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モンスターハンター探険記 Vol.93


cocさんのある日のモガ村の風景。それが今回の主題です。

モガ村とはいわゆるオフラインモードの事を指すのですが、3ではこのオフラインモードとオンラインモードの関わり具合が上手くできてるんです。

初代~Dosの印象が強く残ってる方なら、オフラインモード=つまらない。とりあえずネットに繋がない人の為に用意した程度っというイメージがあると思うんですが、3では面白さも段違いであると同時に、オンラインプレイを快適に遊ぶ為の存在価値という側面もあったりします。

PSP版で登場した【農場】システム。これは特定のフラグを消化していくことでポイントが貯まっていくシステムで、その貯まったポイントを使って、キノコの栽培や草花系の栽培、虫の養殖などができていました。

その農場システムを3でも採用し、キノコ、草花、虫系統のアイテムをポイントを消費することで、栽培してくれます。

しかし、PSP版と大きく異なるのが、そのポイントを獲得する為に用意されたのが、制限時間の無いフィールド【モガの森】です。

このモガの森というのは、クエストフィールドの【孤島】をそのまま使っていて、制限時間を気にせずに採取などを行う事ができるのです。そして、このモガの森には、オフラインクエストで捕獲した大型モンスターが一定の周期や条件などのサイクルで出現するようになっていまして、それらのモンスターを倒す事で【資源ポイント】が得られます。(雑魚モンスター倒してもポイントは少ないけど入ります。)

そして、このモガ森で大物モンスターを倒すと、モガの村に定期的に立ち寄ってくれる交易船との貿易、平たく言えば物々交換なんですが、その貿易に使えるアイテムを得ることもできます。

それ以外に村には三隻の船があり、その船に漁か宝探し、狩猟かの指令を出して出航させることもできます(出航の目的別にポイントが必要)

整理すると、オフラインモードには農場と漁港あり、それらにポイントを使う事で消費系アイテムの生産をしてくれる。そしてたまにやってくる交易船とも取引でアイテムが入手でき、それらを行う上でベースとなるのが制限時間無しで探索できるモガの森ということになります。

そういったオフラインモードが何故オンラインの助けになるかと言いますと、消費系アイテムの補充がかなり円滑に行える為です。

例えばモンハンでおなじみの回復アイテムに関連する素材の代表格である【ハチミツ】。

農場には3匹までの農夫ネコが居り(農場の開発レベルが最高の場合は3匹という意味)、そのネコに栽培を命じれば、オンラインクエストなら1回、モガ森の場合は3分以上程度の活動後に帰還すれば、栽培指定していた物を作り終えてくれてます。(ハチミツの栽培に必要なポイントは1回100P)

ですので、3匹にハチミツの栽培をお願いしてから、モガ森に出掛け、その中でハチミツ採取ポイントで10個集めて帰還します。で、農場で栽培の収穫を行えば、1匹につき最大で10個栽培してくれるので、3匹に同じ物を頼んでおけば最大で30個が得られるのです。でも失敗というケースもあるので、3匹総合で25個くらいってのが平均的です。

なので、僅か数分で35個程度のハチミツの補充が可能なんです。

ハチミツ以外でも、モガ森の採取や農場の栽培で得られる消費系アイテムの合成素材は多く存在します。

不死虫、マンドラゴラ、アオキノコ、ニガ虫などが回復系アイテムの素材としては代表格で、モガ森採取、または栽培。もしくはその両方でも可能なアイテム達です。

更に、3ではPSPのMHP2Gで初搭載された【お供システム】も採用していまして、P2Gではアイルー(白ネコ)がプレイヤーのお供としてオフラインクエストに同行し、様々なサポート的行動をとってくれてました。

3では、そのお供に【鬼面族の子供】の"チャチャ"が採用され、そのチャチャの能力の1つに"お面"というものがあるのです。

お面にはその個体毎に特殊な能力が備わっており、千里眼のスキルをいつでも発動して大型モンスターの居場所を教えてくれたりするお面や、水中の中で息継ぎをさせてくれたり(息継ぎゲージの回復をしてくれる)、既存シリーズでおなじみのマカ壷の機能を備え、アイテムを渡すと、そのアイテムを変化させてくれたりするお面なんかがあります。

cocoはその中で、マカ壷のお面を良く使います。

上述した、農場の栽培と自身でのモガ森での採取の際にマカ壷のお面を装備したチャチャにアイテムを渡して、ハチミツやらアオキノコやら、クモの巣などを採取したり、こんがり肉を焼いてたりしてる時に、アイテムの変化の知らせとなる色付きの煙をお面の上から立ち上らせてると、それを回収するって寸法です。

このマカ壷のお面で増やせるアイテムは何でもOKというわけではないんですが、活力剤や栄養剤、生命の粉塵、栄養剤グレート、回復笛、秘薬、いにしえの秘薬といった回復アイテム系に変化させることが出来ますし、落とし穴、大タル爆弾G、強走薬グレートといったものにも変化させることが可能なので、一気に量は作れませんが、上述した農場の栽培と、その栽培の完成フラフを消化しにいく為のモガ森での採取活動のオマケとして、そのマカ壷のお面でアイテムを変化させてたりします。


ちなみにマカ壷のお面で渡せるアイテムor変化後のアイテムの法則は以下の通りです。





ランクA/渡せる最大数=5個
アオキノコ にが虫イキツギ藻ニトロダケ石ころ
忍耐の種大タルネムリ草怪力の種ネンチャク草
火薬草ハチミツクモの巣氷結晶げどく草
不死虫サボテンの花ペイントの実小タル棒状の骨
ツタの葉ボロピッケル砥石ボロ虫あみトウガラシ
マヒダケドキドキキノコマンドラゴラ毒テングダケ薬草
↓  ランクB/渡せる最大数=5個  ↓
ピッケル虫あみ回復薬生命の粉酸素玉
解毒薬クーラードリンクホットドリンクペイントボール漁獲モリ
↓  ランクC/渡せる最大数=3個  ↓
ピッケルグレート 虫あみグレート回復薬グレート活力剤消臭剤
漢方薬鬼人薬硬化薬毒けむり玉漁獲モリグレート
↓  ランクD/渡せる最大数=1個  ↓
打ち上げタル爆弾小タル爆弾G栄養剤生命の粉塵元気ドリンコ
増息薬鬼人薬グレート硬化薬グレート捕獲用麻酔玉千里眼の薬
↓  ランクE/渡せる最大数=1個  ↓
打ち上げタル爆弾G大タル爆弾栄養剤グレート回復笛強走薬
解毒笛鬼人薬笛硬化薬笛こやし玉トラップツール
↓  ランクF/渡せる最大数=1個  ↓
落とし穴大タル爆弾G秘薬いにしえの秘薬強走薬グレート
増息薬グレート怪力の丸薬忍耐の丸薬音爆弾閃光玉

*文字の色は立ち上る煙の色を意味しています。

上の表は見ての通りで、放り込むアイテムが変化するのは次の上位ランクのアイテムです。

つまり回復薬を放り込むと、それはランクBなので、変化して得られるアイテムはランクCのアイテムとなります。尚、各煙の色で2個づつアイテムがありますが、そのどちらを得るかはランダムか固有の乱数確率で決まる模様です。

しかし、強引に欲しい方のアイテムを得る方法があります。チャチャから受け取る前に、アイテムポーチを一杯にしておくと、チャチャにアイテムを渡して欲しい指示を出しても"○○はそれ以上持てない"という表示が出るので、その表示されたアイテムが欲しいアイテムなら、即剤にポーチの空き枠を1つ作って、煙の色が変わらない内にチャチャに再度受け渡しの支持を出せばOK。

もし不要なアイテムの方だった場合は、そのまま煙の色が変わるまで放置しておけば再抽選になるので、もう一度目当てのアイテムが得られる煙の色に切り替わったら受け渡しの支持をしてみてください。


プレイスタイルによって、補充頻度の重要性は人それぞれでしょうけど、coc的にオススメなのは、回復薬→回復薬グレートor活力剤。活力剤は秘薬の調合素材になるので意外に重宝します。

回復薬グレート→栄養剤or生命の粉塵。生命の粉塵は意外に作るのが面倒なので作るのが容易な回復薬グレートを放り込んで生命の粉塵を得るのもオススメ。

打ち上げタル爆弾→栄養剤グレートor回復笛。この流れが一番のオススメかな。打ち上げタル爆弾は店買いできるので、安売りの時に大量購入しておいて、モガ森に6個持ち込みます。栄養剤グレートだったら、そのまま所持。回復笛になった場合は、その回復笛をそのまま放り込んで、秘薬、いにしえの秘薬か大タル爆弾G、落とし穴に変化させるのが吉です。強走薬グレートを狙ってもいいけど、増息薬グレートというcoc的にはハズレな物を引く可能性があるので、黄色煙は少々リスキーです。


たしかに少々面倒ではありますが、栽培しながら、モガ森で採取してるなら、そのついでにマカ壷ってのが欲張りなcocさんの消費アイテム補充作戦のスタイルです。

ちなみにcocさんの栽培フラグ消化目的のモガ森採集の流れは以下のような感じです。

■持ち込むアイテム
・回復薬x10(マカ壷で活力剤狙い)
・打ち上げタル爆弾x6(栄養剤グレート、秘薬、いにしえ、大タルG狙い)
・生肉x10
・連続肉焼き機

■モガ森採取
・ハチミツ
・アオキノコ
・クモの巣
・ケルピの角(いにしえの秘薬の調合素材)
・不死虫
・雷光虫

持ち込みアイテムでマカ壷変化させながら、お肉を焼きつつ、エリア1-2-3-7を回り上述素材を採取します。

その過程で大物モンスターと出会えば、一気に殲滅して資源ポイントも稼ぎます。

で、戻ってきたら、農場で収穫です。

なお、農場で栽培するアイテムは、ハチミツ、不死虫、ネンチャク草、マンドラゴラ、龍殺しの実、アオキノコなどを指定する傾向が強いです。

これらを繰り返すことで、オンラインでの狩りがとても楽になるのです。

これが、従来のシリーズのオフラインの取って付けた感のある内容とは違う部分なんです。

オフラインモードのエンディングを迎えても、オンラインの狩りを厚くサポートできる仕組みがあることで、オフラインとオンラインの密なる関係が築けていて、オン、オフ問わず、トータルパッケージとして楽しめるようになってるのです。

3を評価する場合、もしかしたらこの点が一番かもしれませんね。

それに、オフラインだけで事が済んでしまうなら、狩り、狩り、狩りの連続で気持ちが疲弊していきますから、こうしてオフで消費アイテムの収集がふんだんに行えるのはゲームとの距離感やテンポを変化してもらえるので、気分転換にもなるんです。

つまり、消費アイテムを補充するだけでなく、狩りへの気分も再充填してくれる作用もあるとcocは感じるのです。そこらへんがカプコンにしては奇跡の神調整だと思う次第ですw

そんなわけで、一回分にしてはえらく長々と書いてしまいましたが、オンラインでHR50を超えても、オフライン稼働率が高いままの本作はやはり名作認定しても良いのではないかと強く感じるcocさんの私的狩り生活の実態報告を終えるとします。

それではまた次回です。




*原文投稿時間不明の為、00時00分として転機しました。

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