┼─┼──┼──┼──┼──┤
│2 │日本     │2│2│0│ 8│ 7│ 3│ +4│
├──┼───────┼─┼─┼─┼──┼──┼──┼──┤
│3 │バーレーン  │1│1│2│ 4│ 4│ 5│ -1│
├──┼───────┼─┼─┼─┼──┼──┼──┼──┤
│4 │カタール   │1│1│2│ 4│ 4│ 8│ -4│
├──┼───────┼─┼─┼─┼──┼──┼──┼──┤
│5 │ウズベキスタン│0│1│3│ 1│ 1│ 6│ -5│
└──┴───────┴─┴─┴─┴──┴──┴──┴──┘

残り4試合、全て勝つと勝ち点+12です。

2位通過のボーダラインと言えるのが勝ち点13~15で、現在日本は8
点。

ってことは、残り4戦の内、オーストラリア以外に勝てば2位通過
確定です。

最終予選が始まる前に書いたと思いますけど、cocさんの星取り計
算では、オーストラリアに2敗、他の3国に一敗して、残りの試合
(5試合)を勝利して勝ち点15で2位通過という予測でした。

ウズベキスタンに分けてしまったのは痛かったけど、オーストラリ
アに分けれたので、まずまずの前半戦といった感じですね。

さて、今回のオーストラリア戦の内容についてですが、一見すると
日本が良い感じに攻めていて、決定力不足で引き分けになってしま
った感じに見えると思うんですけど、アレは…善戦したというより
、終始オーストラリアのペースというか思惑通りだったと思います

決定力不足という前に、ペナルティエリア内で決定的な場面を作ら
して貰えてないですし、オーストラリアとしてはエリア外ならある
程度自由にやらしても構わないというゲームコンセプトだったんで
しょう。

今までの4試合で失点0ですから、そういうコンセプトであっても
説得力ありますしね。

裏のスペースを与えても、シュートコースは尽く消されてましたし
、制空権は圧倒的に支配してましたしね。

唯一効果的だったのが松井のドリブルですね。ただ突っ込むだけの
達也とは違い、相手が嫌がるところに緩急を付けた変則ドリブルで
突っかけることで、オーストラリアのディフェンスラインがその度
にドタバタと慌ててました。

しかし、後半開始早々、松井を下げた岡田監督…

あれは本気で目を疑いましたねw

結局、一番のヘタレは監督だったのかっと…。

松井の誘い込んでのドリブルがあるからこそ、達也の真っ向勝負な
直線的なドリブルも生きてくると思うんですけどねぇ…

現に松井を下げてから、日本の攻めは単調になったっしょ。

ボールの出しどころと受けどころのテンポが全部一緒になっちゃっ
たから、オーストラリアは随分と守りやすくなってましたね。

日本の特色であるスピードも、前線の選手がみんな同じテンポと速
度で動いてしまえば、相手もそのテンポに慣れてきちゃうんですよ

しかも相手は格上。ジックリ守られてしまえば、そのスピードも全
く意味がありません。ライオンに集るハエみたいなもんですw

あと、気になったのは中村の調子が上がってない点ですね。全然ゲ
ーム作れてないし…。

それとは逆に中澤の安定感はやっぱ凄いですね。なんだかんだ言っ
ても、現在の日本のセンターバックで一番なのは彼でしょう。

ま、とにかくエリア内に入らせて貰えないし、入ったとしてもそこ
では仕事させてもらいないという展開が90分徹底して行われていた
ので、あの試合は完敗と言うほうが正解でしょうね。

見ている途中で、もう打つ手なしだなって思っちゃいましたしw

なので、引き分けで終われてホントによかったです。

さて、次は03/28に日本のホームでバーレンを迎えての一戦です。

前半戦はもう終了ですから、ここからは取りこぼしは許されません
。キッチリと勝って、オーストラリアのホームに乗り込んで惨敗す
る準備を整えておかないといけませんです。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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