記事一覧

乙女日記 Vol.1837 小六の何がいけないんだ(プンスコ!

書いたからには行動を起こさねばっと「誰か漫画の三国志、全巻持
ってない?」っと訪ね歩いて三千里。

予想外に道のりは長かったけど、無事に全巻保有者を確保。「それ
じゃ即刻持ってきなさい」というニュアンスでお願いしておきまし
た♪

三国志の入り口についてあれこれ書いてたように、その選択に悩ん
でたんだけど、やっぱ定番で攻めるのが無難かなっとね。

でも、真実言えば、定番じゃないのは持ってる人が回りに居なさそ
う→すると買うしかない→お金ない→それじゃ定番なら誰か持って
る可能性高い→借りれる→お金要らない→グッジョブ♪ってな具合
で横山三国志に決定したんですけどねw

「でも全巻だと重いよ」って言われたので「じゃ、自宅前まで運ん
で」っと言ったら、普通にOKってことにw

冗談で言ったつもりなのに、なんか悪いなぁ。でも「いやいや、冗
談だよ」なんて言い出す気にならなかったcocさんですw

ところでさ、返す時どうしよう?
重さは返す時も同じでしょ?w

読んだら軽くなるなら良いんだけど、そんな好都合は転がってませ
んしね。

やっぱ、取りにきてもらう?w

つーか、お前…どんだけ自由なんだよw

もしくは…宅急便だ!

着払いでww

ま、そういう非道、悪道についてはそれくらいにして、三国志が読
みたいと言い出したら、やたらと理由を聞かれました。

ガンダムやゲームと同じように、史書関連に興味を持つ女性っての
はやはり珍しく映るみたいです^^;

cocがダム女、ゲーオタ女って知ってる近しい同僚などには「cocら
しいね~。今度は三国志ときたか」って妙に納得顔で頷かれてしま
いましたし…。

で、先日二回に渡ってアップした中に書いた戦国物にハマったキッ
カケなどを話したあと「それじゃ、一番好きな戦国武将は慶次?」
って聞かれたんだけど、即答で「蜂須賀小六」って言ったら「ちょ
!www」って笑われた…

小六のこと好きなのそんなに変ですか?ToT

あの秀吉を関白にまで押し上げた原動力とも言える傑物ですぞ?

元々の出自が野党の頭目だったとか山賊紛いであったというのは間
違いで。彼は尾張の国人衆の出で、蜂須賀党といった野党染みた集
団の長ではなく、木曽川一帯の商業権や治安を管理する川並衆の長
であると同時に尾張の蜂須賀郡の領主です。

で、国人衆とはなんぞや?っという人も居ると思うので説明します
が、平たく言えば領土の規模が小さい武家といった感じです。

遡って紐解くなら、鎌倉時代に配置された地頭職を発祥とした武士
層の流れで、地頭とは鎌倉幕府に各地の治安、治世を命じられた守
護職のようなものですね。現代に置き換えると町長とか区長みたい
な感じでしょうか。

ちなみに国人衆として勢力を拡大し、大名、大大名まで伸し上がっ
た武家には毛利家、長宗我部家などがあります。

ですので、蜂須賀小六正勝は野党の頭目だったいうのは後世に講談
などで信長公記や太閤記などの演目を披露する際に色付けされたも
のであって、実際の蜂須賀小六正勝は粗暴で無骨な槍働き1本の武
者武将ではなく、秀吉の側近、参謀として活躍した文武両道の名将
なのです。

勿論、若年期、青年期においては戦場で多くの槍働きの記録が残さ
れ、その豪傑ぶりも一級品でした。

蜂須賀小六正勝と秀吉の繋がりは深く、正勝の父に秀吉の父が仕え
ていたのが縁となり、自分以上の知恵者はこの世に居ないとさえ公
言してしまうほどの自尊心の高い若年期の秀吉を諫めることが出来
たのは小六正勝のみであり、秀吉も小六正勝の助言、苦言だけはど
れだけ受け入れがたい物でも真摯に受け止め、それに従ったとさえ
言われています。

事実、秀吉は小六正勝が病没するまで側近として傍らに配置し、新
参の家臣で有能な物が続々加わるも、正勝を遠ざけることはしませ
んでした。秀吉の勢い、権力、威光などに平伏し、出世欲で近づい
てくる者よりも、尾張で百姓だった頃からの付き合いで、義兄的な
存在だった正勝は苦楽を共にし、天下人の夢を追いかけた数少ない
終生の友だったからでしょう。

そして、正勝自身、終生"サル廻し"の役柄に徹し、放っておけば調
子に乗り過ぎ、傲慢な振る舞いに走る秀吉を背後から支え続け、自
身の野望、野心の全てを秀吉に託し生きた人です。

残念なことに、尾張の蜂須賀氏についての記録が余り残っておらず
(発見されてないとも言う)、戦国物語ではどうしても脇役に追いや
られ、智の秀吉の懐刀というイメージで正勝の人物像が完結してし
まう場合が多いのですが、秀吉が織田家に仕えていた時期の秀吉が
成した大仕事の全てに正勝の比類な政治力がそれを支えていたとい
うのは余り知られていませんが、史実としてキチンと残っているの
です。

自分の分の限りを見切り、秀吉という御輿を担ぐ事で、その限りを
突き破ってみせ、そこで再び自身を過大評価して野望に溺れるとい
う愚を冒さずに終生秀吉の影となり生きた彼の生き様が好きなので
す。

って…、どんどん正勝たんの話でテキストが埋まっていく^^;

今回はそういうことを書くつもりじゃなかったんだけどなぁ^^;

まぁ、とにかく…蜂須賀小六正勝が好きだと行ったら、笑われた挙
句に「さすがcocだ」って妙な感じで褒められました…

その"さすが"って、どういう意味よって聞いたら「幸村とか言い出
さないところが、そこらへんの女子供と違うなって意味だよ」って

それは、褒められてるんでしょうか?www

でもさ、幸村って…。あんなの好きになりようがないよ。あれでし
ょ「生まれてくるのが遅すぎた名将」ってやつ。でもね、幸村って
何か成しえた?

大坂の陣でハッチャケまくって武人として名が残った程度でしょ。
それくらいで早世なら天下すら獲れたってのは言い過ぎでしょw

同様に生まれてくるのが遅かったと言われる武将では伊達政宗が有
名ですけど、彼は一応奥羽平定という実績を作ってるから、生まれ
てくる時代が遅すぎたというのは頷けたりもするんですけど、幸村
はねぇ…。講談で創作された真田十勇士が事実上の彼の原典みたい
なもので、確かに大坂の陣での働きは目を見張るけれど、所詮は戦
場武将程度なわけですし、しかも突撃屋^^;

例え生まれた時代が群雄割拠の乱世の終焉間近であったとしても、
やれる人はやれる。なので、創作物で肥大した幸村伝説をベースと
した幸村人気はあまり好ましく感じないのです。

さて、そろそろ終わりにしましょうかw

このままだと、どんどん戦国武将談議になってしまいますw

元々は三国志の漫画を借りる事になりましたっていう話題だったの
に、なんでこうなるかなぁw

ま、そんなわけで近日【三国志】読み始めます。っという報告なの
でした。

それでは今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

トラックバック一覧

コメント一覧