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乙女のゲームのススメ Vol.106 信長の野望 天道


前作【信長の野望 革新】の発売から丸四年。ようやくシリーズの最新作の発売がきまりました。

タイトルは【信長の野望 天道】でプラットフォームはwindows。発売日は9月4日です。

全体的なシステムは【革新】でシリーズ初採用となったRTS(リアルタイムストラテジー)を継承しつつ、敵国の領地を一気に奪うのではなく【街道】を繋いで【集落】を作り、それを支配することで、敵国の金銭、兵糧、技術などを奪っていく【集落システム】というのが採用されるそうです(詳細は不明)

戦闘では【陣形】の概念が復活するそうです。ってことは、前作での課題だった局地的な野戦での盤面攻防の喪失を補うのかもしれませんね。

個人的にRTS制を踏襲してくれるのは歓迎です。

【革新】って、未だによく遊んでるんですよ(最近はモニターの不調で遊べてませんが…)

RTSフリークの方からすれば【革新】のRTSの質ってのはヌルイものだと思うんです。でも、RTSってまだそんなにメジャーなジャンルじゃないでしょ。そういう意味でRTSの入門用としてはバッチリな作品なんじゃないかなって思ってるんです。

RTSの面白さって、文字通りにリアルタイムな点なんですけど、リアルタイムって一言で済ましてもあまり伝わりません。

正確に言うなら、リアルタイムな駆け引きをCPUと出来る所が面白いんです。例えばA軍の城から兵が出陣、B軍の拠点に攻め込んでる隙にA軍が兵を出兵させて手薄になってる拠点を強襲して掠め取るということなんかは日常茶飯事なんです。

他にも、陽動をかけてCPUを陥れたりもできます。簡単な所では最前線の拠点に駐留させる兵を極端に減らし、その兵を戦線で言うなら2番目の拠点に移します。で、敵軍が最前線に攻め込んできたら、すぐさま後方の拠点から大軍勢で繰り出して蹴散らし、敵国の総兵力をジワジワ削いでいったりもできます。

更にそこに駆け引きを加えて、こちらが落としたいと考える敵国の拠点の駐留兵数が多い場合、その目当ての拠点に向けて真っ向から攻め込むのではなく、敵国の別の拠点に向けて進軍させます。すると、こちらが落としたい本命の拠点から敵は援軍の兵を出兵させます。その援軍の軍団がある程度進軍したのを確認して、こちらの拠点からその目当ての拠点に攻めかけます。ここで重要なのが本命でない方の拠点を攻めてる部隊が簡単に負けてはいけません。必死に戦いを長引かせる必要があります。

簡単に落としてしまってもいけません。そうなると援軍で出兵した兵が戻っていってしまい、本命の拠点を攻める自軍本体がきつくなります。言うなれば五分の戦いをそこで行う事で、目当ての拠点が落としやすくなります。一番のベストはそうやってオトリ部隊が別の拠点攻撃で奮戦してる間に本体が目当ての本命の拠点を落とし、すぐさまその落としたばかりの拠点からオトリ部隊が奮戦する拠点に進軍させるのです。すると拠点を追い出された兵と、こちらのオトリ部隊に突っかかってた部隊らを一辺に挟み撃ちにして一網打尽にできて、本命ではなかった敵拠点もついでにゲットしてしまうという風になれば最高です。

こういったように、RTSの魅力の1つである駆け引きというのが簡単に楽しめるのが【革新】のウリでもありました。

本格的なRTSとなると、兵科の相性(じゃんけん概念)や兵科そのものを細かく操作して指示を与えなければいけないので難易度はぐっと上がりますが【革新】は基本的に軍勢の出陣、目標地点の決定を決めるだけで、闘士ゲージというのが溜まれば発動できる戦法などを適時発動させるというのもありますが、これはゲージが溜まり次第、即発動というやり方をしても問題ありませんし、RTS初心者には非常に遊びやすいんです。

斯く言うcocさんも【革新】で遊ぶまではRTSが苦手でした。遡れば【半熟英雄】というのもRTSで、言うなれば大衆ユーザーに向けた初のRTSだったと言えるかもしれませんね。で、その半熟英雄は遊びましたけど、あれはそれこそRTSの初歩の初歩みたいな感じでしたし、苦手とか難しいとかはかんじませんでしたけど、それ以外で本格的遊んだRTSといえば、DCの【ハンドレッドソード】だけでした。

ハンドレッドソードも面白かったんですけど、ネット対戦するとボロ負けしちゃうんですよ。

それでRTSに対して確固たる苦手意識が生まれた感じです。

RTSを敬遠する人って、一度に沢山の情報と行動を処理して管理しなきゃいけない煩わしさと、そのドタバタから生じる焦りが嫌だって思う人が多いと思うです。

事実、cocさんがそうでしたからw

でも、それは【革新】のように、初心者でも遊べる難易度の作品を選ばないから、そういった焦りに陥ってしまうです。

キチンと初心者向けからやっていけば、RTSの駆け引きの面白さに気付くと思います。そして面白さに気付けば、その自由度の高さにも気付くようになるはずです。

RTSの自由度ってホントに凄いです。

信長の野望って、国取り、城取りゲームだから、奪うのが大前提のゲームなわけですけど、革新では【捨てる】という選択も戦略として使おうと思えば使えるんですよ。

つまり、敢えて城を奪わせる。進軍させ、進軍させ、頃合で領地で後ろを閉じてしまうというやり方なんです。

前線の一点を手薄にして、そこを攻め落とさせるんです。そして次に攻め込んで欲しい城を手薄にして、ドンドン敵軍を自軍支配エリアの中と誘い込むんです。で、頃合で元の最前線の城を奪い返せば袋の鼠。あとは四方八方から攻撃してやれば成す術なく壊滅してくれます。

最前線をドンドン力押しで押し上げていくというやり方、間隙、挟撃といった知力戦で敵軍の最前線を壊していくやり方、誘い込んで墓穴を掘らせるという策謀戦で敵軍を衰退させるやり方、様々なやり方でゲームを進行していける、それが陣取りRTSの面白さの核だとcocは思っています。

最新作の【天道】ではそのRTS部分がどういったように進化するのか、今から凄く楽しみです。

ただ、残念なのは既にモニターがゲームプレイに堪えられる状態ではなくなってしまったので、実際に遊ぶのは随分先になりそうなことです…。

不景気で依頼仕事のギャラが暴落+医療費負担の改正件ので生じる負担額増(持病持ちなんで^^;)で、最近はずっと厳しい金銭事情が続いており、なかなかその流れを抜け出せないので、モニターの年内購入は恐らく無理でしょう。つーことで、cocさんが【天道】を遊べるのはPK(パワーアップキットという追加ディスク)が出た後くらいかもしれませんけど、かならずプレイするつもりです。

ま、cocのプレイ可能な時期はとにかく、最近ではウンザリするほど無双シリーズの連発と、信長オンラインの方ばかりに注力して、肝心の本家シリーズのタイトルは携帯機に過去の作品を移植したり、リメイクしたりという御茶濁しばかりだったので、ようやく本家シリーズの最新作を出してくれたことが素直に嬉しいですね。

そして、合戦に無双システムとか入れたりしないかと内心ヒヤヒヤしてたりもしてたんで…、ほんとそうじゃなくて良かったですw

それでは、プレイできる日を楽しみにしつつ、今回はこれにて終わるとします。





*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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