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モンスターハンター探険記 Vol.85

オフラインモードは時間的都合でまだクリアはしてませんが、既に終盤まで進んでおり、オンラインではHRも30を超え、いよいよ上位クエストへの参入となったこの段階は、正に中間地点と言えるのではないでしょうか。

っということで、ここまで遊んできた上での感想、つまりセカンドインプレッションを今回と次回の2回に分けて書くとします。

今回の3で一番評価出来る点は【生態の練り込み】です。

既存のシリーズ作品での"狩場"というのは、独立した複数のエリアが入り口と出口で繋がっていて、各エリアに動的オブジェクトが配置されてるという、いかにも"ゲーム"らしい単純な仕組みでした。

しかし、今回の3では、1つのエリアは、それ1つで独立してるわけでなく、隣接してるエリアと相互影響を受け合うのです。

つまり、エリア1とエリア2が繋がっていたとします。今までのシリーズ作品では、そのエリアはそれぞれが1つのエリアで完結していたのです。

エリア1で何が起ころうとも、エリア2には一切の変化は起きませんでした。

ただし、特定のクエストでフラグを発生させることで、他のエリアに配置されてる動的オブジェクトの構成に変化が生じるということはありましたが、結局それもフラグを発生させてしまえば、各エリアは独立した環境のままになります。

ですが、今回の3ではエリア1で何かが起きれば、エリア2に変化が生じます。

例えば、エリア1に草食モンスターという動的オブジェクトが配置されている場合、そのエリアに肉食モンスターが入りこめば、草食モンスターはエリア1からエリア2に逃げてきます。

今までのシリーズでも草食モンスターが肉食モンスターの同一エリア登場によって逃げ出すことはありましたけど、それは逃げるという演出として処理はされていましたが、実際は消えていただけで、隣のエリアに逃げるという仕組みではありませんでした。

しかし、3では、エリアから逃げ出した動的オブジェクトは他のエリアに移動し、そこで活動を続けます。

更に面白いのが、エリア1に草食モンスターが居て、エリア2に肉食モンスターがやってきたとします。すると、エリア1で活動している草食モンスターがソワソワしだします。

周りをやたらと警戒したり、威嚇のような鳴き声を唸らせたりして落ち着きがなくなります。

そういった草食モンスターの様子を観察することで、近くのエリアに肉食の大型モンスターが居るということがわかったりするのです。

つまり、複数のエリアで構成されている1つのフィールドが、今までは独立したエリアの集合体だったのを、1つの関連性で繋がり、複数にエリアが分岐しているというのがフィールドということになったのです。

この仕組みの変化によって、どのエリアにどのモンスターが確実に居るという、ロジック的な配置物という無機質な存在ではなく、場合によってはエリア内の状況が変化するというのは、"狩場"というフィールドの箱庭感を増す結果となりました。

次に大きな変化とし特筆すべきは、モンスターにスタミナの概念が導入された点です。

既存のシリーズ作品において、モンスターにはスタミナという数値概念は組み込まれていませんでした。

それを今回導入したわけですが、スタミナをモンスターが有することでどういった変化に繋がるか?ですが、モンスターの行動が永続的ではなくなったのです。

モンスターのスタミナが著しく減少すると、極端にモンスターの動きは鈍くなり、モンスター固有の特殊攻撃(ブレスや突進など)の効果が格段に落ちます。ブレスなら、吐き出せなくなったり、突進なら走れなくなったりなどです。

こういった変化に伴い、モンスターを狩る上での攻略に既存のシリーズとは違う別の角度の攻略方法も生まれました。

今までなら、攻撃を回避し続けているだけでは戦況を好転させることには繋がりませんでしたが、今作では回避し続ける、つまりモンスターに攻撃させ続けることで、スタミナ切れを起させることが可能になったのです。

プレイヤーの攻撃の刺激により、怒り状態になったモンスターの攻撃力は上昇しますが、その行動によるスタミナ減少も激しくなります。ですので、モンスターが怒ってる時には無理に攻撃せずに回避に専念するだけでも、相手を弱らせることに繋がるようになったのです。

やたらと突進してくるモンスターなら、突進させまくって、それを回避していれば次第にそのモンスターはスタミナ切れを起します。そして足が止まったときに一気に攻撃を叩き込む。そんな攻略の方法も3では可能となったのです。

ちなみに、打撃属性の攻撃はスタミナを奪う効果が高いので、上述したスタミナ切れを視野にいれた打撃属性の有効性というのも3ならではの選択肢です。

今までのシリーズでは一部の部位破壊とスタン(頭部への攻撃による気絶)を期待できるというのが、打撃属性武器の優位性でしたが、そこに今回はスタミナを素早く奪う事もできるようになったことで、個人的な主観ですが、戦力として一番の花形がハンマーのような気がします。

さて、今回は生態とスタミナの2点を取り上げ、それ以外については次回に書くとします。

それでは、今回はこれにて。


*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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