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乙女日記 Vol.1875 朝ごはんは御飯で味噌汁?それともパンでミルク? パンでミルク!パンデ…げっふんごふん!

あまり日本では大きく取り上げられていませんが、メキシコで発生
した【豚インフルエンザ】の流行が心配です。

メキシコでは既に軍が出動し、感染者の隔離等に動いてるそうです
が、昨日から今日にかけて感染者報告が爆発的に増えており、死者
の数も最初に発表された7人から70人と一気に跳ね上がってます

既にニューヨークにも飛び火しているそうで、GWにアメリカ、メキ
シコ辺りの中南米に行かれる旅行者は強い警戒をした方が良さそう
です。

ってか、ニューヨークにキャリアが出現しちゃった時点でパンデミ
ックはスタートしたようなもんですけどね…。

今回、何が危険かと言いますと、この豚インフルは人、鳥、豚のイ
ンフルの混合型の新種で人から人へ感染する能力を持っている点で
す。

致死率は現在発表されている数字では7%らしく、1918年に大流行
したスペイン風邪は致死率7.8%、感染者6億人、死者4000~5000万
人(一億人以上という報告も有る)なので、それに匹敵する数字です
。(尚、この時の世界人口はおよそ10億人)

ただ、スペイン風邪は当時の医療設備の未発達とウイルス研究の未
熟さもあったので、その数字と現在の数字が同じ意味を持つかと言
われると、難しい問題です。

スペイン風邪はA型インフルエンザウイルスだったんですが、それ
に対処できなかった時代です。ただ、今回の豚インフルも効果が見
込まれるのではないか?という程度のワクチンはあるんですが、そ
れがどれほど有効に作用するかはわかりませんし、1918年当時より
も世界は随分と狭くなってますし(世界規模の交通ネットワークが
発達して)、大雑把に言ってしまえばそれほど条件下の優劣はない
んじゃないかと感じます。

しかも今回の相手はハイブリッド型のウイルスでしょ。感染しなが
ら変異する可能性も高いわけですし^^;

唯一の救いというか、比較的穏やかな心持でいられるのはメキシコ
が発表した致死率7%ってところですかね。パンデミックの初期段
階で出てきたその数字にどれほどの信憑性があるかは大いに疑問で
すが、鳥インフル(高病原性鳥インフルエンザ=H5N1型)の場合、
2004年の感染報告で発表された致死率60%~70%という非常に凶悪
な数字でしたので、それと比べると随分とね。

ただ、高病原性鳥インフルエンザは鳥から人への感染のみでしたけ
ど(2007年に中国でH5N1型の人から人への初感染が報告されている
が、その報告の信憑性は低い)、今回のメキシコ発の豚インフルは
豚から人、人から人への感染が認められている点が、次なるパンデ
ミックの恐怖を感じさせます。

結論からいえば、高病原性鳥インフルエンザが強烈な毒性を維持し
たまま、人から人へ感染するタイプに変異する可能性とその時期も
近づいてきた可能性が高いということです。

え?そんなことあるわけないって?

1918年のスペイン風邪の病原体は鳥インフルなんですよ?

鳥インフルから変異して人から人へ感染するタイプに変異したこと
で、数千万人が死んだのです。

今回のメキシコ発の豚インフルが今までに無かった3種混合ハイブ
リット型インフルエンザウイルスであることが、インフルエンザウ
イルスの進化が加速期に入ったことを物語ってなければいいのです
が…。

とりあえず、ここ数日のパンデミックの推移と、GW期間及び、GW後
の外出にマスクをしておいたほうがいいかもしれませんね。

ちなみに知人が4月29日からメキシコ旅行に行く予定でした。でも
、行くのをやめたと連絡がありました。至って健常で懸命な判断で
す。

見えない敵だからこそ警戒する人と、見えないから脅威も実感出来
ずに無防備な人、どちらにも猛威をふるったりしないことを祈りつ
つ、今回は終わりとします。

それではまた次回です。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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